教えて!TOSHIさん:ブログ版

ライブハウス<T☆ROCKS>のオーナーTOSHIによる、音楽や音楽以外・・のお話!

T☆ROCKS:TOSHI

小田急相模原ライブハウス <T☆ROCKS>のオーナー「TOSHI」です。 音楽の話、音楽以外の話・・などなど色々!HPの 「教えて!TOSHIさん」も更新中! t-rocks@jcom.home.ne.jp

義理と人情をはかりにかけりゃ・・・

2015-03-17 | 日記

いや、任侠の世界じゃないけどね。

 

世の中には、色んな人がいまして、一口にいい人とか、悪い人とか、

言えないわけで、それも一方方向から見ただけではわからなくて、人間と言うのは

そんなに単純なものではない・・・と言うことはさすがにここまで生きてくると、

少しずつわかってきます。

 

ちょっと時期とか、詳細は言えないのですが、ちょっとダメな人に出会いました。

簡単に言っちゃうと、ちょっとぼったくられまして・・・。

こちらが素人だから足元見られたわけです。完全に舐められましたね。

こう言う商売のやりかたをする人がいるんですねー。

 

俺なんて、まったく逆で、どうすればもっと安くいいサービスが提供できるか、

いつも考えているって言うのに。

貸切時間を30分から15分刻みにしたのもそのためですよ。

中途半端な21:10とかに演奏が終わると、数千円だけど微妙にもったいない

時間が出るけど、これを15分刻みだと少しお金が浮きます。

 

出演ノルマも持ち時間が一緒なら一人だろうと5人だろうと、店側はスタッフを

減らせるわけもないし、照明も同じだし、同じ料金を取りたいところだけど、

やはり少ない人数だと大変だろうから、不公平感が出ないように設定したり、

スタジオ使用やレコーディングもパック料金を設定している。

さらに平日1曲だけならもっと安く出来るようなプランもある。

 

まあ、もちろんサービス営業職なわけで、こんなことは至極当たり前のことなんだけど、

出来るだけ納得してもらえるようにスタッフ一同、努力しているわけです。

無料で「よいこのあゆみ」なども書くし、メールなどで機材や音楽のことも聞かれると

親切丁寧に答えている。

 

仮予約は完全無料。

イベントなどの際も前金も取らないし、当日でOK。

さすがにキャンセルは完全に損失になるのでキャンセル料として半額に設定している。

しかしその際も、出来れば取りたくないので、延期をおすすめしている。延期されても

こちらは何も特にはならないけど、(自分が悪いとは言え)演奏しないでお金は出来れば

払いたくないだろうからねえ。

 

まあ、そうやってなるべくなるべくミュージシャン目線で考えていこうと思ってやって

いるんだけど、なんか高感度を上げようと思ってのいやらしい発言みたいになっちゃった

けど(笑)、まあ、こんなのは商売をやっている人は完全に当たり前のことだと思うんですよ。

 

 

ちょっとかなり残念な人に出会ってかなりヘコまされましたね。

 

 

素人だと思って、舐めて、足元を見て、ふっかけてきたのと、非は全てこちらに

あるように仕向ける姑息な手段を取る人でしたね。

 

まあ、前途したように、それでも人間は色んな方面から見ないとわからないので、

きっと良心の部分もあるんだろうけど、かなり基本的に捻じ曲がった部分が大きい

方だったようですね。

 

で、それは私個人の問題だからいいんですけど、その際にとても助けになっていただいた

人もいまして、大変感激しました。感謝しかないですね。

「あんなヤツに助け舟を出してやるのはイヤだ」って思われたらもちろん誰も

助けてくれないわけで、少なくともそう思われないように生きていかないとと思うわけです。

結局、現実的にお金もとても大事ですが、自分を肯定してくれる方と言うのはとても

大きな財産だと思いますね。

 

自分もこんな大変な事案ではないですが、頼まれごとはよくされます。

自分で役に立つならかなり動きますが、やっぱり、人間なので「あいつには協力したく

ないな」って思ったらちょっと躊躇するかも知れないもんね。

 

 

