2人の女性が話し込んでいる。
2人とも50代から60代だ。
Aさんは甲状腺疾患と診断されて通院している。
比較的軽いので通院で大丈夫といわれているが、もし悪化すれば喉首が腫れてきたり眼球が飛び出してきたりするらしい。
暫くの間、しょげ返っていていつもの元気が無い日が続いている。
BさんがAさんを慰めている。
Bさんは自分の病気を引き合いに出して、Aさんにその程度のことでクヨクヨするなと言っている。
Bさんは若い頃39歳の時に舌癌といわれて大手術をしたんだそうだ。
患部の舌を切り取って、手首の甲の皮膚を首を切り開いて舌に接合した。
その時放射線治療で髪の毛は全部抜けてしまった。
そういって手首の傷と首の傷をAさんに見せていた。
彼女の傷は言われなければ気がつかないほどになっているが、手術時の心境は察して余りある。
話すことが出来なくなるのでは?
傷痕が醜く残るのでは?
髪の毛は元通り生えてくるのかしら?
これが治っても再発してしまうのでは?
彼女は再発することもなく、普通以上に自由に喋れるし歌も歌える。
それ以来、何があっても大丈夫と逆に逞しく生きれるようになったと述懐している。
そんな過酷な経験をしているからBさんはAさんを慰めることが出来る。
そしてAさんもすこし元気になった。
2人とも50代から60代だ。
Aさんは甲状腺疾患と診断されて通院している。
比較的軽いので通院で大丈夫といわれているが、もし悪化すれば喉首が腫れてきたり眼球が飛び出してきたりするらしい。
暫くの間、しょげ返っていていつもの元気が無い日が続いている。
BさんがAさんを慰めている。
Bさんは自分の病気を引き合いに出して、Aさんにその程度のことでクヨクヨするなと言っている。
Bさんは若い頃39歳の時に舌癌といわれて大手術をしたんだそうだ。
患部の舌を切り取って、手首の甲の皮膚を首を切り開いて舌に接合した。
その時放射線治療で髪の毛は全部抜けてしまった。
そういって手首の傷と首の傷をAさんに見せていた。
彼女の傷は言われなければ気がつかないほどになっているが、手術時の心境は察して余りある。
話すことが出来なくなるのでは?
傷痕が醜く残るのでは?
髪の毛は元通り生えてくるのかしら?
これが治っても再発してしまうのでは?
彼女は再発することもなく、普通以上に自由に喋れるし歌も歌える。
それ以来、何があっても大丈夫と逆に逞しく生きれるようになったと述懐している。
そんな過酷な経験をしているからBさんはAさんを慰めることが出来る。
そしてAさんもすこし元気になった。