躊躇わずさっと為したることこそが やむごとなしぞ一隅を照らす

電車のドアの前で「これに乗るのですか」と言って、そのケースを電車にポンと載せて、自分は出札口へ向かって行った。何とも瞬く間の鮮やかな出来事だった。当に私の座右の名 「一隅を照らす」ではないか。私は傍観者でしかなかった。

そしてまた普通電車を乗り継いで、豊岡、浜坂(いずれも兵庫県)と途中下車しながら2日がかりで鳥取に。
鳥取へは以前に1度来ている。その時は京都から特急「スーパーはくと」に乗り、智頭急・智頭線を経由して鳥取に着いた。「はくと」のネーミングは「白兎」、そう、「因幡のしろうさぎ」が由来だ。たしか、車内のテレビで進行方向の景色が映る。運転席にいる感じがして退屈しなかった。京都~鳥取3時間ほどだったと思う。車両も素敵で、機会を得てもう一度乗ってみたいと思っている。

JR山陰線・鳥取と倉吉の中間辺りに青谷(あおや)がある。その青谷へ行ってみたいと思ったからだ。
青谷は昔は青谷村、大正時代に青谷町、その後、平成の中頃に鳥取市となった。
なぜ青谷なのかは次回に記したい。
小雨そぼ降る中を早足で数分のホテルへ。大手の全国チェーンだし、会員にもなっているので便利だからである。
今宵、しろうさぎさんの夢でも見ましょうか。