教えて!TOSHIさん:ブログ版

ライブハウス<T☆ROCKS>のオーナーTOSHIによる、音楽や音楽以外・・のお話!

T☆ROCKS:TOSHI

小田急相模原ライブハウス <T☆ROCKS>のオーナー「TOSHI」です。 音楽の話、音楽以外の話・・などなど色々!HPの 「教えて!TOSHIさん」も更新中! t-rocks@jcom.home.ne.jp

T☆ROCKSの音

2015-03-11 | お店情報

T☆ROCKSは音がいい、とよく言われる。

ありがたいです。がんばってます。

もちろん、どういう意味で音がいいのかもわかっています。

いわゆるHiFi的な綺麗な音や、PAで作りこんだ重低音ってわけでも

ないこともわかっている。

そういう「うわ~、いい音だ」って場所もあるのはわかっているんだけど、

T☆ROCKSはそこまでPAで大きく味付けを出来ない分、しっかり各楽器、

歌、コーラスを聞かせることに専念している。

 

よくあるライブハウスの音像として、キャパに対して音が大きすぎる、

低音で支配しすぎる、などがあると思う。

実際に自分も出ていた立場で、会場に回ってみると、あまりの音の大きさに

間違えようが間違えなかろうが全然わからないし、C#mなのかC#7なのか

なんて全然区別がつかない、歌の音程もコーラスもへったくれもあったもんじゃない

・・・って状況のところもあって、これはもったいないなあと思ったことがあった。

 

T☆ROCKSはよく、「よく聞こえる」って言われる。

そう、よく聞こえるようにPAしてるもん。メンバーの出している音、歌やコーラスは

全てそのまま、あまり加工せずに、お客さんの耳に届けたい。

うまい人はうまく、そうでない人はそれなりに・・・ってやつだよ(笑)。(昭和のCMネタ)

実際、間違ったり、うまくないバンドはしっかりそれが全部出るPAを心がけて

いる。もちろん、いい音になるように多少のEQはする。それでもせいぜい、

ベースの低域が足りないと感じた場合とか、ギターの抜けが悪いと思った

ときくらいかな。

ポリシーとしてはあまりプレーヤーの出している音をいじりたくないって感じ。

まあ、もちろん、PAからはよりよい音になるように、EQしているし、コンプ、

リミッターで音圧も出しているし、バスドラにはロック向けのEQが施してある。

 

でもT☆ROCKSは例えばドラムに関して言えば、叩く人によってまるで音が違う。

しっかりよい音で鳴らせる人と、ガチャガチャとうるさいだけの人もいる。

そういうのも(ある程度の補正はしているけれども)しっかりそのまま出てしまう。

逆にそうでなきゃウソだと思うんだよね。誰が叩いても同じ音がするほど加工

したとしたら、個性も出せないしね。

 

話は変わって、先日、横浜の某ライブハウスに行った。

やはり色んなところを見て、音を聞くのは興味深い。

更なる店の向上を目指して、なるべく色々見るようにはしている。

 

会場への入り口。いい趣味だ。


風立ちぬ(人のブログ)

2015-03-10 | 日記

「風立ちぬを見て驚いたこと」

と言う、ブログが自分のブログに宣伝(?)として、掲示されていたんで、ちょっと

見てみたんだけど、なるほどーって思った!(笑)

あの映画はエンターテイメントとしての映画の要素はあまりないんで、正直言って

あまり面白いとは思えなかったんだけど、主人公にちょっとした違和感を感じたんだけど、

なるほどこう言うことか!いるいる、こういう人!って納得した!

確かに天才とか、人より特殊な才能を持っている人に多いかもな。

 

正直に残酷なことを描きたかった・・・のかどうかはちょっとわかりませんが、

いつもの主人公とちょっと違うなって感じたのはやっぱりこう言うことだったのか、

これを計算して描いたのか、偶然、この方が指摘するような描き方に

なってしまったのか・・・。

 

まあ、誰でもこう言う(冷たい部分?)部分はあると思うけどね。

そうなんだけど、その要素が大きい人っているよね。

 


<T☆ROCKS原田企画>×くろすおーばー

2015-03-09 | お店情報

2015.3.7

<T☆ROCKS原田企画>×くろすおーばー

「金子聖司」

「天狗スター」

「INNOSENT in FOMAL」

「プラナリア」

 

 

めきめき力をつけてきた天狗☆スターの原田君企画!

彼が「これだ!」と目をつけたバンド、アーティストさんが集まってくれました!

 

確かに素晴らしいバンド、アーティストばかりでした!

