「生涯引きこもり」と宣言された私の、超豪華オプション生活

 登校拒否となり、生涯ひきこもりであろうと決めつけられて四半世紀。社会人として生きる記録。#発達障害 #自閉症 #ニート

履歴書はワープロで書いている。

2021-11-13 09:43:17 | 日記

自分は通常、履歴書は手書きではなくワープロ〈パソコン〉で書いている。

毎回多少の修正で、どんどん出願できるからだ。

履歴書は手書きがいいかワープロがいいかは、長年論争になっているが、私は字が上手ではないので、指定されない限りパソコンでやっている。

ただ、パソコンの履歴書は、いくつか欠点がある。

 

欠点① 「ミスに気が付きにくい」

パソコンで作った履歴書は、美しい。だがやっている人はすぐに気が付くと思うが、意外と誤植が起きている。

自分も支援者に確認しながら、何度かチェックして出願しているが、時々出願後ミスに気が付く。

 

・資格の年月日に、多少のずれがある。記憶と実際の発行年月日の違いによるミスだ。

これは一度修正したつもりでも、なぜか起きているから、私は書くたびに原本と照らし合わせている。

しかしそれでも、何らかのミスが重なると、ミスのままで提出してしまうことになる。

とはいえこれは、原本が必要であれば原本提出の際に訂正できること。また、提出後に誤植が見つかっても書類選考通過したこともある。相手も気が付かないのだ。

・単純な誤植。これはありふりたことなので、かえって気が付きやすい。ダブルチェックの際に、誰もが気を付けることだからだ。

・少し焦るのが、職歴年月の間違い。これもなぜか、時々間違っていることがあるから、毎度のように確認している。

しかし毎度チェックし「大丈夫」をつづけていると、やがてミスに気が付きにくくなる。

・フォントや罫線の太さが、微妙に違うことに気が付く。

この原因の断定は不能だが、おそらく自宅と就労移行支援事業所のパソコンで使っているうちに、違うバージョンや違うソフトで校正を繰り返すうちに生じていると、私は考えている。

だから今は、基本的に自宅のパソコンのみで履歴書を作っている。

それでも実際に印刷してみると、罫線の太さが0.25m違っていたりするから、やはり実際印刷して、毎回しっかり確認するしかない。

 


 

 

 

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福祉の理不尽、かあ

2021-11-08 08:16:53 | 日記

昨日参加した当事者系話し合いで、国制度の各自治体解釈が異なり、同じサービスのはずなのに、大きな差がある。ということが問題提起された。

就労移行支援、という2年の時限つき障害福祉サービスには、いろいろな解釈が自治体からなされ、その自治体ではその解釈に則り運用されている。

自治体解釈は「一回につき2年」「一事業所につき2年」「一人一生涯に通算2年」などなど。

ネットで素人が情報出しているが、そんなネット情報よりも、現実として住んでいる自治体がどう解釈し運用しているかが、正解だと、私は思う。

福祉関係者で広く知られている事実として、例えば、自分の市では「一事業所につき2年」であるかのごとき運用をしてくれているが、隣の市は「一生涯に通算2年」という運用で、どうにもならない。ということ。

このことを聞いた某独立系ソーシャルワーカーは、本人と共に共同?して、各所にねじ込み、厚労省まで行くと息巻いていた。

彼がどうなるかは、私にはわからないが、私はこれは政治的なことだと思っている。

就労移行支援だけではなく、非常に多くの福祉サービスが、実は各自治体で運用が異なっていて、しばしば問題になっている。

 

一番よく知られていて頻繁に上がるのは、生活保護の運用に関すること。

生活保護は国事業を市区町村が運営している。ただこれについては国事業を市区町村が運営しているだけだから、国の意向が優先される。だから時々生活保護受給を不法に渋る福祉窓口が厚労省から直接指導されて改めさせられる、という光景が、結構な頻度で展開される。

残念ながらこれからもこの光景は全国津々浦々で見られることだろう。現に、生活保護申請に支援者や政治家の同行支援を禁止する規定を勝手に設けた福祉事務所のことが報道されたのを見ている。

生活保護相談、行政はなぜ支援者同席を拒む? 京都・亀岡 専門家が調査チーム発足へ|社会|地域のニュース|京都新聞 (kyoto-np.co.jp)

また、福祉制度は本来、当事者本人のためにあり、当事者本人が決定するものであることが法律の精神であると、社会福祉政策や社会福祉論を学ぶと教育されるが、現実には福祉事業者や支援者が主導しないと進むことはない。

当事者が一人で福祉課を訪れると、たとえそれが適法な相談であっても福祉窓口ではキチガイ扱いされるのがデフォルトなのだ。当事者が一人で何とか福祉課を説得しようとしてもらちが明かない。

私の経験を語ると、福祉サービスを利用したい、という要件で市の福祉課に行く。適法に申請しても申請書さえ出してくれず帰宅させようとして押し問答になりかける。5分後に契約した事業者から福祉課に電話があると途端に福祉課は完全に納得し、その場でたった1分かからず手続き完了。という過去が思い出される。

まあ、そんなもんや。

簡単な手続き以外、福祉課には単独で行かないことだ。市から文章で呼ばれているなら単独でもスムーズに手続きできるが、それ以外の相談は原則、支援者からの電話であらかじめ予約するか、支援者〈契約先事業所職員、福祉団体職員、市会議員など〉同行が必須だと私は思う。

 

 

 

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障害者施設で怖いのは、職員の「強度行動障害」

2021-10-30 11:36:25 | 日記

 

 

