芦雁図縁頭 菊岡光行
芦雁図縁頭 銘菊岡光行
大徳寺養徳院の襖絵として遍く知られている同図を手本としたものであろう、鉄地高彫象嵌になる作。この組み合わせは、我が国の自然風景を良く捉えたものとして好まれたのであろうか、作品化されたものが多い。この作では、縁と頭は別の部分に備えられるものだが、こうして眺めてみると、縁の芦原の雁と、舞い降りようとしている雁との視線が合一し、しかも鳴き声が聞こえてきそうなほどに嘴を開けている瞬間を捉えている。
芦雁図縁頭 銘菊岡光行
大徳寺養徳院の襖絵として遍く知られている同図を手本としたものであろう、鉄地高彫象嵌になる作。この組み合わせは、我が国の自然風景を良く捉えたものとして好まれたのであろうか、作品化されたものが多い。この作では、縁と頭は別の部分に備えられるものだが、こうして眺めてみると、縁の芦原の雁と、舞い降りようとしている雁との視線が合一し、しかも鳴き声が聞こえてきそうなほどに嘴を開けている瞬間を捉えている。