この「くだまき」はフィクションといたしております・・・・。
「おお!私は何んということをしでかしてしまったのだぁぁ!あれほど!あれほど!勉強していたのにも関わらず。こんな結果になろうとは!この世には、最早、神など存在しない事を、今日始めて知ったのだ。私は、もう全てを信じない!友人も。恋人も。両親も。さっきまで慕っておった我が恩師も。・・・・そう私は。今!ここに! 一人で生きていくことを決意したのだぁぁ」
カァァーーーーーーーーーーーットォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーー。
「酔漢ねぇ。もっとクサクやらないとなぁ一応『宝塚』風の味付けなんだろう!」
「んだ!『ベルサイユのばら』風の台詞回しだべ」
「『くささ』は一応・・まぁ出てないこともぉない!だがもう少しだ。イマイチ」
「そうなんだよな。やっぱりBGMが欲しいとこだっちゃ。今の台詞のすぐ後にバーーーーーンンって音楽がなってだな。照明が、目まぐるしく変わって。大勢のキャストが舞台の上にある階段(宝塚の舞台には必須の階段なのでした)から、煌びやかな衣装と共に降りてくる。そんなイメージで。頭の中は完璧だっちゃ!」
場所。東北福祉大キャンパス内、教務課掲示板の前。
演劇同好会の掟。
「成績発表時、名前が挙がった者は、何かパフォーマンスを行う・・コト!」
自信の成績の悪さを見つけたときの衝撃?を身体を使って表現する。
これ、結構恥ずかしい。
実は、(丹治さんの前で→本人にも今回が初公開なのですが)ドイツ語再テストの警告を受けまして。その連絡が掲示版にあった訳です。
上記、冒頭の場面より一時間前にさかのぼります。
第二食堂(当時)内。
にやにやしながら、おおた君が入ってきました。
「サンマーメン」を食べている酔漢でした。
「す・い・か・ん・・・・・んん!」
「何っしゃ?そげな嫌味な笑顔作って・・」
「あのなぁ、お前。再テストだ!」
「うそ!教科何っしゃ?」
「ドイツ語!」
心当たりがなくは無いのでした。
少しばかり知識があって、それで試験を乗り切れると考えていたのです。授業は半期で数回しか出席しておりません。
ですが、試験のやまが完全に外れて、(長文形式が出題される←毎年この先生はこのパターン。と思っていましたが、考えれば先生は長期入院中。他の臨時講師が勤めておったのです。この事を知ったのが、試験の数日前。今にして思えば、何と愚かなことでしょうか)形容動詞の格変化を始めとする超文法的な出題。
問題を見た途端、思考回路が断線したのでした。
結果はおのずから、わかっていたとは言え。
「課題出されんだべ。そいずで逃げ切っちゃ」
「おお、まぁ自信がおありの様で。それはまぁ安心だな。だけど、今学生が大勢いる方が楽しいんだけどなぁ」
「何で学生の数が関係あんのっしゃ?」
と、この言葉を言うか言わないか、ふと思い出した事がありまして・・。
「今からすか!」
「心の準備ってぇものがあるからなぁ。ラーメン食べてからでイイヨ。俺が立ち会う」
(なんじょすっぺ)そう思いながらラーメンを食べておりますと。
後輩連中が、ぞくぞくと入って来まして。
「酔漢せんぱぁい!何、何!掲示板に名前があったんですって?」
「やるんですかぁ?楽しみだなぁ」
(何んて先輩思いの後輩達なんだぁぁ)
「よし!決めたっちゃ!宝塚でやっと!」
決意をしまして。
ここで冒頭に再び戻ります。
掲示板の前には、人だかりができております。
酔漢を取り囲むように、大笑いで見ておるわけです。
「じゃぁね!酔漢。もう一度」
監督役のおおた君の声。
そう言えば・・・みずま君がいたのを思い出しまして・・。
「み・ず・ま!みずまは居らぬか!いたら、ここへすぐに参れ!」(一応、ここでも解説です。ベルバラ。オスカルの台詞「フェルゼンはおらぬか!」風)
宝塚では、舞台では、2m近くにいる人間も大声で呼び出します。
「およびでございますか」
何というタイミング!周りの空気を読める奴。
みずま君登場。
「おお、ここにおったのか。はたして、貴殿、その方、ドイツ語は『いつもの通り、長文読解が出題される』こう申しておったではないか!しかして、実際はどうだ!まったく違っておるではないか!」
「お言葉を返すようですが。私はそのような事は一言も申してはおりません!」
「何を今さら!貴公!確かにそう申したではないか!」
「確かに、私目は『例年通り、長文読解が出る確率は高い』こう申し上げました。ですが、こうも申しております『講師が変わった以上、その傾向は崩れる可能性も高い』と!」
「ええーーい。貴様の言い訳など聞きとう無いわ!黙って下がっておれ!」
その場をひとまず引いたみずま君でした。
しかしその後すぐ。
「親分!てぇへんだぁ!てぇへんだぁ!三角形の面積は『てぇへんかける高さ割るに』だぁぁ」と、叫びながら、なかだて君が乱入!
