いみしん新聞・常陸の国

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治療情報をIT活用へ・・

2006-03-15 12:03:45 | 世相・意見
医療を受ける患者が治療記録と診療明細を見られるようにするIT化の活用が急務である。
記録様式も標準用語も統一されず紙とペンで書かれた関係者間だけの用紙は治療記録にもならず治療計画を進める患者の為にならない。
二〇〇六年現在の医療機関は診療明細(レセプト)の電子化も経費負担に慎重で進まず患者の医療負担明細も不透明で申告税の医療還付さえもままならない。
セカンドオピニオンへの医療検査の記録閲覧も善意の提供にすがっているようでは「誰が主なのか」と問いたい。手術経過と検査記録を患者自信で管理できれば安心して継続治療計画も立てやすい。
       
二〇〇六年一月から運用が始まった「静岡県版電子カルテシステム」は手術を行った医師の所見や検査記録のCDーROM「診療情報提供書」名の電子紹介状を通院し易い診療所や他の医療機関への紹介状と共に患者へ有償提供し始めた。
患者の個人情報を守る為にパスワードが付いている。患者は自宅パソコンでも見ることができる。
厚生省はこの静岡方式を強化して二〇〇七年度中に全国医療機関で無償運用ソフトを配布する計画である。
初めての試みでまだ問題点も指摘されてはいる。例えば「患者が医療記録を見てショックを受ける」「個人情報が他に利用されないか」「医療記録の管理責任は誰にあるのか」「運用と管理の法的制定の不備」等々あるが改革改善へともかく進める方向はよい。
患者の治療時にもベットの脇の端末で確認もできるようすれば事故も防げる半面「個人情報の管理」が最も重要になる。
今後は法的に「治療情報管理法」を定めて「医師の所見や治療記録や検査記録は一定期間後は患者に属する」とすべきで法的に「治療データベース登録」へ移行義務化もあろう。医療事故時の不都合なカルテの改ざんや遺棄など防ぐ効果もある。

静岡県版電子カルテシステムとは・・下記URLで参照下さい。
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