蕃神義雄 部族民通信

レヴィストロース著作悲しき熱帯、神話学4部作を紹介している。

LGBT法の闇 下

2024年01月06日 | 小説
(2024年1月6日)人性を規定する2の属性群、1は与えられ本人は変化できない資質。顔表情、性、生年月日、身長など。これらがその人の個体性、アイデンティティ(identité)をなす。旅券もマイナカードもこの趣旨で所持者を特定している(写真)。もう一方は本人が獲得した、内部から発する資質で思考、信条など。部族民はこちらを個別性、particularité とした。


このパスポートは1968年にK氏に発行された。


K氏を特定する個体情報は(円と下線)性別、身長、戸籍(県名のみ、原簿には詳細が登録される)、生年月日、社会地位そして顔写真。所持者とこれら事項を照合して本人を特定する。生年月日の右横のNONEとは身体特徴(Physical peculiarities)K氏は持ち合わせない。この言い方は欠損畸形を連想するので後に省かれている。50年前旅券なので個別の特定は不可であろうとK氏から提供を受けた。



ここにもある通り性は両親から、あるいは神から与えられた資質です。アイデンティティの重要な項目で、変化できない個体性に属するとは人類の歴史、幾百万年を通じて真理である。
LGBT法を推進する一派は性を「本人が獲得した可変資質」と変える意図を持つ。そのようなお畏れた変化が可能であろうか。またそれが国民全体に利益をもたらすのだろうか。答えは自ずと出てくる。NO。性は代えられない。

一方で与えられた性と個別の自覚の乖離に悩む方もいる(報道で聞くのみ、部族民自身はそうした実例を知らない)。その悩みが「個別particularité」なので、これは自発的に解決する項目です。喩えると「私にはサルトル実存主義が理解できない、どうしたら良いか」と部族民が識者に打ち明ける。答えは「勝手にしろ」と決まっている。これと同列の取り扱いが求められる。

自身で解決する。人を特定する個別性を書き換えて、性を乗り替えるなどは「天に唾する」涜神、涜人類の野蛮行為です。

LGBT法の闇 の了 (24年1月6日)
コメント
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