巌上猛禽図小柄 蟠龍軒岩本貞仲
巌上猛禽図小柄 銘 蟠龍軒岩本貞仲(花押)
岩本貞仲(さだなか)は一宮長常の門人。正確で精巧な彫刻手法を駆使し、人物図やこのような自然の一場面を題に写実表現している。激しく打ち付ける荒波。巌上に爪を突き立てて辺りを見回す鋭い視線の先には何があるのだろうか。巌にはうっすらと雪が積もっている。鏨を強く切り込んだ高彫表現に力が感じられる。雪の描写は古風である。鉄地高彫金銀象嵌。□
巌上猛禽図小柄 銘 蟠龍軒岩本貞仲(花押)
岩本貞仲(さだなか)は一宮長常の門人。正確で精巧な彫刻手法を駆使し、人物図やこのような自然の一場面を題に写実表現している。激しく打ち付ける荒波。巌上に爪を突き立てて辺りを見回す鋭い視線の先には何があるのだろうか。巌にはうっすらと雪が積もっている。鏨を強く切り込んだ高彫表現に力が感じられる。雪の描写は古風である。鉄地高彫金銀象嵌。□