教えて!TOSHIさん:ブログ版

ライブハウス<T☆ROCKS>のオーナーTOSHIによる、音楽や音楽以外・・のお話!

T☆ROCKS:TOSHI

小田急相模原ライブハウス <T☆ROCKS>のオーナー「TOSHI」です。 音楽の話、音楽以外の話・・などなど色々!HPの 「教えて!TOSHIさん」も更新中! t-rocks@jcom.home.ne.jp

どのパートが一番難しいのか?

2018-07-08 | 音楽的アドバイス

一体歌や演奏の中でどのパートが一番難儀なのか。

なかなか難しい問題である。

 

どのパートも同じように苦労があると思う。

良く言われるのはギターはまともに音を出せるように

なるまで時間がかかるが(主にコード弾きなど)、

その点ベースは音を出すだけならハードルは低い。

歌も歌おうと思えばほぼ誰でも歌えるだろう。

ドラムは?確かに一筋縄ではいかない楽器だ。

しかし基本となる叩き方さえマスターしてしまえば、

とりあえず難しいフィルインは避けてテンポを崩さず

叩けばなんとかなる。しかも音の音楽理論は必要ない。

E♭だろうがCだろうが叩き方は変わらない。

キーボード?ピアノ?

うん、確かに。しかしこれもなんとか省略すれば演奏する

ことは可能ではないだろうか?

 

じゃ何よ?(笑)

 

個人的に一番やっかいだなと思うのはスバリ・・・

 

”コーラス”である!

 

あれ?ダメ?(笑)

 

いやいや、自分にとって(曲にもよるけど)一番練習を

要するのはハモリとかコーラスだったりするよ。

 

主旋律は誰でも歌えるよ。と言うか覚えられるよね。

しかしハモリパートとなると、歌っている人の隣で

正確にサクッとその音を出せるかと言うと、覚えづらい

音などはかなり練習して身体に染み込ませないと難しい。

 

もちろん取りやすいハモリパート、例えばコードのルート音に

対して3度から始まるハモリなどは覚えやすい。メロがドから

始まってミからハモるのは楽だし一番安定もしてるし綺麗だ。

しかしそんな都合よく必ずメロがルートから始まっているわけもなく、

ルートに対して6度から始まっていますとか色んなパターンがあるよね。

 

しかもハモリって機械的な正確さを求められる。

リードボーカルは例えば多少のフラットから入っていく歌い方が

味になるなどあるかも知れないけどハモリって個性より正確に

ピッチを取ることを求められるでしょ?

それに何と言っても人間の喉なんで”ここを押さえれば必ずこの音が

出ます”って装置じゃない。

それなのに主旋律が頭から離れないのに、およそ不自然に聞こえる

ハモリパートを正確無比に歌わなくてはいけないなんてなんて

過酷なパートなんだって思うわけ(笑)。なんて日だ!

 

で、そんなかなり高度で難しいパートなのに、結構簡単に頼んだり

されがちだよね。軽んじられてるのかな?

一番神経を使う、尚且つ、相当音楽的に優れている人でないと

なかなか勤まらないパートだと思うんだけどねえ。

リードボーカルは一番歌が上手い人が務めるのはいいとして、

そうでもない人に代わりにコーラスをあてがうってのを

素人の音楽集団の中にたまに見かけることもあるんだけど

逆に一番酷なんじゃないかと思うんだけどね。

ヘタにコーラスを入れたことによって不協和音になってしまう

こともあるわけでそれなら安パイを取って入れない方がいい。

まあ、そこまで気にしてなければいいんだけど。

 

自分も難しいパートをハモらなければいけない場合などは

コードからメロディを割り出しそこからまたコーラスを

理論的に導き出しておかしくない音を確認する。

そのくらい確認をしないと怖くて適当に歌うなんて出来ない。

もちろん感覚的にすぐに歌える時は別にそんなことを

しなくてもいいわけだけど。

 

と言うわけで今回のお題の答えは、

コーラスパート、あるいはハモリパートでした!