大きめの三角定規を片手に持って、いわゆる十手のようにです。
ここは、条件反射というやつでして、すかさず返した台詞が。
「おい!どうしたんでぇ八!」
おい!宝塚じゃなかったのかよ!いつの間にやら時代劇(大衆座風)になっているぅぅ。
「あっちの方で、とんでもねぇ『かわらばん』が配られているんでさぁ!」
「おぅ!見せてみな!」
「親分、こいつでさぁ」
とレポート用紙の切れ端を酔漢に手渡すなかだて君。
「なにぃ?『としおとみずまが英語の再履修』だとぉぉ?」
「へい!今しがた手下共に探らせやしたぁ」
「おう!でかしたでぇ八。褒美だ。サンマーメン食うか?」
「親分!そうこなくっちゃ!」
と、みずまととしおの姿を探すと・・・・。イタ!
「としぉぉ。お前らの番だどぉぉ」と声をかけますと。
上を見上げながら、としお君が輪の中に入ってきました。
「空はそら!とてつもなく青いそら!僕は今鳥になって、ここから飛び立とう!」
それをみて、酔漢とおおた君。
「おい!としおの奴。あれ何風だべ?」
「まぁギンギンの新劇。『文学座』風でねぇか」と推論。
ですが、そうではなくて。
としお君、満面の笑顔のまま。周りを見回しております。
「うっ!あの間の取り方は!」
「酔漢、気づいたか!あれは、やはり」
声を揃えて。
「野田秀樹風だぁ!」
笑顔のまま、走り出すとしお君。
(解説→野田さんですと。まず舞台の端から端を、走りながら台詞を回すわけです。ここで息を切らすわけにはまいりません)
「いま。い・・・ま!とんで!とんで!回ったらぁ何かにぶつかる!何かにアタル!そう俺は『アタリヤの息子』だったぁ」
もうゼイゼイ状態。
しかし、冷静になると。「何を言いたいのか分からない」
ですが、大うけです。
「英語なんてぇ、大嫌いだ!この世から英語が消えてしまったら、どんなに平和なことか」
みずま君も台詞をいいながら、再び参加。
彼も一緒に走り回っております。
「うーーん何かが足りない!」
酔漢の後ろにはいつの間にか、「ある友人」君が立っております。
「少し、シュールなところが欲しい。『天井桟敷』風ってほしいよな・・・」
何と言う独り言だぁ。
どうやって「寺山風」に仕上げるんだぁ?と思っておりますと。
「おいみずま!そこの柱にしがみついてみて」と声をかけます。
走っていたみずま君。その言葉に反応するかのように、街路灯の柱にしがみつきました。
「おい、これでいい?」
「そうそう、そのままでいて」
そこで「ある友人」君が一言。彼の元に歩み寄って。
「こうすれば、どんなに成績の悪い子でも、成績が上がるんだよ!」
こ!これは!
