「ぼくは数式で宇宙の美しさを伝えたい」11~13章の印象的なことば。
わたしは保育所の健常児たちにも、好きなことがあったらそこに飛び込んでいくよう促してきました。
大好きなことに打ち込んでいると、それ以外のスキルもおのずとアップする
天文台は息子にとつて大事な基盤になりました。大好きな天文学について誰かと話せる環境ができたことで、息子はただしゃべることと、コミュニケーションをとることの違いや、母親だけでなく他の人ともコミュニケーションをとることを学んでいきました。
子どもが自分の世界から出てくるのを期待するのではなく、こちらから子供の世界に入っていくようになれば、明るい道が開けると、・・・みずからが子供とのかけ橋になり、彼らが見ているものを見ることができれば、彼らを連れ戻すことができる。
得意なこと、好きなこと、打ち込めることもしっかり観察して、そしてこちらから、子供の世界に入っていければ、明るい道が開けると、著者のクリスティン・バーネツトさんも言っています。
似たようなことを、いろいろな講演会の先生から聴いています。
すべての専門家が、絶望にいざなうとか、障害児を操作することしか頭にないとか、障害児の苦手なことにしか関心がない、わけではなく、希望に導く、自主性・自律性を伸ばす、得意を伸ばす支援をする支援者もいるのです。