義理人情ってきっと古い言葉だと思うんですよ。

若い人にはあまりピンとこないかも知れない。

でも全ての基本はそれで動いているんじゃないかと思うくらい大事なことじゃないかと

思うんだよね。

日本のとてもいい部分じゃないかと思う。損得だけで動くんじゃないというかね。

 

こう言う商売をやっているとクライアントさんは自由だから、多少、悲しい出来事も

あるし、11年もやっていれば組織として(そんな大げさなものじゃないけど)多少の

行き違いもある。

だけど、結局根底にあるのは義理人情かなあ・・・と思ってもいるんだけど、

まあ、もうちょっとライトな関係の方が今の時代にあっているのかな。

だからその辺は、あまりベタベタしないように気をつけてる(笑)。

それでも自分にかかわってくれている人たちには、全て仲間と思って義理人情を

出して行きたいと思っていますよ(笑)。


林 修先生

2015-03-17 | 日記

「今でしょ!」

いまさらこの人の話題を出すのはそれこそ「今ではないでしょ!」なんだけど、

別にこの人のことを書きたいわけじゃない。

確かにこの人はとてもスマートで頭もよく、常識人で、空気も読めるし、人の意見も

聞けるし、話やギャグもなかなかおもしろいし、知識と常識のある大人として好印象を

持たれているのは確か。

多分、8割くらいはあっていると思う。

 

 

で、予備校の先生になろうとして、努力して、職についた。

情熱を持って教えて、(多分)意図しなかったけど名物教師みたいになった。

面白いということでCMに出るようにオファーがきた。

急に人気が出た。

TV番組に出ないか?とさらにオファーが来た。

始め本人は断っていたが、熟考の末、タレント(かな?)になることを決める。

今も予備校で教えてるのかどうかは知らないけど、主にTV番組への出演が主な仕事かな。

まさに180度近く、仕事、及びまわりの環境、人生などが急転回して自分が当初、

意図していなかった方向に進んでいると思われる。

 

幸せかどうかはわからないけど、今も続けているということは、納得して気に入って

いるんだろう。

 

ここで、今回、言いたいことは、予備校の講師になるところまでは、自分でそうしようと

思って人生を進めてきたわけだ。結婚も(いつしたかは知らないけど)、タレントになる前に

しているよね。これも自分で計画して進めたはず。

その後、急に人気が出て、自分で意図せず、TVタレントになる努力も何もしないで、

一気にTV出演、元からの人柄や知識もあり、人気タレントとなる。

 

かたや何十年も、役者になりたい、芸人になりたい、ミュージシャンになりたい、と

願い努力してもいまだつかめない人もたくさんいる。

 

このことを話し出すと、むなしくなってしまうのは必至なんだけど(笑)、それでも

この林先生の、予備校で人気が出るまでは納得できるんだけど、そのあとの

サクセスストーリー(?と言えるかどうかは考え方次第なんだけど)に至っては

まるで本人が意図したことではなく、計画したことではなく、周りからもたらされた

部分が大きいと思うんだよね。

 

この部分は一体なんなのか?

 

もっと言っちゃうと、高校の夏休みに、地方から原宿に遊びに来て、竹下通りを

歩いていたら、芸能プロダクションにスカウトされて、そのまま業界入り、人気

タレントになり、一生、スーパーのレジ打ちを経験することなく(レジ打ちは例えです、けなして

いるわけではありません)お金にも不自由しない人生を送る。

はたまた、友人がオーディションに応募するのに頼まれて、付き合いで自分も応募したら

自分が受かってしまった。もっと言うと、家族が自分に内緒でこっそりオーディションに応募して

それがきっかけで歌手になれた・・・。などなどこういった事例は枚挙に暇がない。

 

もちろん、だからと言ってこれが必ずしもサクセスストーリーで、幸せになれる、楽な

人生を送れる、とは限らないことも重々承知なんだけど、この ”人生が自分の努力とは

関係ナシに周りの動きによって180度変わってくる” と言う現象は一体、なんなのだろう?

と思うことはある。

 

まあ、それでもここまでドカンと人生が変わってしまうから、不思議と思うわけで、

いわゆる普通に暮らしていても、色んな奇跡や偶然、周りが動いてくれたり、

などが重なって人生は動いているんだけどね。