「人力飛行機『ソロモン』だな」
おおた君が、話しました。
ここで一旦テンションが下がりましたが、いその君が乱入して。
「諸君!(周りにおります野次馬連中に)我々は書を捨てようではないか!今福祉に必要なのはテキストではない!実践なんだぁ!理論は捨てて街に出よう!」
この台詞に回りは拍手喝采。
そりゃねぇ。「再履修」とか「再テスト」が書かれている掲示板の前ですからねぇ。
「ようやく落ちがついたっちゃ」
「お前らなぁ。俺にも、参加させろよ」と、猫写真家。
「あれ?お前。参加するんだった?」
「いや!やはり遠慮する」
「今回は一体どうなるんだと。誰が終わらせてくれるのか。途中心配になった」とは、としお君。
「バカな事ばかりやってるんじゃないわよ!本番の練習もこの位熱心だったらいいんだけどね」とせっちゃん。
「私は・・・もうついていけないかと・・・」みつえちゃん。
「途中で宝塚から時代劇になっちまった!」
「だって、酔漢先輩がいたでしょ。酔漢先輩=落語→時代劇。これ方程式でしょ」となかだて君。
「でもなぁ。もう少し何か欲しかったなぁ」と、まき。
「何が不満なのよぉ」と、おおた。
「ダンスがねぇ。先輩方、やっぱしここは劇団『四季』風が少し欲しかったと・・・」
「踊れる奴なんてぇイルカ?」
「皆で歌うたって・・」
「どんな!」
「教科書、シャーペン用意はいいか?単語も和訳も支度はいいぞ!」って。
(解説→劇団四季子供ミュージカル「幕を開けよう!」のリズムに乗せて)
「なるほど・・・歌なら歌えるかもしれない!」
全員納得でしたが、試験の度にやるとなりますと、根性の方がついて行かないメンバーでした。
「酔漢、『招かれざる客』は?進んでないんだけど」と「猫写真家」君からコメントが来そうで。
「おまぇなぁ尾ひれ、葉ひれ、アンテナ、そして木へんまでつけて、よく話が作れるなぁ」と「ある友人」君からメールが来そうで。
「何?ドイツ語で再テストだと!俺は知らなかったゾ」と「丹治」さんから、これまたコメントが来そうで。
あのメンバーであれば「もっと面白い事が出来たんじゃないか」
奇跡を起こしてきた連中でしたから、先の話しは噺として創作致しました。が、「あながちなくはない」メンバーであったことは確かナノデス。
「おもせがったなや!あん時。『猫写真家』『ある友人』。んだべ?」
「おお!私は何んということをしでかしてしまったのだぁぁ!あれほど!あれほど!勉強していたのにも関わらず。こんな結果になろうとは!この世には、最早、神など存在しない事を、今日始めて知ったのだ。私は、もう全てを信じない!友人も。恋人も。両親も。さっきまで慕っておった我が恩師も。・・・・そう私は。今!ここに! 一人で生きていくことを決意したのだぁぁ」
カァァーーーーーーーーーーーットォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーー。
「酔漢ねぇ。もっとクサクやらないとなぁ一応『宝塚』風の味付けなんだろう!」
「んだ!『ベルサイユのばら』風の台詞回しだべ」
「『くささ』は一応・・まぁ出てないこともぉない!だがもう少しだ。イマイチ」
「そうなんだよな。やっぱりBGMが欲しいとこだっちゃ。今の台詞のすぐ後にバーーーーーンンって音楽がなってだな。照明が、目まぐるしく変わって。大勢のキャストが舞台の上にある階段(宝塚の舞台には必須の階段なのでした)から、煌びやかな衣装と共に降りてくる。そんなイメージで。頭の中は完璧だっちゃ!」
場所。東北福祉大キャンパス内、教務課掲示板の前。
演劇同好会の掟。
「成績発表時、名前が挙がった者は、何かパフォーマンスを行う・・コト!」
自信の成績の悪さを見つけたときの衝撃?を身体を使って表現する。
これ、結構恥ずかしい。
実は、(丹治さんの前で→本人にも今回が初公開なのですが)ドイツ語再テストの警告を受けまして。その連絡が掲示版にあった訳です。
上記、冒頭の場面より一時間前にさかのぼります。
第二食堂(当時)内。
にやにやしながら、おおた君が入ってきました。
「サンマーメン」を食べている酔漢でした。
「す・い・か・ん・・・・・んん!」
「何っしゃ?そげな嫌味な笑顔作って・・」
「あのなぁ、お前。再テストだ!」
「うそ!教科何っしゃ?」
「ドイツ語!」
心当たりがなくは無いのでした。
少しばかり知識があって、それで試験を乗り切れると考えていたのです。授業は半期で数回しか出席しておりません。
ですが、試験のやまが完全に外れて、(長文形式が出題される←毎年この先生はこのパターン。と思っていましたが、考えれば先生は長期入院中。他の臨時講師が勤めておったのです。この事を知ったのが、試験の数日前。今にして思えば、何と愚かなことでしょうか)形容動詞の格変化を始めとする超文法的な出題。
問題を見た途端、思考回路が断線したのでした。