今日の今、自らの希死念慮が出現している。

何かと言えば、自分の職業上のスキルをブログで書いていこうと決意した。

障害者施設での「強度行動障害」への取り組みが、自分の業績として取り上げられる。

けれど、よくよく思い出すと、利用者の「強度行動障害」ではなく、職員の「強度行動障害」のほうがよほど恐ろしい。

自分は利用者の「強度行動障害」には対応できる。

ABA的な対応。ロジェリアン的な傾聴の姿勢。TEACCHによる知見。障害者人権条約由来の諸原則。いくらでも対抗策が思いつく。

しかし、職員の「強度行動障害」。その極めつけが津久井やまゆり園でホロコーストした植松死刑囚だ。

植松と同じことをする人はあまりいないし、やってばれれば捕まる。

しかし、植松と同じことを考えている施設職員は、結構な数いる。

ぶん殴ればいい、閉じ込めればいい、精神的にマウントを取ればいい。施設職員の時、しばしば聞いた言葉だ。体罰実施命令さえ受けた。

今は福祉の市場化が進み。明るみに出やすくもなった。しかし職員の質は確実に下がっているとも感じる。福祉現場に専門性、なんて期待できない。

障害者虐待への無料の相談窓口もできたが、それらほとんどは法律で決められて嫌々設立された代物。窓口はやる気なし。お役所仕事でしかない。

本当に解決したければ、やはり代理人弁護士を雇うとか、お金と労力を出して個別加入可能な労組に入るなどして、費用も労力も出して戦うしかない。

職員の強度行動障害と闘うと、ほぼ確実に仕事を失う。と、かつて労組経由の情報から実地で学んだ。

しかし職員の強度行動障害に心では反対していると、確実に仕事を失うことも分かった。

福祉施設の職員集団には、一部職員から強度行動障害の利用者への暴力を「抑止力」「必要悪」と認める風潮が、歴然としてあるからだ。

そんな中で、利用者への暴力行為に否定的な感情を持つ職員は簡単にあぶりだされ、職場から結果的に排除されることになるからだ。

利用者も暴力。職員も暴力。もう自分に福祉は務まらない。もしかしたら私にはこの世に居場所はないのかもしれない。とも感じる。

世の中を見通すと、暴力装置で勢力均衡している様子が、よく分かる。暴力的でない私は、生きていけないのかな?

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うつ病に朝バナナがいい?ホントかな?

2021-09-12 09:44:33 | 日記

「うつ病に朝バナナがいい」

と、某元精神科医ユーチューバーが語っているのを見て、調べてみた。

最初に朝バナナの効用を宣伝するページを見た。

コロナ禍で「朝バナナ」が注目を集める理由|白い筋にも嬉しい効果が! | ヨガジャーナルオンライン (yogajournal.jp)

「バナナは快眠にいい食べ物」ってホント? バナナが熟睡ホルモン“メラトニン”を増やす理由とは (melos.media)

「トリプトファン」という必須アミノ酸で、セロトニン〈欠乏すると精神疾患の原因とされる〉とメラトニン〈メンタルと睡眠に関わる〉の生成に関わる物質が、バナナにはたくさん入っているらしい。

そこで、トリプトファンについてもっと調べてみた。

トリプトファンを多く含む食品はこれだ!実際に摂取できる量を算出 Kaimin Online

バナナの一食当たりのトリプトファン含有量は11mg。

ご飯一食当たりのトリプトファン含有量は49mg。表を見ると、定番の食事をするだけでバナナ一本以上のトリプトファン含有量がある。

朝食でトリプトファンをたくさん摂取することをもう少し調べてみると、バナナよりも卵のほうがたくさん採れることが分かった。

朝食べて、夜快眠。トリプトファンが効く「睡眠食」レシピ | Tarzan Web(ターザンウェブ)

バナナを食べることは悪くないと思う。コストは安いし、安売りのバナナが実はおいしいと思う。

よく調べてみると、バナナ以上にトリプトファンを摂取できる朝食がたくさんあり、特に卵だとわかった。

調べてよかった。

 

 

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外道なんだゲスなんだ。本当のニッポン社会は。

2021-08-15 12:23:36 | 日記

特攻隊に、ヒロポン〈覚せい剤〉が使われていた。特攻兵の戦闘糧食チョコレートに覚せい剤を混ぜていた。という記事を今日、敗戦の日、読んだ。ググると、数年前からそういう資料が世に出ていた。

外道だよ。特攻なんて。「永遠の0」に疑念を持つ元飛行兵のインタビュー記事を何度か読んだことがある。彼らの違和感は、神風特攻の美化だ。あんなに美しく死ねるか?というものだ。

そう、だから、特攻兵に薬を盛って、ラリらせて、飛ばしていたんだ。

もともとヒロポンは、戦前は市販されていたと聞く。疲労がポンと取れる。前線で、工場で、バンザイ突撃や過重労働を強いてさせるために、普通に使われていたのだ。

外道が普通だったんだ。

すごいね、ニッポン。

 

今日この日、巷で普通に言われてきた。数年前は国会議員主導で行われてきた生活保護・ホームレス叩きを、下劣な言葉を高速で並べ立てて楽しみつつ一儲けしようと画策した外道卑劣メンタリストDaiGoが集中砲火を浴びた。

大変いいことだと個人的には思っている。あんな外道のアカウントは停止されればいいと思っている。

 

しかしあの外道が面白おかしく述べたことは、巷で普通に語られていることだから、未だにあのたわけを擁護する発信をする別のたわけがいる。

YouTubeで著名鉄道系ユーチューバーが、

「何であれで炎上?〈ごにょごにょょ〉」
「みんなやさしいのね〈ごにょごにょ〉」
 と、ごにょごにょ言いながら、動画の表題に

「働かざる者、食うべからず」

と表示した動画を配信した。

 

