思いつくまま感じるまま。

身辺雑記です。
何でもありの記録
HN天道(てんとう)

全駅制覇

2005年10月03日 | Weblog
訳の分からん世界一を載せている「ギネスブック」
今回、日本の私鉄・地下鉄を含む全鉄道の駅に降り立つという記録を達成した人がいる、と今日の新聞に出ていた。
ギネスブックに掲載されるようなことが書いてある。

そんなことをやって何の意味があるんだ、と私なら考えてしまう。
とんでもない数の駅があるだろうから、ただひたすら記録を作るために駅に降り立つ訳です。
「駅降り立ち」にとりつかれたマニアです。
人がやらなかった、出来なかったことにひたすら挑戦する。

昔「80日間世界一周」という映画がありました。
当時は絶対に不可能と思われていたことに挑戦し意地になって達成した訳です。
これもある意味ではただ記録に挑戦しただけの話です。

それと比べると、「日本全駅降り立ち」の記録は何のロマンも感じられませんが、現実には達成するためには、人知れない努力と工夫があったのだろうとは思います。
しかし、そのエネルギーをもっと別のことに費やせという気持ちを持ちます。

ただ彼自身は立ち向かう目標が持てて幸せな人だなと思う。
こんな皮肉めいたことを書いている自分が哀れに思えるこの複雑さ。

2005年10月03日 | Weblog
西洋に面白い小噺があるそうです。
昔、十字軍の遠征という宗教戦争がありました。イスラム教のとの戦いに遠征する訳ですが、一度遠征すると4,5年は帰れなかったそうです。
それで遠征する兵士は妻の浮気を防ぐために鉄で出来た「貞操帯」なるものを作って妻の下半身に着せて鍵をかけて、その鍵を持って遠征したということです。

ある兵士が自分の親友に「もし万一私に何かあったら、妻のことはよろしく頼む」と言って、妻の貞操帯の鍵を親友に預けました。
ところが何日か後に、親友は兵士を追いかけてきて「大変だ、この鍵は合わなかった」といったそうです。

笑えますね。
ところで当時は実際に多くの貞操帯が作られたそうですが、現実には何の役にも立っていなかったそうです。
妻たちは、夫が出生すると直ぐに鍛冶屋に頼んで合鍵を作り自由の身になって、遠征からの帰還の頃にまた鍵をかけていたそうです。

そりゃそうだよね。
浮気願望が無くたって鉄の塊を下半身にはめて生活できる訳がありませんよね。
出征兵士だってそんなことは想像できた筈ですから、絶対に開けられない鍵を作ることにエネルギーを費やしたんでしょうね。
妻のほうもどんな鍵でも開けられる鍛冶屋を求めて、鍵の競争があったかもしれません。
錠前の改良には大いに貢献したことでしょう。