 

金子聖司

お酒大好き金子聖司君ですが、今日も飲みました(笑)。

彼は陽気なナイスガイです。そして楽曲が素晴らしく、他のアーティストがコピー

するほど(笑)。

映画のカバー曲一曲を含む、素晴らしい歌を披露してくれました!

新曲もいいですね。

 

天狗☆スター

かなりまとまってタイトな演奏ができるようになってきました。

ギターの音も格段によくなりましたね。

お客さんを巻き込むまでにはまだ至ってないですが、良い曲、素質を持っているので

これからもどんどん向上していくでしょう。

 

 

INNOSENT in FOMAL

リフやアレンジが凄くかっこいい!

ラップも凄くいいですね!。現在正式なベーシストがいないのが残念ですが、

それでも楽曲のかっこよさは伝わりました!

 

プラナリア

静と動、衝動、エモーショナル・・・などなど、精一杯ステージから届ける姿勢が

素晴らしいバンド。もちろん、それだけではなく、きちんと歌と演奏、楽曲のクオリティも

高い水準でやっています。個々のテクニックもよいですね。

ありきたりでなくプラナリアでしか表現できない歌、ステージをやっていけばいいですね。

十把一絡げのバンドにはなってほしくないですね。



「TOSHIさん、いいバンドがいるので、それで企画が出来ればと思います」と原田君が

言った通り、刺激的でいい音楽がたくさん聴けた一日でしたよ!!!


皆さんも、ぜひ聞きに来て、見に来て、また面白そうな企画ができるかも!って思っている

人は連絡してください!一緒にやりましょう!



ポール・マッカートニー死亡説

2015-03-05 | 日記

有名人はすぐ死亡説とか出るけど、ポールも昔からよくあった。

今回はリンゴ・スターが話したので、騒いでいるようだけど、さすがに

ありえない話だよね(笑)

どういう意図で言ったんだろう?

エイプリルフールには早いし・・・。

 

話によると1966年11月9日に交通事故で亡くなり、その後替え玉に

すり替えて今にいたる・・・となっているが、たんに顔や背格好が似ている人なら

すり替え可能としてもまだわかるけど、同時に音楽的才能、演奏能力、歌唱能力などで

あそこまで卓越していた人と同じ能力が他人で補えるとはとても思えない。

おまけに左利き。髪は軽いウエーブ・・・・。

ああ、でも自分もひとつだけ「?」って思ったことがあったんだけど、デビュー当時は

ジョンより背が低い(ように見える)写真が多いけど、ホワイトアルバム以降あたりから

ポールの方が背が高く見える写真が多いように思うんだけど・・・まさか(笑)

 

1966年の6月に来日していて、アルバムとしてはリボルバーが同年8月に

発売されているから、日本公演とリボルバーまでは全部元のポールがやっていて、

その後のサージェントペパーズ・・・から先は替え玉ポールがやっていたことに

なるけど、さすがにありえないよね。ウイングスも替え玉ってことだし。

 

 

 


対バン

2015-03-05 | 音楽的アドバイス

自分も十代の頃からライブハウスには出ていて、大概がブッキングライブなんだけど、

当然いくつかの対バンがいて、楽屋も一緒で、普通にリハして普通に本番やって、

帰ってくるわけなんだけど、その際に仲良くなるバンドもいればそうでもないバンドも

いるよね。

で、どちらというと自分たちは打ち上げ命でもなかったし、積極的に他のバンドさんと

仲良くなろうと言う意識もあまりなかったので、他のアーティストさんにはあまり興味が

ないというか、うちらに害さえ与えなければ大体なんでもいい、気にしないって感じ

だった。楽屋を占拠されても、出番前に一言、”鏡の前でメイクをしたいからそこを

使わせてください”って言えば、問題なかったし、さすがにあまりにひどいパンクバンド

みたいなのとは一緒にはならなかったので、今まで特に困ったことはなかったと思う。

大体、そんなに期待していなかったからね、対バンに(笑)。何を期待しろって言うんだ?

もちろん仲良くなったバンドもいる。お互いに観にいったりしてね。

 

基本的に他のバンドやアーティストは眼中にないというか、”その日のライブハウス内で

一番印象に残るのが自分たち”を目標にしていたから、他は別にどうだっていいんだよね。

リハのときに多少のチェックはするけど、それを見てこっちのパフォーマンスを変えても

意味がないし、不可能だしね。

自分たちの精一杯のステージをやるだけだ。

 

モチベーションが高いアーティストさんとあたれば刺激にもなり、お客さんの目も

肥えているかも知れないのでとてもラッキーだし、逆にショボいバンドやアーティストと

対バンになれば、それはそれで自分たちの引き立て役ご苦労さんってことで、それは

それでいい。

 

