塩竈市立第二小学校。六年七組。
久しぶりの登場となりました。
担任はあの「エツジ」でございます。
夏休みに入る前、「おめぇらなぁ、六年生なんだべ!読書感想文は、必ず出せよ」
となって、「ああ無情」などを薦めたあの担任です。
僕らは「ああ無情」を「アーム・ジョー」と勘違いして、それはそれは大恥をさらした「あの事件」。
結局、酔漢はあの当時の課題図書「おいのこは夜明けにほえる」で感想文を書きました。
この感想文ですが、この「くだまき」にもコメントを下さいますトム様が、ご自身のブログで記事にしてます。
「アッと!乱だム サスケ」(2009年5月25日)
「んだっちゃ!サスケば思い出せばもっとおもせぇ感想文さぁ書けたんでねぇかや」
こう思ったのは、トム様のブログを拝読してからのことだったのです。
こうお話いたしますと、「僕らは本なんて全く読まなかったのか」と申しますと、そうではございません。
僕らのクラスにおります「まつもと君」と「たかはし君」は、大のサスペンス好き。
特に、たかはし君は、小学生でありながら「さらば友よ」をクラス全員の前でその面白さを力説し、感動を与えたものでした。
「おめぇ、チャールズブロンソンとアランドロンだど!恰好いいべ!」と「コップに水を一杯にして10円玉が何個水をこぼさずに入るのか」と、映画のシーンを実践させてみたりしておりました。「まつもと君」は、「昨日のアイアンサイドおもせがったべ」などと話しておるのです。
後に、古い映画が好き(雑誌のインタビューかなんかで)と話しておりました「さとうただし君」ですが、その頃は自分からはあまり観てなかったと思うのです。
ですが、「たかはし君」とは仲が良かったから、「一緒に映画」なんてあったかもしれません。
そんなある日です。まつもと君が酔漢に、話しかけてきました。
「酔漢、おめぇホームズって知ってか?」
「知ってるも何も、今読んでるとこだべ」
「何!おめぇもか!」
「んだ、学研の『学習』さぁ宣伝されてっぺ。それ買ってもらってんのっしゃ」
「あれか!あれはんでも、原作ばばらして本さぁしてっからなや。んでもおもせぇべ?」
「昨日は『まだらの紐』読んだべ」
「蛇さ使って殺人事件起きる奴だな」
「まつもと、詳しいなや?」
「俺は『シャーロックホームズの冒険』で一気に読んだべ」
となりまして、僕らの臨時「ホームズクラブ」が出来ました。
写真は当時、小学生時代の酔漢が読んでおりました本です。
塩竈から送ってもらいました。
「懐かしさ」が込み上げてまいります。
隣家が火事になったとき、幸いに本棚が後ろ向きだったので、水をかぶらずに済みました。
その後、まつもと君、たかはし君、そして、さとうただし君、しんどう君等と、「ホームズの回し読み」が始まったのです。
読後の話がまたおもせがった。
ここが「塩竈二小」たるところ?なのです。
「でもや『赤毛連盟(組合)』って、あれも何だか変な話だべ」
「どこがや?」
「髪の毛が赤いって・・・どんな色なんだべな?」
「『赤毛のアン』って本あっぺ!あれとおんなしでねぇか?」
「んで、やっぱし、あっちの人って髪の毛の色っていろいろあんだなや」
「おめぇ、もしかしてそいずばり気にしてたのすか?んで・・・読んだのすか?」
「そいずが気になってっしゃ・・・読んでねぇのっしゃ」
万事こんな調子でした。
またこんなところも・・。
「ホームズってアヘン中毒者だったんだなや」
「一部では有名だど」
「んで、頭悪くなんのも時間の問題だったんだっちゃ」
「法律ってねかったのかや?」
「イギリスだべ。なんじょしたんだべね・・」
これには、一同疑問でした。
仙台市内「堀見英学塾」では高校一年生のテキストに「六つのナポレオン像」を使いました。当然原作本の音読、和訳ですが、酔漢、これには抵抗なく授業を受けられました。
時たま、先生に「訳のし過ぎだ!」と一括される事もありましたが、(難しい文は想像で訳してました・・)案外、堀見先生も好きだったのかと、勝手に想像してました。