さすがにごにょごにょ言っているだけだから通報はしていないが、この鉄道系ユーチューバーは、あの戯けが世間から批判されていることが不思議なようだ。「働かざる者、食うべからず」と表示しただけだが、優勢思想と私は受け取り、こいつの動画は二度と見ないことにした。

 

「働かざる者、食うべからず」という言葉は本来、新約聖書の言葉。使徒パウロが、〈キリスト〉再臨の日はまだか、いつかと動揺する教会の人たちを落ち着かせ、日常の仕事に戻るよう説得するために言った言葉。

この言葉の本来の意味は、教会で説教されないとわからない。だから本来の意味は忘れ去られ、この国では聖書のみ言葉が生活保護やホームレスの人たちの尊厳を毀損するために用いられる。ひどいものだ。怒りを表明する。

神様は「裁くは我なり」と仰せられる。だから私は神様が裁くに任せようと思う。

 

この国であらわになった外道は、日々の報道で知っての通りである。

この国もこの世も、ゲスと外道で満ちている。この世はゲス行為と外道が普通、なんだ。

 

生きるとは、そういうゲス・外道と向き合っていくこと。そういう輩とは関わり合いたくない。付き合わざるを得ないときは粛々と対応するだけだ。

だからこそ、思いやりの行為には、当たり前と思わずに「ありがとう」と言わなきゃ。

※追記 外道には、こういう毅然たる態度を示すリーダーが、誠にありがたい。こういう態度、リーダーの行動を待ち望む。そして私もそうする。

「他人を尊重できないなら出ていけ」 米空軍士官学校の校長 - YouTube

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私は自分によくやったと言ってやる

2021-08-14 21:07:07 | 日記

私は自分を誉めてやろうと思う。

何かを達成したからか? そうではない。

何かすごいこと、普遍的なことをやったか? そうではない。

今は無職だ。病気も癒えてはいない。いろいろ試しているが、どれも完治には至らない。

それでも、私は自分を誉めてやろう。「よくやった」「それでよし」と。

 

いままでの人生を振り返る。その一部はこのブログでも述べている。話が長くなるから半世紀もの私の人生を書き綴ることは、ここではしないが、感銘深い。

 

去年の今頃は、希死念慮が強かった。自殺企図もあった。うつ状態厳しく、蓄積された家庭内矛盾爆発し、その後半年で一家離散ということにもなった。

 

今日は、くだらないメンタリストとやらの発言に翻弄された。ナチス的発言。90年代に読んだ雑誌に東大哲学教養講座の最初は「ナチスは最高のヒューマニズムである」ということを思い出す。

下劣なメンタリストが発しているあの種のたわごとは、巷に満ちている。私も何度も、その権力を持つ個人や組織的背景から、生きていいだの、死ねだの。役に立つだの、立たないだの。消えろだの、いないと困るだの。社会の中でいろいろ言われてきたことが思い出される。

中学の時は、あの頭の良さげなたわけと同じように、疲れ果てた人たちを見下して戯言を思っていたと記憶している。

それから遠く離れていないころに自分が同じ状態になり、自殺未遂したし、専門家から生涯引きこもりだと宣言されたりもした。

引きこもりから脱出し、大学を出て、社会人として紆余曲折を経ながら生きてきて・・・
40代にして精神的忍耐が限界に達し、精神的病を得て、その流れで発達障害の確定診断となった。その後中高の後輩にあたる愛知県の発達障害臨床のトップとして君臨する児童精神科医から「発達障害、特に自閉症スペクトラムの治療目標は、家事をする引きこもり」とはっきり銘記されながらも、これまで努力して社会経験を重ねてきた。

それは決して社会的に成功したとは言えないものだが、仮に今達成しているような資産形成ができていなかったしても、私は自分に「よくやった」と言ってやろうと決めた。

あの下劣なメンタリストは、まさに中二の頭だな。ナチズム優生思想の確信犯だからどうにもならん。ナチス発言のアカウントは停止すべきだ。

努力がどうとか、認めるとか認めないとか、関係ない。人が神の領域に触れてはいけない。下劣な精神で神のごとく振舞う輩の発言は、大変危険だ。

 

人はパンのみに生きるにあらず。神のみ言葉を食べて生きる。

裁くは我なり。の「われ」は神様である。人間ではない。だれかではない。

働かざるもの食うべからず。とは、元々新約聖書の言葉である。落ち着いて日々の仕事に精進せよ。という言葉である。ゲスどもが言うような、生活保護受給者や障害者やホームレスの人たちに、飢えて死ねという言葉ではない。下劣なゲス思想に神の言葉を用いる輩には、神様が幾重にも罰してくださる。

安心して生きていこう。

よくやつている、私。

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職員間での会話から振り返る、放課後等デイサービス勤務

2021-08-07 12:16:31 | 日記

今日は、放課後等デイサービスの職員間で何が語られていたかを振り返りたい。

 

 

まず、社長の言葉。当然ながら、経営に関することが多かったが、障害理解は乏しかった。

その社長は、異業種からの参入者。よくオンラインセミナーに参加していたが、もっぱら他業種展開やサービス費に関する研修ばかりだった。

「障害のことは良く分からない。」「書類見ても、よく分からない」「老人もやりたい。もっと事業拡大したい」的な言葉が多かった。

「私、素人だから」、という社長の発言を当初、私は好意的に見てきた。

しかし、その組織は社長以上のことはできない。よほどわきまえていない限り、劉備玄徳のような人でない限り、ダメなのだ。

「子供に特化した研修がない。集団を統率する研修がない」。これを聞いたとき、この人はダメだと思った。障害理解を深めたり、介護技法を考えたりする職員向けの無料研修は、社協が大々的にやっている。そして幾つかの機関は、子供に特化したセミナーを有料でやっている。そして「集団の統率」というはいわば、その組織の価値観やあり方に関するもの。「暗黙知」に関することだから、研修で得られるものではない。

