自分も一応、歌いますけどね。
ベースボーカルやっていたんで。
でももちろん自信はない。もちろんって言っちゃいけないな(笑)。
まあ、主にオリジナル曲を歌っていたわけで正解が
あってないようなものだったんだけど、正直言って歌だけで納得
させられる自信はなかった。
総合的にね判断してもらって・・・バンド全体、楽曲、パフォーマンス
・・・etc的な(笑)。
今はNITE-RANGERで人の歌を歌っているわけだけど。
本職のボーカルの人(って言い方も変だけど)はさすがに
自分の喉や体調に最新の注意をはらっているなあとつくづく思う。
自分はやはりいい加減なんだなあと。
とは言え、やはりライブ当日は喉を傷めないように注意しているし、
来店してくれたお客さんは大変ありがたく嬉しいけれども正直
あまりたくさん話をしたくない。と言うかライブハウスと言う
特殊な環境、つまり大きな音、タバコの煙等の中で大声で話はしたく
無いって言うことね。それこそ喉を枯らしちゃう危険があるので。
まあ、せいぜいそのくらいなんだけどね。
リハでは普通に歌っちゃうしのど飴を舐めようとか特にない。
でもきちんとした(?)ボーカルの方は普段、例えば「セッションなんで
適当に歌ってくれない?」的な場合でも、キーが合わなくて喉に無理が
かかる曲とか週末にライブが控えているとか、色々な懸念がある場合、
歌いたがらない。
非常に自分の身体を大事にしている。商売道具だからね、もちろん。
自分なんか「え?歌っていいの?わーい」って簡単に歌っちゃうけど(笑)。
キーが合わなくてきつくてもそれはそれで面白いみたいな(笑)。
喉のことなんかあまり考えない。素人丸出しだな。
本当にボーカル職の方は、どうすればいい歌が歌えるか、良い発声が出来るか、
喉に負担を書けないか、持続力がつくか、姿勢や肉体改造・・・などなど、
少しでも歌が良くなるように日々努力をしている方が多い。
我々楽器陣はすぐに気軽に「適当に歌ってよ」なんて頼んじゃうんだけど、
「適当に歌えるかい、キーくらい合わせろ、ボケー!」ってことも多々あるんだろうな。
逆に楽器陣に聞いたことも無い長尺の変拍子プログレを簡単に「コピってちょ!」
なんて頼むボーカリストくらい非常識なことを言ってるときもあるんだろうな(苦笑
ホント、餅は餅屋ってことでね、ギターはギターを、ベースはベースを
ドラムはドラムを、キーボードはキーボードのことを四六時中考えているのと
同じように歌を歌う人はそのことばかり考えているよね。得意分野なわけで。
作曲している人なんかもそう。自分もそうだったけど常に作曲してるみたいな。
歌詞をいつも考えている人もいるでしょう。
なんかボーカリストって楽器を演奏するみたいな目に見えやすい部分が
少なくて、努力しているのに見えづらくて少々気の毒と言うか
本当は相当繊細に考えて注意をはらっている人が多いんだよなあって思う。
やはりどの楽器もお互いのリスペクトが大事だよね。
自分からしてみたら自分以外の楽器や歌う人なんか、ホントご苦労さんって
思うもん(笑)。なんかごめんなさい。