八島
一 まかき嶋
古歌
塩かまの まかき嶋の そなれ松
浦さびしくも 年ふりにけり
奥鹽地名集よりその写真です。
塩竈~松島にかけて、地名、名所を事細かに解説している史書です。
この史書は、阿部勘酒造の反古から出てきたものとされておりますが、その原本はまだはっきりしておりません。
少々の古文の知識があれば、読めます。
非常によく描写されており、現代の地名の由来、その顛末など、とても参考になり . . . 本文を読む
そう言えば・・・・。
まだ芭蕉を松島へ出立させておりません。
どうも、芭蕉の足取りをたどっているうちに、故郷、塩竈へ語っている本人が帰って来てしまったわけですから、寄り道もしたくなろうというものです。
と、上記、言い訳です。
塩竈神社へは、ほぼ毎日と言っていいくらい通っております。
朝の神社の凜とした空気は何とも言えない清々しさを運んでくれます。
カメラを片手に境内を散策しております。
つい最近ま . . . 本文を読む
2011年5月1日。七ヶ浜を歩きました。
菖蒲田浜には、水仙が咲いておりました。
その先、5m。
神奈川県警の警官が十数名。棒を地面に刺しながら行方不明者の捜索を行っておりました。
「ここから先は立ち入り禁止になっています」
「ほんの少しでいいんです中に入っても良いですか?道路から他には行きませんから」
こうして、小豆浜から菖蒲田方面へ歩いていきました。
ふと、道端に黄色の水仙が咲いてます。
誰か . . . 本文を読む
NHK教育番組、人形劇「おとぎの国」。
幼稚園の時に見せられました。
話は変わりますが、「ぐりとぐら」を知ったのも、この番組がきっかけだったわけです。
定番の神話ではございますが、「うみさちひことやまさちひこ」
これも番組で人形劇になりました。
単純に「神様」とはいろんな人がいるんだなぁ・・・と感じている年頃でもございます。
この「おとぎばなし」の世界になりますと、ありとあらゆる神が登場する . . . 本文を読む
五月雨の空聊はれて、夕月夜幽に、籬が嶋もほ ど近し。蜑の小舟こぎつれて、肴わかつ声々に、つなでかなしもとよみけん心もしられて、いとゞ哀也。其夜、目盲法師の琵琶をならして奥上るり と云ものをかたる。平家にもあらず、舞にもあら ず。ひなびたる調子うち上て、枕ちかうかしまし けれど、さすがに辺土の遺風忘れざるものから、 殊勝に覚らる。
1689年5月8日。芭蕉の旅を語る「くだまき」は、ここからまだ先に . . . 本文を読む
「くだまき」のロケーションが変わりました。
遠きにありて思っておりました故郷、塩竈を、塩竈に住みながら発信していくようになっております。
まだ自分では「不思議だなやぁ」って思ってしまいます。
仕事をしていて、だんだん言葉が「宮城語」になっていってますし。
そうなんですよ!日に日に「じゃん!」が少なくなってきて「ちゃ!」が多くなってきております。
「このゴミ投げてけらいんね!」と自然に口から出てくる . . . 本文を読む
ようやく、塩竈の実家で、PCの環境が整いました。
昨日、光ケーブルを、昔使っておりました自身の部屋へ引き込みまして、こうしてPCに向かうことができるわけです。
「まずはえがったぁ」と喜んでいるのですが、よくよく考えますれば、生活する環境が激変しているのでした。
そりゃそうですよね。
何せ、藤沢の最低気温が塩竈の最高気温なわけで、これだけでも身体の状態が違ってきます。
車通勤をしていますが、先だって . . . 本文を読む
「大和を語る」。
このカテゴリーの中で、度々語って来た家族の歴史です。
今一度、ご紹介いたします。
祖父は、七ヶ浜村(現、宮城郡七ヶ浜町)で生まれます。
海軍を志し、同じ村出身(二人とも、花渕)の祖母と共に、横須賀へ移り住みます。
祖父の軍歴は、過去に掲載しておりますが、「分家」という形を取っております。
太平洋戦争が始まり、その際、国民学校に通っていた、父と叔父は、縁故疎開で、七ヶ浜町へ参りま . . . 本文を読む
ご無沙汰いたしておりました。
皆様に於かれましては、良き新年をお迎えのことと存じます。
年末年始の喧騒(仕事がらなのですが・・)からようやく解放されて、お休みを頂きました酔漢でございます。
毎年恒例となりました「東京箱根間往復大学駅伝競走」を自宅の近所「遊行寺坂」で観戦しておりました。
結果は皆様すでにご存知の事でしょうが、青山学院大学が参考記録(一部コース変更の為)ながら10時間50分の壁を . . . 本文を読む
今年頂戴した年賀状を整理して、来年の年賀状の準備を始めます。
家内と自身のデザインは決めました。
「先生、お幾つになるのかなぁ」
「96歳だった記憶があるよ」
「今年も自筆ですものね。お元気でいらっしゃると良いのだけど・・」
神谷克巳先生は、東北福祉大名誉教授でらして、現役時代は私と家内共通の恩師。
先生の教室で家内と出会ったのが結婚の切っ掛けだったのでした。
(もっとも、学生時代から付き合って . . . 本文を読む