もちろん「いかにリーダーシップを発揮すべきか」的なことは、いろいろなセミナーが有料で実施されている。

要するに、金を払ってノウハウを取得する気持がない。そして、その組織のカルチャーに関することの研修がないことに嘆いている。

さすがは騒いでいる子供たちに対して面と向かって「動物だな」という言葉を発することのできる社長だと。いまさらながら思った。

 

この組織では、特定の社員を攻撃する風潮があった。入社当初は私の教育係への誹謗中傷が毎日のようにあった。

そしてその教育係はまもなく退職した。彼の行動にも問題があり、小さな組織だったから、その時はやむを得ないと思った。

しかし先輩たちの言動に不審なものがあり、運行記録などをよくよく調べてみると、なんと固定メンバーを除き3か月に一度は職員が交代していたことが判明した。

要するに、社長を含めて固定メンバーが誰かを集中的にいじめることで、組織としてのまとまりを取り事ができていたとも考えられた。

障害者雇用で入社した私が、どうやら暗黙のサインを理解できず、いちいち具体的に説明しないといけない〈選考時、すでに「具体的指示が必要」ということを応募書類で明記していたが〉ことに嫌気がさしたようで、次の社員確保のめどが立ったところで切ってきた。

私は障害ゆえにパワハラ発言に耐えられず再発した。多少薬が効きすぎたとは思っただろうが、放出が既定路線だったから、彼らにとってはそういうものなのだろう。そしてもちろん、今は私を罵りあざけることが、彼らの「話の肴」「組織のカスガイ」になっているのだと思う。

 

社員に対してそうだから、利用者に対してもそうだった。金になるかならないか。思い通りになるかならないか。しかも説得無しに。ということがすべてだった。先輩たちの話からは、そう読み取れた。だから、ややこしい子供は切られていた。子供を切る方策がよく話し合われていた。会社上層部間での会話では。

とはいえ、放課後等デイサービスなんてたくさんあるから、嫌われたところを続ける必要はなく、適切なところを選べばいいのだと思う。

あくまでも無料または低額で軽度の障害を持つ子供を預ける場であり、それ以上の機能はないのではないかと思う。教育能力は非常に乏しく、それを向上させようとする気持ちも乏しいことだったのだと思う。

離婚する前は、妻の子を利用させる立場だった。放課後等デイサービスは、人がころころ変わる。いい人が辞めていく。辞めさせられる。理不尽な理由で利用停止になる。夢があるはずなのに、いろいろ体験をさせてもらえるはずなのに。という思いがあった。

自分が勤務してみていろいろ分かった。放課後等デイサービスに意味がないわけではないが、「自分で安全を計れない人を預かってもらう場」以上の機能が果たせない。ところが多いのではないかと思う。いろいろあるから試してみてもいいと思うが、この実態では行政が削減しようと画策している傾向も、納得できてしまう。

 

 

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ストレスコーピングの効果

2021-08-05 16:24:34 | 日記

 

先月中ごろに、会社人事幹部より「臨機応変に対応できないなら、別の人を雇う」と言われた。障害者雇用で採用されたはず、なのに。

さらに些細なことに、実害なくミスにならないようなことまで「注意」され「臨機応変に対応できない」とされてしまったことで、体調が急変。ドクターストップに至った。

 

先月の再発前も、盛んにストレスコーピング技法をたくさん使い、体調を維持してきた。

 

先月時点で行ってきた〈今も継続している〉ストレスコーピング技法は、以下の通りである。

・朝散歩

・筋トレ

・睡眠

・漢方薬

・神田橋先生のサプリメント

・焼酎風呂

・五本指いい子〈気功〉

・プチ糖質制限

・メガビタミン

・フラワーエッセンス

・タッピング

・スワイショウ

・ヨガ

・腹式呼吸

・マインドフルネス瞑想

 

今日あたり、だいぶ仕事を休んだ時にまで回復している感じはある。

何かと意欲減退気味で悩まされているものの、今日ここまで回復してきているのは、こうしたことをやってきたことの成果。だと思う。

 

特に運動は、様々な本で紹介されている通り、抗うつ剤を飲むのと同じ効果がある。有酸素運動も、筋トれも有効らしい。

質の良い7時間前後の睡眠〈最近オリンピックの影響か、質が良くないが〉については、意識してきたし、これからも追及すると思う。

神田橋先生の助言は、おおむね有効。

分子栄養学系の導入は、私は適当にやっている。最近読んでいる樺沢先生的によると、徹底しないほうがいいらしい。いろいろな意味で徹底できないので、それでいいのだと思う。

フラワーエッセンス以下の技法は、再発予防ショートデイケア〈月二回〉で教わったもの。それなりに効果があるものの、今回の体調急変を防ぐには至らなかった。ただし、ひと月余りで回復してきていることへの寄与度もあると考えている。

これからも、なかなかだが、生きていくしかない。

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うつ病再発は、環境要因が大きいな。〈自分の場合〉

2021-07-27 10:24:40 | 日記

今、何度目かわからないドクターストップにより、仕事を休んでいる。

休職制度のない会社だから、退職が決まった。

 

いろいろなことを考慮して、はっきりとは公表できないが、もともとリーガル的な課題のある会社だと感じていたし、採用退職感覚が日本とは異なる外資系で、人をどんどん入れ替える会社だと入社して判明したから、留まる動機は薄い感じだった。

