11月24日、柴田町の文化財保護移動研修で多賀城市の東北歴史博物館にて「日本人とクジラ」展を
展示責任者の案内で視察を行いました。
その際、少し時間に余裕があったので、常設展やテーマ展示を見学しました。
福應寺とあり、これは角田市東根にあるお寺とすぐ分かり早速見学しました。
テーマ展示 第2室 展示案内:「福應寺毘沙門堂奉納養蚕信仰絵馬」
角田市の福應寺毘沙門堂には,おびただしい数のムカデを描いた絵馬が奉納されています。
その数23,477枚。ネズミがムカデを嫌うことから,養蚕の大敵ネズミ除けとして描かれ奉納された
これらの絵馬から,ムカデに込められた信仰の姿を紹介します。
開催期間は、12月11日(日)までです。

展示室入り口


指定概要

ムカデと養蚕信仰

絵馬
角田市教育委員会HPから
福應寺毘沙門堂絵馬が国の指定文化財になりました
平成24年3月8日に、東京都の如水会館で重要有形民俗文化財の指定書交付式がおこなわれました。
式には福應寺の佐藤隆信住職や大友喜助市長が出席し、佐藤住職が文化庁長官から指定書を受取りました。
(写真の中央の2人のうち、左側が文化庁長官、右側が佐藤住職)

県内初の指定
福應寺毘沙門堂絵馬は、全国で212件目、宮城県では初の重要有形民俗文化財になりました。
角田市内で国の指定を受けた文化財としては、高蔵寺阿弥陀堂・高蔵寺の阿弥陀如来坐像・旧佐藤家住宅
・梁瀬浦遺跡に続いて5件目となります。
梁瀬浦遺跡が国の指定を受けた昭和52年以来、35年ぶりに市内で国指定文化財が誕生しました。
下の写真は、今回の指定書です。

福應寺の絵馬が重要有形民俗文化財に指定されました
平成24年3月8日付けで、東根地区鳩原の「福應寺毘沙門堂奉納養蚕信仰絵馬」23,477枚が
重要有形民俗文化財として国の指定を受けました。
重要有形民俗文化財の分野としては県内初の指定です。
福應寺毘沙門堂奉納養蚕信仰絵馬とは
福應寺毘沙門堂奉納養蚕信仰絵馬(ふくおうじびしゃもんどうほうのうようさんしんこうえま)は、
東根地区の福應寺の境内の毘沙門堂に奉納されてきた絵馬です。
江戸時代の中頃から奉納され始め、その枚数は23,477枚を数えます。
ほとんどの絵馬にはムカデの絵やムカデを示す文字が書かれています。
東根地区では養蚕が盛んでしたが、蚕がネズミに食べられてしまう被害が多くありました。
しかし、「ムカデがいるとネズミが寄ってこない」という信仰から、養蚕が上手くいくように願って
ムカデの絵を描いて福應寺の毘沙門堂に奉納するようになったと考えられています。
下の写真は23,477枚のうちの1枚です。

ムカデがネズミを倒したような絵が描かれています。
ムカデがネズミ除けとして信仰されていたことのひとつの裏付けと言えます。
重要有形民俗文化財とは
生業や衣食住・信仰など、人々の生活に密接にかかわる文化財のうち、形の有る物
(例:農具、衣類、絵馬など)を有形民俗文化財と呼び、その中でも特に重要な物として国が指定した
物を「重要有形民俗文化財」と呼びます。
「福應寺毘沙門堂奉納養蚕信仰絵馬」を含めて、重要有形民俗文化財は全国に212件あります。
展示責任者の案内で視察を行いました。
その際、少し時間に余裕があったので、常設展やテーマ展示を見学しました。
福應寺とあり、これは角田市東根にあるお寺とすぐ分かり早速見学しました。
テーマ展示 第2室 展示案内:「福應寺毘沙門堂奉納養蚕信仰絵馬」
角田市の福應寺毘沙門堂には,おびただしい数のムカデを描いた絵馬が奉納されています。
その数23,477枚。ネズミがムカデを嫌うことから,養蚕の大敵ネズミ除けとして描かれ奉納された
これらの絵馬から,ムカデに込められた信仰の姿を紹介します。
開催期間は、12月11日(日)までです。

展示室入り口


指定概要

ムカデと養蚕信仰

絵馬
角田市教育委員会HPから
福應寺毘沙門堂絵馬が国の指定文化財になりました
平成24年3月8日に、東京都の如水会館で重要有形民俗文化財の指定書交付式がおこなわれました。
式には福應寺の佐藤隆信住職や大友喜助市長が出席し、佐藤住職が文化庁長官から指定書を受取りました。
(写真の中央の2人のうち、左側が文化庁長官、右側が佐藤住職)

県内初の指定
福應寺毘沙門堂絵馬は、全国で212件目、宮城県では初の重要有形民俗文化財になりました。
角田市内で国の指定を受けた文化財としては、高蔵寺阿弥陀堂・高蔵寺の阿弥陀如来坐像・旧佐藤家住宅
・梁瀬浦遺跡に続いて5件目となります。
梁瀬浦遺跡が国の指定を受けた昭和52年以来、35年ぶりに市内で国指定文化財が誕生しました。
下の写真は、今回の指定書です。

福應寺の絵馬が重要有形民俗文化財に指定されました
平成24年3月8日付けで、東根地区鳩原の「福應寺毘沙門堂奉納養蚕信仰絵馬」23,477枚が
重要有形民俗文化財として国の指定を受けました。
重要有形民俗文化財の分野としては県内初の指定です。
福應寺毘沙門堂奉納養蚕信仰絵馬とは
福應寺毘沙門堂奉納養蚕信仰絵馬(ふくおうじびしゃもんどうほうのうようさんしんこうえま)は、
東根地区の福應寺の境内の毘沙門堂に奉納されてきた絵馬です。
江戸時代の中頃から奉納され始め、その枚数は23,477枚を数えます。
ほとんどの絵馬にはムカデの絵やムカデを示す文字が書かれています。
東根地区では養蚕が盛んでしたが、蚕がネズミに食べられてしまう被害が多くありました。
しかし、「ムカデがいるとネズミが寄ってこない」という信仰から、養蚕が上手くいくように願って
ムカデの絵を描いて福應寺の毘沙門堂に奉納するようになったと考えられています。
下の写真は23,477枚のうちの1枚です。

ムカデがネズミを倒したような絵が描かれています。
ムカデがネズミ除けとして信仰されていたことのひとつの裏付けと言えます。
重要有形民俗文化財とは
生業や衣食住・信仰など、人々の生活に密接にかかわる文化財のうち、形の有る物
(例:農具、衣類、絵馬など)を有形民俗文化財と呼び、その中でも特に重要な物として国が指定した
物を「重要有形民俗文化財」と呼びます。
「福應寺毘沙門堂奉納養蚕信仰絵馬」を含めて、重要有形民俗文化財は全国に212件あります。