雪道を歩く

雪道は、危ないのです。
一歩一歩、歩みを慎重に進めましょう。
転ばないように全ての神経を足先に集中させましょう。
偉そうにふんぞり返って歩いてはいけません。
颯爽と歩いてはいけません。
大切なものを抱くときのように、神様にお祈りするときのように歩きましょう。
でないと、すぐに自然からしっぺがいしがきます。
雪国では、いい気になって雪道を歩いて転んだ人は
「罰(バチ)が当たった」と言われます。
罰(バチ)が当たらないように、謙虚に歩きましょう。
しかし、慎重に歩かなくてはいけませんが、
道に足跡が無くて誰も通っていないからといって、歩みを諦めてはいけません。
その先に行かなくては、時は進まないのです。
勇気を出して一歩を踏み出しましょう。
誰も足跡を付けていない道を歩くのは、
何か自分が道を造っているような気がして気持ちが良いものです。
それに、子供たちやお年寄りが安心して歩けるように、
道を造って上げましょう。
でも、あまり張り切ってもいけません。
無理に進もうとしてはいけません。
雪は全てを包み隠していますので、
見えない溝に はまってしまうかもしれません。
雪庇に上がったりしたら崖下まで落ちてしまうかもしれません。
とても危険なのです。
慎重に、慎重に、雪がなかったときの その道を思い出して、
予測して、確かめて、安全に歩みを進めましょう。
ぐぐっ、ぐぐっと、自分の一歩を確かに感じて、
確実に雪に刻むように歩きましょう。
そして時々、後ろを振り返り、自分が歩いてきた道を確かめましょう。
もしかしたら、獣道に迷い込んでいるかもしれません。
迷った、と思ったら躊躇せずに後戻りしましょう。
間違いは誰にでもあるものです。
もし滑って転んだとしても、立ち上がればいいのです。
恥ずかしがることはありません。
雪国に住んでいる人は多かれ少なかれ滑って転んだことがあります。
雪の深みにはまったことがあります。
だから誰もそれを責めたりはしません。
責められるとすれば、
自然を侮り、自分を過信したときです。
雪国庄内ではそのような人を「ほじなし」と言います。
「本地なし(正気を失った者)」と言う意味です。
雪国では自然に畏敬の無い人は、正気を失った人なのです。
慎重に、安全に、しかし大胆に勇気を持って、
自然を畏れ、感謝する気持ちを持って、
時には後に続く誰かのために、
そして、自分の目的を遂げるために、
「雪道を歩く」
それは、何かしら「人生」に似ています。
伊藤さんは銀塩をお使いですか
この空の鮮やかさ、リバーサルフィルムなのかなぁとおもって
雪道を歩くときも然り、慎重さ・繊細さと大胆さを
兼ね備えた生きかたできたらいいのになぁと思っています
正解です!リバーサルフィルム(もっぱらフジのRVP100です)を使っています。そして、PL(偏光)フィルターも使っています。
こういう青が出るからリバーサルはやめられませ~ん。(^^ゞ
雪道の歩き方はnyoromakikoさんも身体に染みついているでしょう。
雪の降らない地域に雪が降るり、テレビで歩くのに四苦八苦している人を見るといつもこんなふうにぼやいています。
すいこまれてしまいそうです。
リバーサルフィルム、っていうのを使うんですか。。
まだカメラは持っていないですが(笑)
でも、いつか、青い雪の写真を撮ってみたいです。
一般のフィルム(ネガフィルム)は、色が反転していますが、このフィルムは被写体そのままの状態なんです。
スライド映写機があると大写しで映写できますよ。
プロが撮って雑誌に載っている写真はほとんどがリバーサルです。
もっとも、最近はデジタルが多いかな・・・。
それから遅くなりましたが、
あけましておめでとうございました。
ご挨拶しようと思いながら遅くなってしまいました。
この写真の違うアングルのは、以前壁紙で拝見してとても感動したのですよ。
確か出張先から撮ったものと記憶してますが、当たってるかな・・・。
雪、すごいですね。
雪かきに疲れて、毎日ドリンク剤常用してました。でへへ。
「雪道を歩く」、本当に人生に似ていますね。
「でって、あのばっつだばほんずねごど~」
って、言われないようにしたいけど・・・。
今年も伊藤さんの写真を楽しみにしています。
少し写真を休んでいるチャペでした~。
ひよきちと申します。
「冬茜」で検索しておりまして
こちらのブログに辿り着きました。
お写真の美しさ、そして文章の温かさに惹かれ
今日初めてこちらのブログを拝見したばかりですのに
不躾とは存じましたがトラックバックさせて頂きました。
これからこちらのブログを拝見させて頂きますのを
楽しみに致したいと思います。
どうぞよろしくお願い致します(*^_^*)
お久しぶりです~。探しましたよぉ。ちゃーぺ、ちゃぺ、ちゃぺっ!って。(^^ゞねごだがや~・・・。
>確か出張先から撮ったものと記憶してますが・・・
そうそう、いや~嬉しいな♪ 憶えていてくれたなんて。(^o^)
そうなんですよ。岩手県で撮影したものですね。
こんな綺麗な青空と雪は日本海側では滅多にお目にかかれませんよね~。
それにしても、本当にこの雪、やんだぐなりますよねぇ。(--;)
私もリポDが離せません。先週の土日も、もはや雪を捨てないとダメだと思って、家の正面にもっちり積もった雪を家の裏側移動したんですが・・・、1/3でダウンしました。(--;)根性無しです・・・。
「雪道を歩く」は雪道の歩き方をちょっと書いてみようかな~、なんて書いているうちに本当に人生に似ているな~、なんて思いますね。
でも、爽やかな大平洋側の写真とマッチしていませんね・・・。
ではでは、今年もよろしくね~。
「冬茜」でたどり着いたと言うことは、HPの方からですね。ありがとうございます。
冬茜は思い出深いシーンでした。
雪は私たち雪国で生活する人間にとっては厄介者なのですが、生活に密着しているからこそ思い出もたくさんあります。「雪は、大嫌いで大好き」って感じでしょうか。(^^ゞ
先ほどブログにもおじゃまさせて頂きましたが、とても興味深い話題が満載でした。
実は明日早く出張なものですから、ゆっくり拝見出来ませんでしたが、帰ったらまたおじゃまさせて頂こうと思います。
では、これからも是非よろしくお願い致します。
色がいいですね!青と氷の透明感
神秘さえ感じます。このお写真、今度の作品に使いたいんですが、お借りしてっても
よろしいでしょうか?
では、また来ます
リバーサルフィルムは使ったことがありません・・・・高いから!!(><)
文章も温かみがあっていいですね。慰められる感じで好きです