申し込み時から障害を全公表して選考に臨み、支援機関の支援を受けて仕事をしてきた。

試用期間中に中間管理職的な動きを求めるとか、非常勤職員へのマネジメントを求めるとか。

明白に障害者雇用であるにもかかわらず、会社は障害への合理的配慮を実施しなかった。

さらには些細なことや理に合わないことを理由に雇止めを明白に言ってきた。

そして体調が急速に悪化し、ドクターストップとなった。これはパワハラではないか。とも思える。

 

私は藤川徳美先生などの本を読み栄養療法を取り入れ、主治医以外の病院で先駆的に行われている再発予防教育にも参加してきた。そこで教わったいろいろなことを取り入れてことは、このブログに書いてある通りだ。

運動の大事さやうつ状態で苦しくても昼夜逆転しないように、10年前から理解していて取り組んでいた。さらに最近、樺沢紫苑氏の発信に出会い、そのデータを取り込んで運動と睡眠を強化してきたばかりだった。

メタ認知が大事であることは四半世紀前から認識し、個人的に認知行動療法の学習をしてきたし、10年ほど前からは当事者研究という名の認知行動療法の実践発表会にも参加してきた。

10年ほど前にうつ状態発症したが発病後は大酒飲まず、たばこは吸わず、所轄発達障害者支援センターから「すべてのことをやっているから支援できることは何もない」と言われるまでのことをすでにやっている。

主治医は同じアスペルガー症候群の当事者にして、当事者性の高いアドバイスを受けられている。

 

にも拘わらず、残念ながら再発した。環境要因には勝てなかった。

もともと今の職場には長くいられないと悟っていたが、ドクターストップで撤退を余儀なくされるという頭はなかった。

べてる流に言えば「病気が助けてくれた」のだが、自分にとって、自分の置かれた場所の環境が非常に非常に大事なのだと認識した。

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私は心の防火扉を閉める

2021-05-30 21:40:54 | 日記

 他人の実態がどうであるとか、他人の評価がどうであるか、なんてどうでもいい。

 大事なのは、自分がどう生きたいか。そしてどう生きるか。

 ありがたいことに、再び福祉の世界で支援の仕事をしている。今度は初めから傷病障害を全面開示し、支援機関を就労開始時点から間に入れている。そうすることで、何か火種ができても大火事にさせずに済むかもしれない。すくなくとも、延命にはつながるはずだ。

 当初予想していた、大企業で障害者雇用されて働くことはかなわなかったが、仕事をして、自分がやるべきこと、自分の任務、自分の居場所があることをありがたく思う。病気のある部分は、失業がもたらしていたと感じる。これはE・フロムが百年前から神経症の原因は失業、と言っていたことだと思う。

 とはいえ、どうせすぐに失業するだろう。と思っている人もいるだろうし、どうせ失敗すると確信する人もいるだろう。とはいえそういう人たちは私に、何もしない。できない。

その言葉はおそらく、ご自身の心を反映しているにすぎないのだろう。

だからこういう人に対して私は主体的に心を閉ざす。適当にその場をやり過ごしつつ「あんたとは関係ない」と心で言い、心の防火扉を厳重に閉める。

 私は私の道を行く。私の生きたいように生きる。私は仕事がしたいから仕事をする。福祉系企業に採用されたから、それを必死でこなす。ただそれだけ。

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伊是名夏子氏、自分は何も悪くない。やり方変えないと宣言。真の目的判明。

2021-04-20 20:29:04 | 日記

何かいい方法が他に合ったら教えてほしい。と、少し前まで言っていたので、私なりに対案を考えいました。

・利用前に確認。電話連絡。〈私的に、余りにも当然のこと。二足歩行可能でも知らない場所に行くときはしっかり情報取り、必要に応じて電話する。「事前調査が差別」とは思えない。伊是名氏も一部不徹底を認めている。〉

・計画段階で、ヘルパーに相談。情報収集を指示。〈ヘルパーに対して相談した痕跡皆無〉

・安易に「3.4人すぐに用意してよ。」などと無茶な要求はしない。〈伊是名氏は当然との主張を強化〉

・ストレスなく旅行するために、必要に応じて投資する。〈伊是名氏は上級国民でタクシー利用可能な状況であったにもかかわらず、なぜかバスにさえ乗らず、電車利用に固執〉

・格別な配慮をしてくれた駅員をねぎらう。〈伊是名氏は、駅員が車椅子取り回しに慣れていなかったことに憤慨。自分だけの特別扱いの可能性があるとして、メデイアに次々電話。JRにはあれほど電話確認を嫌がっていたが。駅員を撮影し、ブログに口汚い言葉を添えて投稿。〉

・間違っても恩を口汚くさらすことは控える。〈伊是名氏。やり方は変えないと宣言。〉

 

伊是名氏本人がやり方変えないと宣言。これではもう、どうにもならない。

 

私がもし、伊是名氏のような人の介護を行う義務が発生した場合、どうするか。考えました。

・事細かに記録。何を言われたか、何をしたか、反応はどうだったか。例えば「コップに水を入れて飲ませた。」ではなく、「お客様が水分所望。コップに200mの水を冷蔵庫備え付けのポットから入れ、お客様に渡す。お客様はそれを3口にわたり飲み干された。」などと、数字化できることは数値化し詳細に描く。

・すべて録音を取り、問題になりそうな場面はすべて残す。

・言われたこと以外は一切やらない。

・可能な限り、他の利用者を担当する。

・最悪、裁判所になることを前提に、すべて慎重に行い、すべて記録につける。

かつて福祉記録に関する研修で、講師の先生から、お客さんの中には「趣味 裁判」という方がいる。記録は究極のところ裁判対策。ということは教育されています。記録は客観的につけることを教えられています。

