鍔の歴史 波に桶図小柄 古金工
波に桶図小柄 古金工
この図も、現代では忘れられてしまった風習や伝承を表わしているようだ。沼田鎌次先生は「鐔小道具画題辞典」において『東海道名所図絵』から引いて『桜ヶ池』図として説明しておられるが、どうだろう、判断に苦しんでいる。遠州中泉の近くの池を舞台とした伝承だそうだ。
作品としては意匠化された波に三つ連ねた桶を組み合わせて文様表現している。ここでは貝か海栗が綱に着いている構成であり、淡水というより海が舞台と考えられる。赤銅地高彫金うっとり色絵。華やかな図柄構成。
波に桶図小柄 古金工
この図も、現代では忘れられてしまった風習や伝承を表わしているようだ。沼田鎌次先生は「鐔小道具画題辞典」において『東海道名所図絵』から引いて『桜ヶ池』図として説明しておられるが、どうだろう、判断に苦しんでいる。遠州中泉の近くの池を舞台とした伝承だそうだ。
作品としては意匠化された波に三つ連ねた桶を組み合わせて文様表現している。ここでは貝か海栗が綱に着いている構成であり、淡水というより海が舞台と考えられる。赤銅地高彫金うっとり色絵。華やかな図柄構成。