コミュニケルーム通信 あののFU

講演・執筆活動中のカウンセラー&仏教者・米沢豊穂が送る四季報のIN版です。

ニュース記事から (前回のつづきに代えて)

2020-03-09 | Weblog
  ご来訪謝し奉る涅槃西風
相変わらずの緩慢な更新ですが、ご来訪並びにメールでのメッセージなど痛み入ります。

遅れ馳せながら、前回末尾に記した、ある「ニュース記事」とは、元毎日新聞の記者であったジャーナリストとの尾中香尚里さんのものである。彼女自身、この国会質問に「久々に感銘を受けた」と書く。A4にして4枚ぐらいになるので、ほんのそのさわりの部分を以下に転載しておきたい。

 >立憲民主、国民民主、共産、社民の野党4党は27日、森雅子法相に対する不信任決議案を共同で衆院に提出した。黒川弘務・東京高検検事長の定年延長を巡り、国家公務員法の法令解釈を変更したなどの対応が「司法制度の根幹を揺るがす」(安住淳・立憲民主党国対委員長)と判断したのだ(不信任決議案は同日、反対多数で否決された)。政界では「不信任決議案の扱い」ばかりが着目されがちだが、ここでは時計の針を1日戻し、この問題をめぐる26日の衆院予算委員会集中審議を振り返ってみたい。森法相の不安定な答弁をあげつらいたいのではない。この問題を取り上げた立憲民主、国民民主、共産の質問の「流れ」に、久々に感銘を受けたからだ。(ジャーナリスト=尾中香尚里)

<中略>
>民主党政権時代に「法令解釈担当相」を務めた枝野氏らしい理詰めの質疑だったが、議場を沸かせたのはこの後だった

 >「法曹三者の中で、検察官を選ぶ方のほとんどの理由は社会正義の実現だ。権力の不正があった場合、そこにメスを入れられるのは検察しかない。その誇りが、検察官を目指す人たちの大きな理由だった。官邸に忖度(そんたく)して人事までゆがめられているという印象を(持たれ)、検察まで権力に忖度するものになってしまったのでは、優秀な人間が検察官にならなくなる。日本の司法制度の崩壊だ。こんなことをあなたはしているんだという、その自覚を持っていただきたい」

 「あなたは」で、心なしか語調が強まったように聞こえた。枝野氏と森氏は東北大法学部の同期生で、ともに弁護士。それまでの理詰めのやりとりからうって変わった、若干感情がほとばしったような質疑に、かつての「仲間」に司法を担う人間としての誇りを取り戻してほしいという、願いにも似たものが感じられた。
<後略>以上一部転載終り。

書き手の尾中さんの臨場感溢れる記事に、私も感情移入して一気に読了した。全文転載したいが長いので割愛した。
フリーだから書けるのかも知れないが、その心意気がうれしい。政権と馴れ合いの記者クラブとは違う。彼女や東京新聞の記者・望月衣塑子さんも好きだ。本当の平和と民主主義を子や孫の時代にも伝えるためには、無関心が一番の悪であると思う。
yo-サンのyo-サン的 こころ でした。










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