人格の誹謗はいかん、と思いますが、伊是名氏も実にひどい。
ただこの問題をたどることで、学ぶことも多いです。

車椅子ユーザーのかたで、コミュニケーションを大事にする方々からも発信を受け、周りの人々を励ますことの大切さを教えられました。

つぎはそういうことを書くかもしれません。

 

※4/21表題に「真の目的判明」と追記
以下、本文追記

【悲報】伊是名夏子氏、嫌がらせのために来宮駅に行ったことが電車の時刻表からバレてしまう | TweeterBreakingNews-ツイッ速! (tweetsoku.com)
伊是名夏子氏の来宮旅行の目的について、名目上「来宮神社を中心に食事宿泊などの観光」となっていますが、鉄道研究家の時刻表解析により、小田原から乗り換えなしの来宮行では来宮神社営業時間に間に合わないと判明。これはJR時刻表で確認すれば、一目瞭然です。

よって伊是名氏の旅行目的は最初から来宮神社ではなく来宮駅。なぜかJR東海・東日本共同管理の小田原駅から乗車。JR側の混乱誘発を狙い、さらに来宮駅で騒動を起こすことを最初から意図していた疑惑の蓋然性ますます高まりました。

伊是名氏旅行真の目的は「自らの組織内プロモーション」と「政治的プロパガンダ」であると、確実に推定できます。

小田原駅(JR東海道本線 熱海方面)の時刻表 - 駅探 (ekitan.com)

停車駅一覧 - 駅探 (ekitan.com)

 

4/23 追記。さらに伊是名氏の行動が偶発的なものではなく、当初より騒動を意図していたものであることをしめす検証記事

4月1日の伊是名氏の行動考察 | 桜花@元自衛官のブログ (ouka-jsdf.com)

 

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速報 わたしは伊是名夏子氏の「提言」を容認しません

2021-04-17 19:42:54 | 日記

伊是名氏が過去、自らアップした資料のまとめ動画です。

(24) 伊是名夏子さん「乗車拒否騒動の疑問点」と「消すと増える衝撃の過去発言まとめ」 - YouTube

許しがたい、動かせない証拠の数々です。

あれは社会民主党としての政治的行動で、仕掛けたものであると考えるに至りました。

関わり合うことはできないばかりか、最悪の人格を目の当たりにし、吐き気が出ます。

バリバラにはもう、出ないでほしい。あんな人。

 

※追加資料

伊是名夏子氏の過去の問題行動・発言40件まとめ(ソース付き) - Togetter

 

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私が伊是名夏子さんからの「問題提起」で学んだことと、伊是名氏とは違う道を歩む。ということ。

2021-04-11 19:40:13 | 日記

僕は、離れようと思います。

 

伊是名夏子さんから「問題提起」されたことで、いろいろ学び、考えることができました。

・バリアフリーと過疎化に伴う公共交通機関経営難。

・移動の際に行う「準備」。

・旅行先でのハプニングが生じたとき、どの程度「人のお世話」になるか。

・「お世話」が障害者への合理的配慮が伴う場合、法的義務であるかどうか。

・常に介護の必要な身体障碍者などが、お世話されたことに感謝の言葉を述べる。ことについて、そうしないことが社会的に糾弾されなければならないほどの非行なのかどうか。

・問題提起の方法について。戦後の昭和時代と違い、今の世の中は従順であること。感謝すること。人の世話にならないで自分で完結させることへの意識が行く。労働運動であれ、女性運動であれ、障害者運動であれ、社会問題を訴えることが迷惑行為、クレーマーとみなす人が少なからずいること。

・日本が、感謝強制社会であること。自己責任社会であること。

・日本人の人権意識が、「やさしさ」「おもいやり」であること。天賦人権の概念を否定的にとらえる人が少なからずいること。気に入らなければ袋叩きにしてもいいと考えていること。
・伊是名さんは重い障害を持ちながら、子供のころからバリアに遭遇する度に、周りを巻き込んでバリアを突破していく人生であったこと。傲慢にも見える態度だが、それゆえに養護学校卒ではなく入所施設利用者でもなく、高学歴専門職となり高給取りと結婚し家庭を設け、明らかに上流階級に属する今の地位があるということ。

・リーダーとは、周りの人を巻き込んで問題解決する資質が大事であること。

・JRとその鉄道マンは、すべてのお客様の移動を実現したいと、労使を挙げて情熱を傾けていること〈個人差は大きいと思います〉。会社と労組は、本件のことについても移動の自由を追求する論調で、職業的矜持を感じる広報です。

 

たくさん学ばせていただきました。学ばせていただけたことにつき、わたしは素直に感謝します。伊是名様にも、伊是名様のプライバシーを徹底的に暴露した右翼論客の皆様にも。

しかし、伊是名さんや怒りに共感した身体障碍者たちに感謝を強要する。JRの仕事を歪曲し、事業者しての安全配慮義務があたかもお客さんにあるかのごとき論陣で執拗に個人攻撃に利用する。こうしたことは誹謗中傷です。同調しません。

また本件に触発され、障害者排除を表明した著名人を残念ながら見ました。そのようなメッセージを著名人が発すると、植松崇拝者がコメント欄に沸いてきます。植松信者が立ち寄るようなサイトに、私は今後望んでそこを訪れることはないでしょう。

そして、社会民主党のある部分にも、ついて行けないものを感じました。常任幹事たる伊是名氏の問題提起の方法については、やはりついていけません。私がこの党を積極的に支持することは、これまでもそしてこれからも、ありません。

伊是名氏は今や公党の幹部であり、ただの障害者運動のリーダーではありません。多様な人々への配慮を私は期待しますが、そうしていただけないので、私は社民党を応援しません。彼らはおそらく私が右翼論客と近似的に等しいと評価することでしょう。別に弁明しません。
人格否定はしません。伊是名さんに周りへのやさしさがあればなあと思いますが、それはないでしょう。期待しても仕方がないし、耐えられないので私は離れます。