ごくまれに対バンとか他のアーティストのことをとやかく言うアーティストさんもたまに

いるんだけど、よっぽど害を与えたとか、暴力でも振るわれたのならともかく、

そうでもない場合は、まあ、仕方ないかもなあ。

自分たちのときもそりゃブルースバンドとの対バンよりはロック、それもアメリカン

ハードロック系のバンドと一緒にやりたかったけど、そうそう思うようにはならないよね。

でも全然気にならなかったな。あまり深く考えていなかったってのが正解だろうけど。

結局自己中だからさ、自分たちさえ良ければ他はどうでもいいんだ。

対バンがお客さんに嫌われるようなパフォーマンスをしようがしまいがどうでもよくて、

自分たちがかっこよく見えるステージをして、お客さんに”さっきのはひどかったけど

今度のはかななかいいじゃん”って思ってもらえればそれでいい。

よくみんな他のバンドやアーティストのことを気にかけているなあと思うよ。

”あいつが気に食わない”とか”あいつはヘタなクセにうまいと思って偉そうにして気に

いらない”とか”素人くさくてイヤだ”とか思うみたいだけど、よく観察しているなあと思う。

自分のときは自分たちで精一杯で人のことまで気にかけていられなかったな。

 

ステージ終わったらヘトヘトで打ち上げどころか、早く帰って休みたかったよ。

全力投球しちゃうからねえ。知らない人と打ち上げに行って気を使ってる余裕は

なくて、地元に帰ってバンドメンバーだけで食べるラーメンが最高にうまかった。

ライブのことを振り返りながらの焼肉もうまかったな。内弁慶なんだな、きっと。

 


クオリティ

2015-03-04 | 音楽的アドバイス

アーティストもね、そりゃ色々なレベルの人がいますよね。

プロでもアマでも。

いわゆるアマチュアも出られるライブハウスと言う場所は、当然プロレベルより

落ちるアーティストが比較的多くなるわけなんだけど、それでもまあ、ズブの素人

から比べれば雲泥の差はあるよね。

 

まあ、T☆ROCKSは歌や演奏のレベルはそれほど問わない。

本当のことを言えば自分が凄いと思ったアーティストしか出したくないけど、

そりゃムチャな相談だわな(笑)。

ま、そうは言ってもほとんどは興味深いし、面白いアーティストさんがとても多いので

観るのは楽しいね。

出演を遠慮してもらっているのはお客さんを不快にさせるパフォーマンスを

するアーティストかな。主観になっちゃうけど、変わったことをやっても、どこか

ユーモアがあったり、暴力的とかホラー要素などがあってもそれが計算された

パフォーマンスやポーズでお客さんがそれを楽しんでいればいいよね。

 

貸切の場合はもうちょっと規制が緩くなる傾向にある(笑)。

イベントの関係者しか入場しないから、始めからそういうパフォーマンスを

知っていて来店するわけだからね。

 

最近気になるのは、明らかに練習不足でほぼまともに演奏できない曲を

ステージでやるアーティストさんがたまにいること。

ヘタな演奏ってのと、練習不足で再現できないって言うのはちょっと違うと思うんだよね。

コードをうろ覚えってのも多いんだけど、よくその状態でステージでやろうと思う

なあと思うんだよね。

まあ、TV番組でもないし、プロじゃないからそんなに大げさな責任感みたいな

ものも持たなくてもいいっちゃいいんだけど・・・。

自分だったら、絶対安パイの歌と演奏しかしないけどね。

若い人は結構肝っ玉あるなあと思うときもあるよ。

俺なんか色々用意周到にしてステージをやるし、歌に関してもなるべく有利に

なるようにキーはしっかり決める。もし中途半端になるようなら、チューニングを

変えた楽器を使うか、ピッチシフター使っちゃう。背に腹は代えられないってやつだよ。

サウンドクオリティは下がるけど、一般のお客さんは歌が一番大事だからねえ。

 

自分は歌や演奏にそれほど自信がないから、出来る限りの練習をつんだあとは

なるべくうまく聞こえるように一所懸命に知恵を働かせて、見てくれた人に損を

させないように、最低限はやろうと思っているだけなんだけどね。

その上での好きか嫌いかはもう仕方ないからね。

 

また、もうひとつの要素としては、音のよさもあるね。

歌と演奏がもしイマイチでも、音がよければ少しプラスに働くよね。

”自分は機材に疎いので・・・”なんて責任を放棄していないで、最低レベルでいいから

自分の出している音色を意識して、お客さんに、”さすがステージに立つ人は素人とは

違うな”って思われるようになりたいところだよね。