今日の市民大学は新屋英子のひとり芝居「身世打鈴」の観劇。
「身世打鈴」は「シンセタリョン」と読んで、身の上話の意味だそうだ。
彼女が45歳の時に演じ始めて32年経つというから、77歳のおばあさんということになる。
在日朝鮮人オモニの生涯・身の上話を演じている。
最初は喫茶店で数十人の前で演じて、好評を博して以来、公演の片隅から大阪城ホールまで依頼があればどんな場所でも演じて2000回以上になるという。
日本全国をはじめとして、韓国・中国でも演じて好評をされているそうだ。
日本演劇界の記念碑的作品とインターネットで検索できる。
屑拾いのばあさんの格好で演じているので素顔はよく分からないが、ネットで見ても美人とはいえない個性派女優だ。ブスといっているのではない。
観客に語りかけながら、観客も舞台に取り込むような1時間15分の演技だった。
終了後の45分間の彼女のトークも興味深いものがあった。
戦争を挟んで日本がいかに朝鮮人を差別していたぶって来たかについて多くの実証を踏まえて、そのことについて今の日本人が知らなすぎることを述べていた。
土下座外交などと言われているが、土下座して済むようなことではないとも言っていた。
拉致問題についても許せない行為だと言及していた。
そして一方で日本が朝鮮人に与えてきた計り知れない苦痛も同時に理解しなければならないと触れていた。
歴史の時間でもサッと通り過ぎるし、決して大学受験の試験問題にもなることはない。
従って勉強しても受験には何の役にも立たない。
東大で演じた時も終了後に学生から「知らなかったけど、それじゃ、私たちは何をすればいいんでしょうか」と質問を受けたことを嘆いていた。
「とうだい元暗し」とはこのことだといって皮肉っていた。
彼女自身も、そんな差別が存在することに関しては無関心で育てられたとも言っていた。
事実を知ってしまったら無関心ではいられない性格なのだろう。
彼女は45歳から生涯をかけて演じ続けたわけだ。
老齢の今も元気そのものである。
最後に女性も長い間差別的扱いを受けてきた、真に強い女性が育って欲しいと結んでいた。
自民党の刺客当選女性たちのことは皮肉っていたが。
「身世打鈴」は「シンセタリョン」と読んで、身の上話の意味だそうだ。
彼女が45歳の時に演じ始めて32年経つというから、77歳のおばあさんということになる。
在日朝鮮人オモニの生涯・身の上話を演じている。
最初は喫茶店で数十人の前で演じて、好評を博して以来、公演の片隅から大阪城ホールまで依頼があればどんな場所でも演じて2000回以上になるという。
日本全国をはじめとして、韓国・中国でも演じて好評をされているそうだ。
日本演劇界の記念碑的作品とインターネットで検索できる。
屑拾いのばあさんの格好で演じているので素顔はよく分からないが、ネットで見ても美人とはいえない個性派女優だ。ブスといっているのではない。
観客に語りかけながら、観客も舞台に取り込むような1時間15分の演技だった。
終了後の45分間の彼女のトークも興味深いものがあった。
戦争を挟んで日本がいかに朝鮮人を差別していたぶって来たかについて多くの実証を踏まえて、そのことについて今の日本人が知らなすぎることを述べていた。
土下座外交などと言われているが、土下座して済むようなことではないとも言っていた。
拉致問題についても許せない行為だと言及していた。
そして一方で日本が朝鮮人に与えてきた計り知れない苦痛も同時に理解しなければならないと触れていた。
歴史の時間でもサッと通り過ぎるし、決して大学受験の試験問題にもなることはない。
従って勉強しても受験には何の役にも立たない。
東大で演じた時も終了後に学生から「知らなかったけど、それじゃ、私たちは何をすればいいんでしょうか」と質問を受けたことを嘆いていた。
「とうだい元暗し」とはこのことだといって皮肉っていた。
彼女自身も、そんな差別が存在することに関しては無関心で育てられたとも言っていた。
事実を知ってしまったら無関心ではいられない性格なのだろう。
彼女は45歳から生涯をかけて演じ続けたわけだ。
老齢の今も元気そのものである。
最後に女性も長い間差別的扱いを受けてきた、真に強い女性が育って欲しいと結んでいた。
自民党の刺客当選女性たちのことは皮肉っていたが。