山水図鐔 額川保則
山水図鐔 額川保則
無銘ながら水戸金工の特徴が良く現れ、額川保則と極められている作。朧銀魚子地は清く澄んだ空気。遠く雲の上に見える山波と寺院。裏に懸崖、橋の上からこれを眺める旅人。舟に白鷺が翼を休めている場面は「一路平安」の意味があり、旅の安全を願っている。山水図ではふつう風景を主とするが、ここでは人物を大きく捉えている。裏には舟上の人物と鶴。それぞれ別の場面で、別の人物。違った意味を備えているものと思われる。
山水図鐔 額川保則
無銘ながら水戸金工の特徴が良く現れ、額川保則と極められている作。朧銀魚子地は清く澄んだ空気。遠く雲の上に見える山波と寺院。裏に懸崖、橋の上からこれを眺める旅人。舟に白鷺が翼を休めている場面は「一路平安」の意味があり、旅の安全を願っている。山水図ではふつう風景を主とするが、ここでは人物を大きく捉えている。裏には舟上の人物と鶴。それぞれ別の場面で、別の人物。違った意味を備えているものと思われる。