この問題が、バリアフリーや障害者差別の大問題ではなく、公党幹部の行動についての是非。として狭く局限して処理されることを望みます。

右翼論陣に手を緩める気配がありません。今は沈黙している国会議員である障害者運動重鎮たちの動向に注視しようと思いました。

 

※追記、JR東日本からしっかりとした公式見解が出ました。私は全面的にJR東日本を応援します。

「乗車を拒否する意図はない」JR東が強調 電動車いす利用者への対応問題:朝日新聞GLOBE+ (asahi.com)

 

※4/18追記と表題一部変更
 伊是名夏子氏自らによってアップされた〈現在は削除〉記事などをまとめた動画とサイトを、提示します

(25) 伊是名夏子さん「乗車拒否騒動の疑問点」と「消すと増える衝撃の過去発言まとめ」 - YouTube

伊是名夏子氏の過去の問題行動・発言40件まとめ(ソース付き) - Togetter

上記を読んで、私は伊是名氏と社民党の政治活動を支持しません。あのような人物に一票投じることは、ありません。

私は障害者権利条約に絡んだ藤井先生のような、秩序を保ち、諸勢力との連帯を重んじ、バリアフリーを実現する運動に賛同し参画します。

伊是名氏の運動に加担できません。それが伊是名氏の問いかけに対する私なりの「最終回答」です。「最終回答」に即した表題に一部改変しました。

 

 ※4/21追記 伊是名氏の旅行目的が、初めから意図計画し、来宮駅で騒動を起こすことそのものが目的であった疑惑に「時刻表」という動かぬ状況証拠が提示されました。ふぁくちチェックし、これは真実です。偶然の出来事ではなく、最初から企図された暴挙であったことが判明しました。

【悲報】伊是名夏子氏、嫌がらせのために来宮駅に行ったことが電車の時刻表からバレてしまう | TweeterBreakingNews-ツイッ速! (tweetsoku.com)

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精神科に通う人が仕事をするなんて、あり得ないこと。という世論

2021-04-08 21:49:43 | 日記

伊是名夏子さんが提起した「電動車椅子乗車拒否事件」。

 

JR東日本の反応は、大筋においてまっとうに感じる。熱海駅の対応は見事だと感じた。JR広報によると、駅員への車いす対応の研修はすでに実施されていて、この件をきっかけに新たなる研修を行う予定はない。と公表するほど自信を持っている。駅長は自ら指揮し、伊是名さん一行を丁寧に案内した。伊是名さんはブログ記事で素人呼ばわりしていたが、彼らは運行のプロ。すべての人の鉄道移動を実現させる意欲は高いと感じた。


なお、労働安全衛生法によると、労働において労働者の安全を図る義務が生じるのは事業者。車椅子の当事者ではない。

なぜか鉄道マンの安全配慮注意義務を車椅子ユーザーに課すかのごとき投稿が散見するが、安全にできないと判断すれば合理的配慮を超えるわけだから、そのようなことは初めからしない。

熱海駅が状況を見て配慮可能と機敏に判断し実施したことを忘却し、ひたすら伊是名氏を叩く論調が続くことに、私は強い憤りを覚える。
JRから、問題の展開に際してこの時代の推移を見据えた合理的配慮の公表がなされた。合理的配慮、地方の高齢化過疎化と駅の維持、鉄道労働者介護労働者の労災対策、といったことに冷静な議論が始まることに期待したい。

 

伊是名さんのことを調べているうちに、私はだんだん、自らの就労について思うようになった。

発達障害は生得性の障害とされ、社会で頑張るうちには私は二次障害としてうつ病の診断を受けることになった。

現に、発達障害とされる人々が社会の中で仕事上でも成功をおさめた事例をよく見聞するし、精神障害の当事者が仕事上で成果を収めた事例もまた、私は見聞きしてきた。私自身も四半世紀にわたり社会の中で経済活動に従事し〈学生の頃はバイト、卒後は正社員などとして〉、ささやかながら家庭生活を経験し、財産を持つに至っている。

しかし、世の中の「常識」とされる知識。もっとも、すべての人の「常識」ではなく、ある一定の人たちの「常識」においては、「精神障害〈発達障害を含む〉の人が仕事をするなんて、ありえない」のである。

今でも「精神科に通院している人は仕事をするべきではない。一緒にいるだけでも嫌だ」という声を時々耳にする。一昨年の就労支援講演会で現役のハローワーク職員が「5年前は精神障害の人の就労なんて、あり得ない話だった」と明白に語り、8年ほど前に参加した当事者研究会では首都圏ハローワーク職員が涙を流しながら「皆さん〈精神障害当事者〉の仕事はありません。」と何度も語っていた。数字上は精神障害者のハローワーク経由での雇用がすでにあったのだが、肌感覚では最近ようやく、光が見えてきた。のかもしれない。

これは多分に、障害者雇用率が上がり、その達成が低いとメディアに叩かれ、あるいは公共入札に参加できない。など、大企業が障害者を雇わないと損害を被る社会状況になったことによるものと思われ、精神障害者の能力が短期間で著しく向上したわけではないのだ。

制度的構造的変化により、精神障害当事者が障害をオープンにして雇用される確率が増えたのだが、未だに「精神障害者が仕事をするなんて、あり得ない」というイメージを持つ人々は多いのだ。そういう人にとっては精神病者が仕事をするなんてわがまま。配慮なんてずるい。のだ。精神障害者が障害を開示して仕事についても、こうした声との軋轢は、多かれ少なかれ覚悟しなければならないのだ。障害者雇用で雇用された別種障害者との軋轢もあるのだ。〈障害者最大の壁は別種障害者、かもしれないことについては、後日書きたい〉