 

ゴスペルやってる人はこの限りではないかも(笑)。


カバーの心得

2018-07-07 | 音楽的アドバイス

コピー、カバー、色々言い方はあるかと思うけど、

要するに他人の曲を歌い、演奏する際のちょっとした

注意点と言うかマナー的な話なんぞを様々な立場、側面から

述べてみたい。


昔は、バンドを組む際に”ゆくゆくはオリジナル曲をやる

予定だけどまずはコピー曲でスタジオに入りましょう”って

パターンが多かった。ま、今もそうか。

これは金銭のやり取りが発生していない場合。

つまり誰かのバックバンドとして仕事として呼ばれましたって

場合はお金をもらえる歌や演奏をすればいいだけの話なので

特に記述するほどのことでもない。


難しいのは仕事のような関係ではない場合。

みんなが好意で集まってる場合ね。バンドもそうだよね。



当たり前なのは”なるべく曲を覚えてくる”と言うこと。

結局これにつきちゃうんだけど、それでも程度の差は出て

しまうのは致し方ないところ。余裕がない場合も無きにしも非ずで。

そこでストレスなく進行していくための注意点的なことを書こうかと。


”ボーカル”

歌詞は完全に覚えられなくてもよい。

いや、本当は違うだろうけど、つまり手探りの様子見でスタジオに

入りますよ的な場合、演奏者から見れば演奏できるくらいに歌って

もらえればいいのだ。単語を間違えましたって言っても演奏に支障を

きたすとは思えない。

最低限、構成を間違わずに歌ってくれればよい。

繰り返しの回数、4小節空けて歌いだすとか、Gソロ明けのCメロに行く前は

ブレイクがあるとか、そういう細かなところを全部把握すること。

カラオケじゃないんでしっかり歌ってくれないとバックはボーカルに

つられちゃうからね。

キーもしっかり確認して挑むこと。

歌ってみたら”やっぱりキーを下げてください”なんてのは論外。

テンポもなるべく把握しておいた方がいい。

歌っていて違和感があったら遠慮なく要求するべき。

演奏者は歌い手の”気持ちよく歌えた”って言葉が何よりのご褒美なのだ(笑)。

コーラスやハモリがなければ成立しない楽曲の場合は事前に誰がどのパートを

歌うか決めて確認しておくこと。

この辺の詰めが甘いと各自好き勝手に歌うのでみんな同じパートを歌いかねない(笑)。

バランスの悪い音量で楽器演奏をする人の場合はそれを伝えても構わない。

歌いづらいですよと。アンプからの音量の場合は少し向きを変えるだけで

改善されたりするし、ちょうどよいところまで音量を下げてくれれば問題はない。

ただし自分もしっかり声を出すこと。生ドラムがいる時点でかなり全体の

音量は上がるのは避けられない。効率の良いマイクの使い方も重要。

自分の立ち位置も考えてみるのも良いかも。



”ギター”

もしギターソロがコピー不可能なくらい難しかったらとりあえずは

省略バージョンで良いだろう。

また音源ではギターが何本も入っている場合も多く1本では全部を

再現するのは難しい場合も多いが、やはり一番重要なところ、耳に

つくところを優先して演奏すべきである。

無くても支障がない部分などは無理に入れることもない。

またDdimなどのコードがあるとして、全弦を押さえなくともD音と

G#音の2音でディミニッシュ感は出るのでそれで対応しても良いと

思う。ベースがD音を弾けばG#音だけでもいいくらい。

やはり臨機応変に行くのが大事。

歪んだ音とクリーンな音など何種類か使う場合、”音量差”に注意する。

コード間違いも確かにNGだが、音量差と言うのも相当周りに迷惑を

かける。何かのEFを踏んだとたん爆音になって慌ててしゃがんでつまみを

直すギタリストは見るに堪えない(笑)。もっとすごいのはソロになって

EFを踏んだら音が消えるってイリュージョン。

それも含めての練習だがある程度は事前に用意しておくべき。

先のディミニッシュコードではないが、歪みの量とコード感は反比例する。

まあ、あんまりディストーションを目いっぱいかけてC#maj7を弾く人は

いないと思うけど、その辺もセンス良くいかないと何を弾いているの?

ってなりかねない。


”ベース”

ギターと同じく”ここは弾かなければいけない”と言う部分とアドリブでも

いっかと言う部分があると思うのでやはり臨機応変に。

アドリブで弾くにしても気を付ける点は3度の音でのメジャーマイナーの

区別を間違えないということ。

ここを間違えるとかなり周りに迷惑がかかる。特に歌い手に。

曲のテンポはしっかり把握しておくこと。

往々にしてドラマーはあてにならない場合もある。

イントロのスピードやサビのスピードを記憶しておくとよい。

イントロで弾いたテンポが2番以降も同じ感覚か常に意識をすると

安定した良い演奏になる。

自分だけは冷静にと言う感覚を持つと良い。

シンコペーションの位置はしっかり把握しておく。

誰かがあやふやでも指摘してあげらるように覚えておく。

古い年代の録音音源などは今と音色や奏法が変わっている場合も多々ある。

またフラットワウンド弦を使用しわざと高いポジションで弾いている、など

現代と勝手が違い不自然になる場合は現代風にアレンジしなおした方が良い

場合も多い。とにかくより自然に感じられる方を選ぶ。

やはり音量差に気を付ける。コンプなどでそろえてあげても良い結果になりやすい。

場所にもよるが他の楽器が聞こえないと言うのは往々にして”自分が何を

弾いているのか把握できるくらいに音量を上げたら他をマスキングしてしまった” 

