(2024年1月4日、能登半島震災、羽田空港事故の被災者被害者への追悼と新年の挨拶は文末)
昨年、日本の世論人心を二分したLGBT法(性的志向及びジェンダー…に関する法、23年6月16日成立)の闇を部族民(渡来部)として説明したい。骨子は
1 人を説明する2の属性
2 属性の鞍替えは不可能
3 LGBT法の狙い「自認の性」は属性離脱を目的とする(フランス語混じりはいつもの癖なので許せ)。
人(homme)を説明するとは人(personne)と個体(individu)に分けられる。個体は集団(foule)に対峙しているので、「全体の傾向対個体の偏差」として主に採り上げられる、ここでは人personneの個人性(personnalité)を語る。個人性は二重の属性群で規定される。1は外側から認められる識表、外側とは目に見えるのだからそれは顔表情、性別、年齢、身長体重など。これらが総じて人を外見的に区別する。区別され得る外貌を « identité ,identique » とする。
もう一方は内部から発進する属性で思考、信条、慣習など。その最たるものは自我であろう。
区別の二重性は部族民が勝手に唱えている妄説ではない。古来、哲学者が指摘していた。それを如実に説明している文を見つけたので写真を参照してください。Ch. Baudouin (1893~1963フランス, l’âme et l’action から引用) はフロイト説を取り入れた心理学者(Wikipedia)。
« Chacun de nous a tout d’abord une nature, c’est-à-dire un tempérament… » の抄訳は次の通り : 我々はまず自然(に備わった)性質を具有する。それは気質、本性、自発的傾向である。さらに我々は「個moi」を抱える。それが個人性personnalité である。その働き様は人によりけりだが、役目は事にさいして前述の自然を制御、形成する処にある。
心理学者であるからして心理の2重性をBaudouinは語っている。舞台を少し広げて「人性」とすれば古くはPascalの名言「人は考える葦」が挙がる。葦はそこに存在し目に見えるモノであるが、その葦は(眼には見えないが)考えるのである。外貌と内実の差、二重性で人を語るPascalの意志がここに伝わる。
Sartreは「人は存在を知り自由=知恵=を得る」と述べた。自由を得るヒトとは体験する、考える「意志、思考」である。姓名性別、身長などは自由とは無縁の属性であって、存在を知ることもできない。
1のこれら属性を « Identité » 個体性とした。そこに盛られる属性は写真(年齢性別顔…など)通りで、個体を識別したい機関はこの属性を持って人を見る。これが個人認識票(carte d’identité)の嚆矢であり、今でも旅券、マイナカードの記載事項と一致している。マイナには身長は記載されない、10年の期間なので子供は変わるからと思われるが、旅券でしっかり要項に入っている。海外では目の色、髪の種類なども記載される(かつての規則)。替えることのできない属性、普遍である。
自我を筆頭とした内から発する属性、思考信条などは自発であり、変遷はあり得る。故に個別性(particularité)とした。旅券、マイナカードなどには非普遍なので書き込めない。
性は普遍に属する。性を普遍から自発に切り替える、この目論見がLGBT法制定の底に潜れる(1月4日)。上の了、続く。
(昨年10月にもLGBTを個別性、普遍性で解説したブログを投稿した。探して参照してください)
部族民通信新年の挨拶 : 能登半島地震の被害者へ哀悼を捧げます、ご遺族のご心痛に心からの慰めを伝えたい。避難生活を余儀なくされている方々、まずは身体を休めて、立ち直りに励むことができるよう祈ります。春は遠くありません。羽田航空機事故で殉職した5名の保安庁隊員に哀悼を捧げるとともに、重傷の機長様にも励ましを伝えます(東京都日野市から)
令和6年、2024年、新年明けましておめでとう。昨年中は皆様の当SNS活動(Youtube、XTwitter、ホームサイトそしてブログ)へのご訪問ありがとうございます。活動の指針をYoutube投稿回数とすると27本の動画作成し、投稿しました。一番のヒットは神話学の紹介第一回総論(10月18日)で68ヒット。Youtube以外にもホームサイト、XTwitterからも閲覧可能で総計120ほどです。本年もText、画像、動画でレヴィストロース紹介を続けます。よろしくご指導ご鞭撻を。
部族民通信 渡来部須万男
Youtubeで部族民通信を訪問する利点1、少しは雑学が蓄積する。2形而上的思考がフランス語で如何に形成されるかが分かる。しかし次が最大メリット3広告の中断が一切ない(ヒットが少ない、劣位を撥ね返し前向きになろう)