(聞くに聞けないのでしたが・・・・)
ジェレミー・ブレッド氏演じます「シャーロック・ホームズ」は、原作のイメージぴったりで、これは毎週欠かさず見ておりました。
それにしましても、イギリスの役者さんたちは本当に演技の質が高くて、脇役や通りを通るだけの人も、それなりに、見事な演技をしておりました。
あの質感は、日本では少し無理かな?とも思うのでした。
酔漢の好きなストーリー。
「バスカビルの魔犬」「恐怖の谷」「銀星号事件」「六つのナポレオン像」「赤い文字の秘密」「四つの署名」「斑の紐」・・・・
やっぱり限がありません。
「真実はいつも一つ!」
漫画の世界ではありませんが、サスペンス、推理。やはり原型はこの「シャーロック・ホームズ」に行きつくのか。とも、思います。
「アガサ・クリスティー」もイギリスはイングランドのご出身。
イギリスの街並みは、サスペンスにはうってつけ!なのかもしれません。
イギリスに旅行に行きました恩師から頂きました。
これ絵葉書です。
丁度、年下君が「ホームズ」にはまりまして(名探偵コナンの影響ですが・・)、そのお土産として頂戴いたしました。
この役者さん。うーーーん。はまり過ぎ!だぁぁ。
一度は訪ねてみたい「ベーガー街」でした。
ですが、イングランドからスコットランドに行きまして、アイラ島に寄りませんと、「第一の目的が達成できない!」
やはり、そこは「酔漢」なのでございます。
久しぶりの登場となりました。
担任はあの「エツジ」でございます。
夏休みに入る前、「おめぇらなぁ、六年生なんだべ!読書感想文は、必ず出せよ」
となって、「ああ無情」などを薦めたあの担任です。
僕らは「ああ無情」を「アーム・ジョー」と勘違いして、それはそれは大恥をさらした「あの事件」。
結局、酔漢はあの当時の課題図書「おいのこは夜明けにほえる」で感想文を書きました。
この感想文ですが、この「くだまき」にもコメントを下さいますトム様が、ご自身のブログで記事にしてます。
「アッと!乱だム サスケ」(2009年5月25日)
「んだっちゃ!サスケば思い出せばもっとおもせぇ感想文さぁ書けたんでねぇかや」
こう思ったのは、トム様のブログを拝読してからのことだったのです。
こうお話いたしますと、「僕らは本なんて全く読まなかったのか」と申しますと、そうではございません。
僕らのクラスにおります「まつもと君」と「たかはし君」は、大のサスペンス好き。
特に、たかはし君は、小学生でありながら「さらば友よ」をクラス全員の前でその面白さを力説し、感動を与えたものでした。
「おめぇ、チャールズブロンソンとアランドロンだど!恰好いいべ!」と「コップに水を一杯にして10円玉が何個水をこぼさずに入るのか」と、映画のシーンを実践させてみたりしておりました。「まつもと君」は、「昨日のアイアンサイドおもせがったべ」などと話しておるのです。
後に、古い映画が好き(雑誌のインタビューかなんかで)と話しておりました「さとうただし君」ですが、その頃は自分からはあまり観てなかったと思うのです。
ですが、「たかはし君」とは仲が良かったから、「一緒に映画」なんてあったかもしれません。
そんなある日です。まつもと君が酔漢に、話しかけてきました。
「酔漢、おめぇホームズって知ってか?」
「知ってるも何も、今読んでるとこだべ」
「何!おめぇもか!」
「んだ、学研の『学習』さぁ宣伝されてっぺ。それ買ってもらってんのっしゃ」
「あれか!あれはんでも、原作ばばらして本さぁしてっからなや。んでもおもせぇべ?」
「昨日は『まだらの紐』読んだべ」
「蛇さ使って殺人事件起きる奴だな」
「まつもと、詳しいなや?」
「俺は『シャーロックホームズの冒険』で一気に読んだべ」
となりまして、僕らの臨時「ホームズクラブ」が出来ました。
写真は当時、小学生時代の酔漢が読んでおりました本です。
塩竈から送ってもらいました。
「懐かしさ」が込み上げてまいります。
隣家が火事になったとき、幸いに本棚が後ろ向きだったので、水をかぶらずに済みました。