と言うことなので、音量を上げなくても聞き取れるサウンドを作ることを

心がけるべきである。



”ドラム”

構成をしっかり把握しておくこと。

繰り返しの回数やシンコペーションの位置は特に気を付けよう。

キメのオカズなどはなるべく近いように叩いてあげるのが望ましい。

なぜかと言うとボーカリストなどはそれをあてにしている場合も多い。

正確でなくてもいいのでそれっぽく叩いてあげるのがコツ。

音源がドラムマシンなどを使っていて生ドラムで再現する場合、不自然に

なる場合は思い切ってアレンジを変えてもかまわない。

その旨をメンバーに伝えよう。

ボーカルの声量を考えて叩くこと。

スネアとバスドラ、ハイハットの音量のバランスを意識すること。

廻りの音を良く聴いて気持ちを合わせようと心がけること。

”目で見る”ことも大事で楽器陣の動き(リズムの取り方やピッキングする

右手、足でのリズムの取り方)なども参考に気持ちを一つにするよう

心がける。

演奏の合間に話し合っているときなどはむやみに音を立てない。

シンバル類を立てすぎて周りに迷惑をかけない(笑)。

 

”鍵盤”

ギターと同じだが”もっとも重要なフレーズを優先的に弾く”。

それ以外は無理なら捨てても構わない。

シーケンスフレーズなどは似せるように弾くしかないので、それは

完全再現は不可能だとしっかり伝える。シンセ使いは魔法使いだと

思っている人もいる(笑)。

一人で弾く時は左手も非常に重要だが、バンドだとベースが低音を

弾いていることもあってもし省略しても支障が無い場合、左手を

それほど重視しなくても良い場合もある。

おそらく中域に音が集まる場合が多いかもしれないので、1khzから

8khzあたりまでを少し持ち上げた音作りも抜けて来て良いと思う。

シンセの場合は音色が多種にわたるので、それぞれで聞こえ方が大幅に

変わるので音量は特に注意したい。また立ち上がりの遅いストリングス

などは曲のテンポによってはフレーズが聴きとれなくなるので調整が

必要。

尚、キーボードアンプがある場所なら問題はないが無い場所の場合は

よく確認をするか、専用にアンプを持ち込んだ方が安心だ。

耳に近い位置に置ければ40W以上あれば大丈夫だと思う。

もちろんその前に信号は分岐してミキサー卓へライン信号を送るように

する。

 

 

ざっと思いつくままに書きなぐってみたが、オリジナルと違いカバーは

スタジオ録音を再現することが主になるので”ここだけタンバリン入ります”

とか”パーカッション入ります”とか編成が大人数にならざるを得ない時が

ある。ただ、それを全部再現しようとすると無理が生じるので、捨てられる

ところは思い切って捨てるようにしないとよほどお金をかけたプロジェクト

ならともかく素人じゃ限界があるので割り切ることがもっとも大切かも

知れない。

アニソンの生演奏なんかでも生ストリングスの再現にキーボーディスト3人

とかでやってたりするでしょ?あんなの狂気の沙汰だよ(笑)。

素人が出来るわけない。場所もそうだし。

歌う人はその辺も良く考えて、実際に再現が可能かどうかよく吟味して

廻りに頼むと言うことを心がけると良いと思いますね。

演奏者はカラオケマシンじゃないのでね(笑)。

 


シールド&プラグ

2018-07-06 | 音楽的アドバイス

以前、シールドの話をしたんだけど、実はね、プラグでも

変わるんじゃないかと思っているんですよ(笑)。

ま、そりゃ材質や作りが変われば多少は違うよね。

 

スイッチクラフトとノイトリック、アンフェノールと

比べてみたんですが多少違う気がするんだよね。

 

もちろんシールドは同材質。

 