昨年、日本の世論人心を二分したLGBT法(性的志向及びジェンダー…に関する法、23年6月16日成立)の闇を部族民(渡来部)として説明したい。骨子は
1 人を説明する2の属性
2 属性の鞍替えは不可能
3 LGBT法の狙い「自認の性」は属性離脱を目的とする(フランス語混じりはいつもの癖なので許せ)。
人(homme)を説明するとは人(personne)と個体(individu)に分けられる。個体は集団(foule)に対峙しているので、「全体の傾向対個体の偏差」として主に採り上げられる、ここでは人personneの個人性(personnalité)を語る。個人性は二重の属性群で規定される。1は外側から認められる識表、外側とは目に見えるのだからそれは顔表情、性別、年齢、身長体重など。これらが総じて人を外見的に区別する。区別され得る外貌を « identité ,identique » とする。
もう一方は内部から発進する属性で思考、信条、慣習など。その最たるものは自我であろう。
区別の二重性は部族民が勝手に唱えている妄説ではない。古来、哲学者が指摘していた。それを如実に説明している文を見つけたので写真を参照してください。Ch. Baudouin (1893~1963フランス, l’âme et l’action から引用) はフロイト説を取り入れた心理学者(Wikipedia)。
« Chacun de nous a tout d’abord une nature, c’est-à-dire un tempérament… » の抄訳は次の通り : 我々はまず自然(に備わった)性質を具有する。それは気質、本性、自発的傾向である。さらに我々は「個moi」を抱える。それが個人性personnalité である。その働き様は人によりけりだが、役目は事にさいして前述の自然を制御、形成する処にある。
心理学者であるからして心理の2重性をBaudouinは語っている。舞台を少し広げて「人性」とすれば古くはPascalの名言「人は考える葦」が挙がる。葦はそこに存在し目に見えるモノであるが、その葦は(眼には見えないが)考えるのである。外貌と内実の差、二重性で人を語るPascalの意志がここに伝わる。
Sartreは「人は存在を知り自由=知恵=を得る」と述べた。自由を得るヒトとは体験する、考える「意志、思考」である。姓名性別、身長などは自由とは無縁の属性であって、存在を知ることもできない。
1のこれら属性を « Identité » 個体性とした。そこに盛られる属性は写真(年齢性別顔…など)通りで、個体を識別したい機関はこの属性を持って人を見る。これが個人認識票(carte d’identité)の嚆矢であり、今でも旅券、マイナカードの記載事項と一致している。マイナには身長は記載されない、10年の期間なので子供は変わるからと思われるが、旅券でしっかり要項に入っている。海外では目の色、髪の種類なども記載される(かつての規則)。替えることのできない属性、普遍である。
自我を筆頭とした内から発する属性、思考信条などは自発であり、変遷はあり得る。故に個別性(particularité)とした。旅券、マイナカードなどには非普遍なので書き込めない。
性は普遍に属する。性を普遍から自発に切り替える、この目論見がLGBT法制定の底に潜れる(1月4日)。上の了、続く。
(昨年10月にもLGBTを個別性、普遍性で解説したブログを投稿した。探して参照してください)
部族民通信新年の挨拶 : 能登半島地震の被害者へ哀悼を捧げます、ご遺族のご心痛に心からの慰めを伝えたい。避難生活を余儀なくされている方々、まずは身体を休めて、立ち直りに励むことができるよう祈ります。春は遠くありません。羽田航空機事故で殉職した5名の保安庁隊員に哀悼を捧げるとともに、重傷の機長様にも励ましを伝えます(東京都日野市から)
令和6年、2024年、新年明けましておめでとう。昨年中は皆様の当SNS活動(Youtube、XTwitter、ホームサイトそしてブログ)へのご訪問ありがとうございます。活動の指針をYoutube投稿回数とすると27本の動画作成し、投稿しました。一番のヒットは神話学の紹介第一回総論(10月18日)で68ヒット。Youtube以外にもホームサイト、XTwitterからも閲覧可能で総計120ほどです。本年もText、画像、動画でレヴィストロース紹介を続けます。よろしくご指導ご鞭撻を。
部族民通信 渡来部須万男
Youtubeで部族民通信を訪問する利点1、少しは雑学が蓄積する。2形而上的思考がフランス語で如何に形成されるかが分かる。しかし次が最大メリット3広告の中断が一切ない(ヒットが少ない、劣位を撥ね返し前向きになろう)