アーティストもね、そりゃ色々なレベルの人がいますよね。
プロでもアマでも。
いわゆるアマチュアも出られるライブハウスと言う場所は、当然プロレベルより
落ちるアーティストが比較的多くなるわけなんだけど、それでもまあ、ズブの素人
から比べれば雲泥の差はあるよね。
まあ、T☆ROCKSは歌や演奏のレベルはそれほど問わない。
本当のことを言えば自分が凄いと思ったアーティストしか出したくないけど、
そりゃムチャな相談だわな(笑)。
ま、そうは言ってもほとんどは興味深いし、面白いアーティストさんがとても多いので
観るのは楽しいね。
出演を遠慮してもらっているのはお客さんを不快にさせるパフォーマンスを
するアーティストかな。主観になっちゃうけど、変わったことをやっても、どこか
ユーモアがあったり、暴力的とかホラー要素などがあってもそれが計算された
パフォーマンスやポーズでお客さんがそれを楽しんでいればいいよね。
貸切の場合はもうちょっと規制が緩くなる傾向にある(笑)。
イベントの関係者しか入場しないから、始めからそういうパフォーマンスを
知っていて来店するわけだからね。
最近気になるのは、明らかに練習不足でほぼまともに演奏できない曲を
ステージでやるアーティストさんがたまにいること。
ヘタな演奏ってのと、練習不足で再現できないって言うのはちょっと違うと思うんだよね。
コードをうろ覚えってのも多いんだけど、よくその状態でステージでやろうと思う
なあと思うんだよね。
まあ、TV番組でもないし、プロじゃないからそんなに大げさな責任感みたいな
ものも持たなくてもいいっちゃいいんだけど・・・。
自分だったら、絶対安パイの歌と演奏しかしないけどね。
若い人は結構肝っ玉あるなあと思うときもあるよ。
俺なんか色々用意周到にしてステージをやるし、歌に関してもなるべく有利に
なるようにキーはしっかり決める。もし中途半端になるようなら、チューニングを
変えた楽器を使うか、ピッチシフター使っちゃう。背に腹は代えられないってやつだよ。
サウンドクオリティは下がるけど、一般のお客さんは歌が一番大事だからねえ。
自分は歌や演奏にそれほど自信がないから、出来る限りの練習をつんだあとは
なるべくうまく聞こえるように一所懸命に知恵を働かせて、見てくれた人に損を
させないように、最低限はやろうと思っているだけなんだけどね。
その上での好きか嫌いかはもう仕方ないからね。
また、もうひとつの要素としては、音のよさもあるね。
歌と演奏がもしイマイチでも、音がよければ少しプラスに働くよね。
”自分は機材に疎いので・・・”なんて責任を放棄していないで、最低レベルでいいから
自分の出している音色を意識して、お客さんに、”さすがステージに立つ人は素人とは
違うな”って思われるようになりたいところだよね。