結果はおのずから、わかっていたとは言え。
「課題出されんだべ。そいずで逃げ切っちゃ」
「おお、まぁ自信がおありの様で。それはまぁ安心だな。だけど、今学生が大勢いる方が楽しいんだけどなぁ」
「何で学生の数が関係あんのっしゃ?」
と、この言葉を言うか言わないか、ふと思い出した事がありまして・・。
「今からすか!」
「心の準備ってぇものがあるからなぁ。ラーメン食べてからでイイヨ。俺が立ち会う」
(なんじょすっぺ)そう思いながらラーメンを食べておりますと。
後輩連中が、ぞくぞくと入って来まして。
「酔漢せんぱぁい!何、何!掲示板に名前があったんですって?」
「やるんですかぁ?楽しみだなぁ」
(何んて先輩思いの後輩達なんだぁぁ)
「よし!決めたっちゃ!宝塚でやっと!」
決意をしまして。
ここで冒頭に再び戻ります。
掲示板の前には、人だかりができております。
酔漢を取り囲むように、大笑いで見ておるわけです。
「じゃぁね!酔漢。もう一度」
監督役のおおた君の声。
そう言えば・・・みずま君がいたのを思い出しまして・・。
「み・ず・ま!みずまは居らぬか!いたら、ここへすぐに参れ!」(一応、ここでも解説です。ベルバラ。オスカルの台詞「フェルゼンはおらぬか!」風)
宝塚では、舞台では、2m近くにいる人間も大声で呼び出します。
「およびでございますか」
何というタイミング!周りの空気を読める奴。
みずま君登場。
「おお、ここにおったのか。はたして、貴殿、その方、ドイツ語は『いつもの通り、長文読解が出題される』こう申しておったではないか!しかして、実際はどうだ!まったく違っておるではないか!」
「お言葉を返すようですが。私はそのような事は一言も申してはおりません!」
「何を今さら!貴公!確かにそう申したではないか!」
「確かに、私目は『例年通り、長文読解が出る確率は高い』こう申し上げました。ですが、こうも申しております『講師が変わった以上、その傾向は崩れる可能性も高い』と!」
「ええーーい。貴様の言い訳など聞きとう無いわ!黙って下がっておれ!」
その場をひとまず引いたみずま君でした。
しかしその後すぐ。
「親分!てぇへんだぁ!てぇへんだぁ!三角形の面積は『てぇへんかける高さ割るに』だぁぁ」と、叫びながら、なかだて君が乱入!
大きめの三角定規を片手に持って、いわゆる十手のようにです。
ここは、条件反射というやつでして、すかさず返した台詞が。
「おい!どうしたんでぇ八!」
おい!宝塚じゃなかったのかよ!いつの間にやら時代劇(大衆座風)になっているぅぅ。
「あっちの方で、とんでもねぇ『かわらばん』が配られているんでさぁ!」
「おぅ!見せてみな!」
「親分、こいつでさぁ」
とレポート用紙の切れ端を酔漢に手渡すなかだて君。
「なにぃ?『としおとみずまが英語の再履修』だとぉぉ?」
「へい!今しがた手下共に探らせやしたぁ」
「おう!でかしたでぇ八。褒美だ。サンマーメン食うか?」
「親分!そうこなくっちゃ!」
と、みずまととしおの姿を探すと・・・・。イタ!
「としぉぉ。お前らの番だどぉぉ」と声をかけますと。
上を見上げながら、としお君が輪の中に入ってきました。
「空はそら!とてつもなく青いそら!僕は今鳥になって、ここから飛び立とう!」
それをみて、酔漢とおおた君。
「おい!としおの奴。あれ何風だべ?」
「まぁギンギンの新劇。『文学座』風でねぇか」と推論。
ですが、そうではなくて。
としお君、満面の笑顔のまま。周りを見回しております。
「うっ!あの間の取り方は!」
「酔漢、気づいたか!あれは、やはり」
声を揃えて。
「野田秀樹風だぁ!」
笑顔のまま、走り出すとしお君。
(解説→野田さんですと。まず舞台の端から端を、走りながら台詞を回すわけです。ここで息を切らすわけにはまいりません)
「いま。い・・・ま!とんで!とんで!回ったらぁ何かにぶつかる!何かにアタル!そう俺は『アタリヤの息子』だったぁ」
もうゼイゼイ状態。
しかし、冷静になると。「何を言いたいのか分からない」
ですが、大うけです。
「英語なんてぇ、大嫌いだ!この世から英語が消えてしまったら、どんなに平和なことか」
みずま君も台詞をいいながら、再び参加。
彼も一緒に走り回っております。
「うーーん何かが足りない!」
酔漢の後ろにはいつの間にか、「ある友人」君が立っております。
「少し、シュールなところが欲しい。『天井桟敷』風ってほしいよな・・・」
何と言う独り言だぁ。
どうやって「寺山風」に仕上げるんだぁ?と思っておりますと。
「おいみずま!そこの柱にしがみついてみて」と声をかけます。
走っていたみずま君。その言葉に反応するかのように、街路灯の柱にしがみつきました。
「おい、これでいい?」
「そうそう、そのままでいて」
そこで「ある友人」君が一言。彼の元に歩み寄って。
「こうすれば、どんなに成績の悪い子でも、成績が上がるんだよ!」
こ!これは!
