松原富岳図小柄 良次


松原富岳図小柄 良次
良次は東龍斎派の金工。額縁効果を持たせた鐔が、東龍斎派の特徴の一つなのだが、この小柄においても額縁のような構成を試みて成功している。季節は冬であろうか、松の枝には雪が積もっているように感じられる。すんだ空気の中に聳える富岳の様子が、銀地一色ながら巧みに再現され、迫りくる絵画となっている。


松原富岳図小柄 良次
良次は東龍斎派の金工。額縁効果を持たせた鐔が、東龍斎派の特徴の一つなのだが、この小柄においても額縁のような構成を試みて成功している。季節は冬であろうか、松の枝には雪が積もっているように感じられる。すんだ空気の中に聳える富岳の様子が、銀地一色ながら巧みに再現され、迫りくる絵画となっている。