土用の日

Nikon D200 Nikkor 24-85□□
山形県遊佐町吉出□□
昨日の7月19日は『土用の丑の日』でした。
この『土用』とは、日本独自の暦『雑節』の一つで、立春、立夏、立秋、立冬の前18日間を言うのだそうです。それぞれ、立春前の「冬の土用」が1月17日頃、立夏前の「春の土用」が4月17日頃、立秋前の「夏の土用」が7月20日頃、立冬前の「秋の土用」が10月20日頃から始まります。
現在は、その中で「夏の土用」の間の「丑の日」にうなぎを食べる「土用の丑の日」が私たちには最も馴染み深い『土用』と言えるでしょう。
この『土用』の意味には、とても奥深いものがあるのですが、簡単に言うと、季節が次の季節に変わろうとするときの「土の気」が盛んになる期間、と言うことでしょうか。
季節は急に変わるのではなく、緩やかに交代してゆきます。その季節の中で生き物たちは、死んで土に還り、そしてその土からまた新しい命が誕生してきます。土には死と再生が行われる性質があるのです。
季節から季節に移り変わるとき、その異なる季節の間に「土用」を置くことで、盛りを過ぎ消滅する季節と、まだ充分に成長していない新しい季節を静かに交代させる、と言うことでしょうか。
そんなことから、土用には古より様々な禁忌〔きんき〕があります。
例えば土用中に土を犯すことは忌むべきこととされ、土いじりをしてはいけない、丑の日に大根の種をまいてはいけない、殺生はいけない、埋葬は延期しなければならないなどの禁忌が設けられているそうです。
これら土用にまつわる禁忌が生み出された背景には「土用中は季節の変わり目であるために、農作業で大仕事をすると体調を崩しやすい」などの、先人の戒めが込められているといいます。
『雑節』は農業に従事する人たちの生活の知恵の結晶ともいえるものなのです。
では、何故この日にウナギを食べるのでしょうか?
実ははっきりとしたことは分かっていないのだそうです。
夏の土用の時期は暑さが厳しく夏ばてをしやすい時期ですから、昔から「精の付くもの」を食べる習慣はあったそうです。 土用蜆(シジミ)、土用餅、土用卵などの言葉が今も残っているそうです。もちろんウナギも「土用ウナギ」として精の付くものだったようです。
一説には、幕末の万能学者として有名な平賀源内が、夏場にウナギが売れないので何とかならないものかと近所のウナギ屋に相談され、
『本日、土用丑の日』
と書いた張り紙を張り出したところ、大繁盛したことがきっかけだとか・・・。
って事は、この時にもしも相談したのがウナギ屋ではなく、蜆(シジミ)売りだったら、土用の丑の日は蜆(シジミ)を食べる日だったかも・・・。(^^;)
雑節にまつわる雑談でした。(^o^)
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最近の庄内は梅雨が明けずにジメジメジトジトですね。今年の梅雨明けは長いですね~。
この写真は、たまたま晴れた日に白井新田に行った帰りの何気ない畑の風景です。何かとても気に入って足を止めて撮影しました。
小高い地域の畑からの庄内平野の緑がとっても良いですよね。昼過ぎの若干逆光気味の光がビニールハウスや家々に反射して何か懐かしい感じがします。
何気ない普通の風景ですが、そんな風景だからこそ懐かしいですよね。
(^^)/
色鮮やかなお花の写真。元気が出る写真ですね。
庄内も暑い夏を迎えているのでしょうか。
写真から昼下がりの暑い日かな、という印象を受けました。
色鮮やかな花、その奥に広がる田んぼの緑鮮やかなじゅうたんが気持ちいいです。ハウスと思われる光の反射がなんとも懐かしく感じました。
普通に見られる風景でしょうけど、それが普通であることがやっぱり幸せです。
ここは私が生まれ育った山形県遊佐町の普通の風景です。子どもの頃、学校から帰って友達と畑や空き地で遊んでいるとこんな風景がそこかしこにあったものでした。
今でもこの町にはこんな風景がいっぱい残っていて、特段自慢できるような特別な風景ではないのですが、それがかえって良い感じの風景ですよね。
平賀源内さんって香川県さぬき市志度なんですねぇ。
先ほど検索してみたら、ほんとだ、記念館が出来ているみたいですね。
讃岐、と言えば「うどん」ですが(^^;)、実はここ庄内も「麦きり」と言われるうどんの産地なんですよ。
もっとも、地元に人に「麦きり」を「うどん」って言うと「うどんじゃないんだよっ!」って怒られてしまいますが・・・。(^^;)原材料はまったくうどんなんですが、うどんじゃないんです。(^_^)v不思議でしょ。
(^^)/
太陽が西に傾き、陽射しが斜めに差してくると風景が急に立体的になります。
特に逆光で風景を見ていると、本当に空気が見える時がありますね。それを映し込むことが出来たときは何だか幸せな気分になります。
止められませんね~、写真。
(^^)/
ふとした場所にあるのでしょうが
なかなか見つけられません
ましてや美しい写真には出来ません
ミニニュース
今回の旅で
平賀源内さんの出身地
志度にも行ってきました
志度寺の近くに
立派な博物館が出来ていました
空気がちゃんと、カメラの中についてきたのですね。
ジッと見ること。
頭の中で繕う私の課題です。