「人力飛行機『ソロモン』だな」
おおた君が、話しました。
ここで一旦テンションが下がりましたが、いその君が乱入して。
「諸君!(周りにおります野次馬連中に)我々は書を捨てようではないか!今福祉に必要なのはテキストではない!実践なんだぁ!理論は捨てて街に出よう!」
この台詞に回りは拍手喝采。
そりゃねぇ。「再履修」とか「再テスト」が書かれている掲示板の前ですからねぇ。
「ようやく落ちがついたっちゃ」
「お前らなぁ。俺にも、参加させろよ」と、猫写真家。
「あれ?お前。参加するんだった?」
「いや!やはり遠慮する」
「今回は一体どうなるんだと。誰が終わらせてくれるのか。途中心配になった」とは、としお君。
「バカな事ばかりやってるんじゃないわよ!本番の練習もこの位熱心だったらいいんだけどね」とせっちゃん。
「私は・・・もうついていけないかと・・・」みつえちゃん。
「途中で宝塚から時代劇になっちまった!」
「だって、酔漢先輩がいたでしょ。酔漢先輩=落語→時代劇。これ方程式でしょ」となかだて君。
「でもなぁ。もう少し何か欲しかったなぁ」と、まき。
「何が不満なのよぉ」と、おおた。
「ダンスがねぇ。先輩方、やっぱしここは劇団『四季』風が少し欲しかったと・・・」
「踊れる奴なんてぇイルカ?」
「皆で歌うたって・・」
「どんな!」
「教科書、シャーペン用意はいいか?単語も和訳も支度はいいぞ!」って。
(解説→劇団四季子供ミュージカル「幕を開けよう!」のリズムに乗せて)
「なるほど・・・歌なら歌えるかもしれない!」
全員納得でしたが、試験の度にやるとなりますと、根性の方がついて行かないメンバーでした。
「酔漢、『招かれざる客』は?進んでないんだけど」と「猫写真家」君からコメントが来そうで。
「おまぇなぁ尾ひれ、葉ひれ、アンテナ、そして木へんまでつけて、よく話が作れるなぁ」と「ある友人」君からメールが来そうで。
「何?ドイツ語で再テストだと!俺は知らなかったゾ」と「丹治」さんから、これまたコメントが来そうで。
あのメンバーであれば「もっと面白い事が出来たんじゃないか」
奇跡を起こしてきた連中でしたから、先の話しは噺として創作致しました。が、「あながちなくはない」メンバーであったことは確かナノデス。
「おもせがったなや!あん時。『猫写真家』『ある友人』。んだべ?」
ありがとうございました。
BGMの件は後程(来年)に語りたいと思います。
これ酔漢、獨乙語にて再吟味の警告を受けしこと、
よくも今まで隠しおおせたものよ。
天晴れぢゃ。
しかし酔漢さんたち演劇部は、
日常生活まで演技のお稽古なんですね。
感じ入りました。
それとも違いますが、こんなことがありましたよ。
まだ非常勤のかけ持ちで仕事をしていた頃のことです。
夏休み明けに片膝抜けたGパンにヨレヨレのポロシャツで某大学の門を通ろうとしたら、
守衛さんに言われました。
「ちょっとちょっと、どこに行くんですか。何の御用ですか」
って。
それですかさず、こう返しました。
丹治「非常勤講師丹治道彦、授業の儀これあり。まかり通る」。
守衛「あ、どうぞどうぞ」。
丹治「うむ、役目大儀」。
マゲ物の小説を読み漁り、テレビの時代劇を見まくっていて
この時ほど「よかった」って思ったことはありません。
きっと守衛さん、
「??????」
だったんじゃないでしょうか。
これをある同業者に話したら、
「丹治さん、役目大儀なんて雇い主でもなきゃ使っちゃダメだよ」。
「一度言ってみたかったんです。エヘヘ・・・」
ところで思い出しました。
酔漢さんが金髪に染めてメイクした写真を見せてもらったことがありましたね。
あれ、この芝居の時のでしょうか。
なかなかキマッてましたよ。
それとモーツァルトのピアノ四重奏を録音したですよね。
BGMに使うってことだったけど、
どの場面で使ったんですか?