ただそれも完全に同じ物質は存在しないし、ハンダの使い方でも

変わるかも知れないのでどこまで信じられるかわからないんだけど。

 

スイッチクラフトが一番ハイが出るような気がする。

他と比べると艶があって少し腰高のような気が・・・。

ノイトリックは落ち着いているような気がする。

 

また”方向性がある”と言うシールドも試してみた。

つまり楽器側とアンプ側に挿す方向があるってことね。

確かに逆にして比べると音が明らかに違う。

”気がする”レベルではなく誰でもわかるレベル。

なんでだ?(笑)

 

もう病気ですがね(笑)。

 

 

それとシールドの話で、CAJとベルデン8421の組み合わせと

書いたけど、実は途中にジョージエルズも入っている。

ジョージエルズのシールドの音って好きなんですよ。

リアルで生々しいので。

音に無駄な膨らみがないって言う感じ。

ただプラグの部分がちょっと特殊な形をしているんで

スイッチクラフトのジャックなどと相性が悪い場合が

あるときがあって。

怖いのであまり使っていなかったんだけど、ちょっと

復活させてみました。

やはり個人的には好きな音像ですね。

で、ベルデンはどの種類も非常に音楽的と言うか暖かいと

言うか、耳馴染みが良く心地よいサウンドになると思う。

以前は9395を愛用していたんだけど、その時はアクティブの

ベースで結構低域が強く出る楽器だったので、中域にまとまる

9395を使っていたと言うわけ。

 

モンスターのROCKも使ってた。

これはカチっとすべての帯域に渡ってしっかり出る感じね。

カチっとした音ってのが一番合ってる気がする(笑)。

ベルデンが音楽的でややアナログ的、前時代的とするとより

モダンで現代的、デジタルなイメージかな。

モンスターBassに至っては同じくローが強めのベルデン8412より

さらに強力に低域に寄っている。しかも丸い低域ではなく硬い

低域って感じ。周波数的にもより低いのかも知れん。

ダウンチューニングとかヘヴィな音を出したい人に向いているんじゃ

ないかな。

モンスターケーブルはジャックが壊れやすい?だったかなんか

そんなマイナス要素が言われた時があったようだけど、自分の時は

一度もトラブルはなかったな。

 

最近VOXのカールコードも使ってみたんだけど意外といいんだな、

これが。あまりクセが無く、低域もスッキリしてるしもたつきもない。

特出している帯域もないと思った。

CAJほど中域も出ないと思うしベルデン9395ほど丸くない。

ただ、カールコードなんで宙に浮いている状態だとシールド自体が

重くて楽器が引っ張られる。

シールドが宙に浮いているスタイルがあまりかっこいいと思えない

年代なのでたぶん使わないと思うけどね(笑)。

 

EX-ProのFLってやつかな?それも使ったけど少し中域に寄る感じと

少し味気ない感じが個人的にもう少しだったんで使っていない。

素直なんだろうけど音圧もそれほど感じなかった。

 

ま、でも楽器との相性と言うか、もうこれがプレシジョンベースだったら

そもそも目指すものが違うかもしれないし、アクティブベースだったら

違うシールドの方が全然いいじゃんみたいになる場合も往々にしてある

だろうし、その時の楽器や音楽性との兼ね合いなんだけどね。

 

よほど安価で壊れやすいのは論外として、”どれが優れている”とか

”劣っている”ってのはまったくナンセンスな話なんだ。

 

 


8月26日(日)にTOSHIさん演奏するってよ(11月4日も)

2018-07-05 | お店情報

8月26日(日)

T☆ROCKS15周年記念(にかこつけて(笑))

TOSHIさん、演奏します。(Bassのみ)

 

T☆ROCKS界隈の人気アーティスト参加!!

夢のコラボ!?

 


メンバー

Bass:TOSHI
Vo:零Style-雪城ゆき*
Drum:零Style-どら
Guitar:流浪-masa


バンド名
<SiREN(サイレン)>

=2010年、様々なシーンで活躍していた
 メンバー4人によるバンドプロジェクト=


当時のメンバー:
STORMBRINGER-小林、竹尾
零Style-雪城ゆき*
TOSHI

 

数回のライブ、音源を残し休止。

今回異なるメンバーにて楽曲復活。

当時演奏不可能だった楽曲も演奏予定。

 

 

その他、当日の出演アーティスト。

「Terry X」
主にボンジョビの楽曲をソロでプレイ予定。

 

参加アーティスト、バンド、等、募集してます。
お気軽にご連絡ください。(オーディションあり)

 

t-rocks@jcom.home.ne.jp

 

 

他、決定事項。

 

<<11月4日(日)NITE-RANGER>>待望の再来日!