その後、まつもと君、たかはし君、そして、さとうただし君、しんどう君等と、「ホームズの回し読み」が始まったのです。
読後の話がまたおもせがった。
ここが「塩竈二小」たるところ?なのです。
「でもや『赤毛連盟(組合)』って、あれも何だか変な話だべ」
「どこがや?」
「髪の毛が赤いって・・・どんな色なんだべな?」
「『赤毛のアン』って本あっぺ!あれとおんなしでねぇか?」
「んで、やっぱし、あっちの人って髪の毛の色っていろいろあんだなや」
「おめぇ、もしかしてそいずばり気にしてたのすか?んで・・・読んだのすか?」
「そいずが気になってっしゃ・・・読んでねぇのっしゃ」
万事こんな調子でした。
またこんなところも・・。
「ホームズってアヘン中毒者だったんだなや」
「一部では有名だど」
「んで、頭悪くなんのも時間の問題だったんだっちゃ」
「法律ってねかったのかや?」
「イギリスだべ。なんじょしたんだべね・・」
これには、一同疑問でした。
仙台市内「堀見英学塾」では高校一年生のテキストに「六つのナポレオン像」を使いました。当然原作本の音読、和訳ですが、酔漢、これには抵抗なく授業を受けられました。
時たま、先生に「訳のし過ぎだ!」と一括される事もありましたが、(難しい文は想像で訳してました・・)案外、堀見先生も好きだったのかと、勝手に想像してました。
(聞くに聞けないのでしたが・・・・)
ジェレミー・ブレッド氏演じます「シャーロック・ホームズ」は、原作のイメージぴったりで、これは毎週欠かさず見ておりました。
それにしましても、イギリスの役者さんたちは本当に演技の質が高くて、脇役や通りを通るだけの人も、それなりに、見事な演技をしておりました。
あの質感は、日本では少し無理かな?とも思うのでした。
酔漢の好きなストーリー。
「バスカビルの魔犬」「恐怖の谷」「銀星号事件」「六つのナポレオン像」「赤い文字の秘密」「四つの署名」「斑の紐」・・・・
やっぱり限がありません。
「真実はいつも一つ!」
漫画の世界ではありませんが、サスペンス、推理。やはり原型はこの「シャーロック・ホームズ」に行きつくのか。とも、思います。
「アガサ・クリスティー」もイギリスはイングランドのご出身。
イギリスの街並みは、サスペンスにはうってつけ!なのかもしれません。
イギリスに旅行に行きました恩師から頂きました。
これ絵葉書です。
丁度、年下君が「ホームズ」にはまりまして(名探偵コナンの影響ですが・・)、そのお土産として頂戴いたしました。
この役者さん。うーーーん。はまり過ぎ!だぁぁ。
一度は訪ねてみたい「ベーガー街」でした。
ですが、イングランドからスコットランドに行きまして、アイラ島に寄りませんと、「第一の目的が達成できない!」
やはり、そこは「酔漢」なのでございます。
大変わかりやすい本でした。
原作を壊すことのない翻訳です。
ナポレオン像を訳してみて、それが解りました。良い本に出会えたと思います。
なんとかホームズとの知恵比べを楽しんでいるような雰囲気がありますね。
まさしく、あの授業は今では貴重なのかも。
英学でした。
大人になると、こども向けの本は読まなくなりますが、小学校高学年くらいの本になると結構おもしろく、また、分かりやすいです。
時々、大人の小説を子供用に書き換えたのを図書館で借りて帰っては、昔を懐かしんでおります。
最近「実用」とやらがもてはやされて
テキストをきちんと読むという授業が少なくなっているのがいささか残念です。
実に堀見先生の塾は「英語」でなくて「英学」塾だったのですね。
ところで探偵小説というと、主人公の敵役も魅力的です。
「かい人」でなくて「怪人」二十面相にモリアーティ教授・・・
欧米では人生の一時期に教授をやった経歴があれば、「教授」の称号は一生物です。
生涯にわたって名刺に刷り、表札に刻むことが認められます。
してみればモリアーティ教授も、どこかの大学で教鞭を執っていたことが?
いえいえ、詐欺師がもっともらしい称号を名乗る、あのたぐいでしょう。