仕事をする精神障害者当事者一人一人が、未知の場所で自分の道を切り開いていくチャレンジャーなのだ。あり得ないとされることにトライする存在なのだ。私はそう思った。

 

※追記、私はJR東日本を全面的に支持します。

「乗車を拒否する意図はない」JR東が強調 電動車いす利用者への対応問題:朝日新聞GLOBE+ (asahi.com)

※追記、誹謗中傷下火と誤認した冒頭部分を削除。労働安全衛生法を追加。一部を訂正。

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JR東日本の対応は立派。それでもなお一層のバリアフリーを望む。~電動車椅子「乗車拒否事件」考察~

2021-04-07 21:25:18 | 日記

さすがJR東日本。立派な対応だと思う。

 

まず、コラムニスト伊是名夏子さんに何があったかをまとめたい。

ざっくり要約すると

4月1~2日にご本人、お子さん二人、お友達、ヘルパー〈ご本人は難病の身体障碍者で、電動車椅子ユーザー〉が旅行。当初は沖縄旅行の予定が、コロナにより予定変更。

事前に調べたが目的駅が無人駅であることと階段があることを読み取ることができなかった様子。たしかに「無人駅」という表記はない。しかし階段昇降が必須だと私は読み取った。

乗車しようとした小田原駅で「乗車拒否」とされる事象。

一時間余り押し問答。バリアフリー法や障害者差別解消法を持ち出し、直ちに駅員3.4人集めて何とかするよう主張。通りがかりの通行人からはただのクレーマーというツイートを読んだ。

結局のところ、熱海駅の配慮で熱海駅から駅用含め4名加わり、目的無人駅下車。

ご本人は有名人で、メディアに人脈有。ブログ掲載後、報道相次ぐ。

著名人文化人から賛同の意見、そしてユーチューバーをふくめ圧倒的大衆から「非常識」とたしなめる声。中には障害者差別をあからさまに書き込み植松を賛美する投稿も出現〈竹端先生のツイート通り、一部批判者の性根は植松に近いと私も感じた〉。おとなしい普通の身体障碍者何人かが人の目を気にして外に出られない状態に。

 

〈データ〉

伊是名夏子さん「いろいろな議論により繋がりますように。そして誹謗中傷はやめてください」車いす乗車拒否問題でブログを更新 | mixiニュース

JRで車いすは乗車拒否されました : コラムニスト伊是名夏子ブログ (livedoor.jp)

なぜ彼女は「JRに乗車拒否された」と訴えたのか 波紋ブログの真意、伊是名夏子さんに聞いた: J-CAST ニュース【全文表示】 (j-cast.com)

「JRで車いすは乗車拒否されました」伊是名夏子さん明かす 法律はどうなってる? | ニコニコニュース (nicovideo.jp)

「JRで車いすは乗車拒否」に賛否|BIGLOBEニュース

伊是名氏の言い訳破綻 タクシー会社に聞いた | 令和電子瓦版 (reiwa-kawaraban.com)

JR、車イス利用者を「乗車拒否と認識していない」 無人駅めぐるトラブル「要望に少しでも沿えるよう提案した」(J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース

コラムニストの伊是名夏子さん「JRで車いすユーザー乗車拒否にあいました」 ブログ記事に反響で「乗車拒否」がTwitterトレンドに | ガジェット通信 GetNews

〈4/12追加〉

「乗車を拒否する意図はない」JR東が強調 電動車いす利用者への対応問題:朝日新聞GLOBE+ (asahi.com)

 

私は、この騒動で最もまともな対応をしたのはJR東日本だと思っている。

現場の駅員の意識は低かったが、最後は見事な対応。ご本人たちの粘りが引き出した。かもしれないが、大人の対応。さすがは大企業。

伊是名さんのわがままであることは間違いない。自分にはあのようなことはできない。社会党役職員ということであれば、労働者たるJR東日本社員に労災リスクの高いことを強いたことについて、質問してみたいとも思ったりする。

とはいえ、私もわがままのある人間。移動の自由を享受したい人間。障害の有無にかかわらずアクセス権を保証しようというのがバリアフリー法などの精神。

「こんな真夜中にバナナかよ」で描かれた当事者のように、わがままを通して自由に生きることを、周りと摩擦を起こしながら押し通した先達によって、お年寄りやけが人などにも優しい社会構造に変化していっているのが、我が国の戦後史。

伊是名さんの行為は「仕込み」かもしれないと私は思う。ついていけない感じがするが、「弱者の人権を守るために、強者の人権を侵害してでも」という方々が軋轢を繰り返しながら権利を獲得してきた歴史的事実が思い出される。

それにしても、メディアは伊是名さんのような「強い障害者」が好きなんだな。と思うが、そんな強い人は多くない。多くは周りに気を使いながら、ゴマをすりながら、やってもらっている。入所施設から出ていかない当事者さえいる。

騒動に乗じて、障害者に汚らしい言葉を浴びせる人たち。身体障碍者を侮辱する一部精神障害者たち。植松を賛美する人たち。こういう輩が文化的発言をはるかに上回り、出現している事実がある。彼らは伊是名さんが「誹謗中傷はやめて」といつてもやめない。現象を見ると最高裁判所判決確定でも止めないだろう。しかし本件で刺激され侮辱や人格の誹謗中傷には抗議したほうがいいと思う。

しばらくこの話題にこだわるかもしれない。

「想像力の障害」「障害者最大の敵は障害者」「差別と立場主義」「差別と植松」など、話題は事欠かないかもしれない。

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