シールド哲学

2018-07-04 | 音楽的アドバイス

かのブッダこと釈尊は言いました。

「例えば楽器と言うのは弦を締めすぎても緩めすぎても良い音はしません。

丁度良く締めて初めてよい音がします。修行も中道を心がけなさい」

 

また、かのアリストテレスも「中庸(ちゅうよう)を取る習慣(エートス)

を心がけることが大切である」

と言っています。

 

どちらも「極端な思想などに走ることなく、バランスの取れた正しい道を

歩みなさい」と言う意味です。

 

皆さんも中道や中庸を心がけていますか?

 

 

え・・・?音楽と何の関係が・・・?。

題名はシールドがどうのとか言ってるけど・・・。

あんまり宗教とか哲学とか興味ないんですけど・・・。

 

はい、ご安心ください。

 

ここからやっと(?)音楽の話になります(笑)。

 

自分は色々なシールドを試して、結局最近はモガミ2524に

落ち着いていたわけなんだけど、なぜかと言うと極端に

音色変化をさせないイメージで尚且つ、音圧もあり、

低域から高域まで一緒に出てくると言うか、例えば高域が

初めに聞こえてあとから低域が聞こえると言うことがないと

感じたから。

近い印象としてはCAJ(カスタムオーディオジャパン)も

そんな感じかと思うけど、音圧やスピード、また少し高級な音にも

なるようなところ(?)はモガミの方が優れていると感じる。

 

”個人の感じ方”なので実際にデータをおこして実証している

わけではないのであくまで”個人の感想”ね。

 

そんなわけでモガミをなるべく使おうと思って楽器から足元のエフェクト、

それからアンプまでモガミで揃えていたわけだ。

まあ、そうは言ってもそんなに鬼のようにEFを使うわけではないので

多少のパッチケーブルって感じになると思うんだけど、ある時ちょっと

気になってある1本をCAJに替えてみた。

 

音が変わる。

 

最近は使っていなかったベルデンに替えてみる。

 

変わる。

 

モンスターケーブル。もちろん変わる。モンスターのROCKと

BASSでも相当違う。ベルデンの9395から8421に変えても当然

劇的に変わる。

 

試しに全部CAJにしてみる。

すんげー変わる。

 

個人的な印象としてCAJはタバコで言うところの”マイルドセブン”、

(現在は”メビウス”か)と同じように考えていて(笑)とにかく

基準になるシールドではないかと思っている。

弦で言えば”ダダリオ”みたいな。

 

で、そのCAJは個人の勝手な考えだけど、ロー、ミッド、ハイともに

一番平均的に出ているのではないかと思っている。

音のスピードはハイミッドが先に出てくるように感じる。

音圧はそれほど感じないかな。とにかく普通って感じ。

 

それに比べるとモガミはクセが無いと言いつつも、ほんの少しローが

膨らみミッドがへこみ綺麗なハイがありハイミッドはやや落ちていて、

全体に音圧がありスピードは速く、全部一緒に出てくるように感じている。

 

これが先に話したように何本も重なると”各一本一本の特徴が強く出てくる

ようになる”と言うのを発見したわけだ(笑)。

 

当たり前っちゃあ当たり前だわな。

そうなんだけど、ここまで如実に音に現れるとは思わなかった。

 

で、その分、アンプのEQやら足元のEFなどで調整すればそれは解決

なんだろうけど、ベースと言う楽器は、素の音が大事だと思うし、

特に自分は歪ませるのも嫌いだし出来ればあまり作りこみたく

ないなと思いちょっとシールドの変化で好みの音に近づけたい思う

ようになった。

 

で、結局何にしたかと言うと、ほぼCAJに替えて、一部にベルデン

8412、あるいはモガミにすると自分好みになったんでこれで行こうかと

思っている。

 

前途した話に無理やりつなげると、つまりはベルデンだけでもクセが

強くなりすぎるし、CAJだけでも味気ないのではないか、一つに

こだわらず色んな物のバランスをとりつつ良い結果を生むように

すればいずれは悟りを開けるのではないかと、かのように偉人は

言っていたわけだね。

 

まあ、そもそも”楽器本来の音とはなんぞや?”って言われると

定義は難しくなるだろうなと思うんだけどね。

 

ブッダもアリストテレスもこんなところで引用されるとは

夢にも思わなかったろな(笑)。