吾輩は設備設計である

設備設計という仕事に云十年。理不尽なこと自分のぷち自慢、失敗談などを書いています

最近の写真

2014-03-14 18:48:44 | Weblog
ここのとこいろいろと竣工があったり、そのパーティがあったりで にぎやかな毎日を送ってました

そのな中で 潤野保育園の竣工やらお披露目会があったりで 僕も施主に覚えてもらっていて、感謝状

まで頂いたりして ありがとうございました そんな中今回の設備の特徴的な写真を


これは解りにくいけど、外調機を倉庫の天井に露出しメンテもらくちん
子供のPM2.5対策です



これは光の塔という中心的な部分のトップライト的なところに換気扇を13台設置しました
初夏にはこれをフル運転したら換気量は凄い



壁式エアコンを少しだけ引っ込めて暖房時の真下吹出性能を考慮した


これは関係ないけど今施工中の病院の厨房でたくさんの穴が腰の部分に開いてますが、給気のベントキャップをずらっと並べて下から給気という理想形を久し振りに出来つつあるところ



なんせ他にも竣工現場はあってなかなか遅れたり、最後は何回現場にいっても水も出ないから検査が出来ないとか こちらも振り回されて 大変でした

でも潤野保育園さんみたいに設備の中身に興味をもってちゃんと評価して頂ける現場がポツポツと出現するのはほんとにうれしいものです

また頑張ろう

そういえば 最近ある建築家のブログで ”建築興論”なるイベントをかなりズバッと批判していたのがあり ゲッ 凄いなあ と思いつつ ある意味そこで批判された面々の中で たった一人 全面に出て ”俺だ”みたいな記事がを見て ・・・・・
これだ よくやった 二人とも  妙にすがすがしい気持ちになったのであります
僕も参加したかったけど ・・・・  でもそこに反論なり他の人があってもいいと思うのだが
コメントみたいなものはあったようだが なんか伝わらないような一般論に毛の生えたような感じで
今後この種の議論が再燃することを期待したいと思います
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セミナーの講師を

2014-02-08 14:49:52 | Weblog
先日4日に遠藤照明さんのLED展示会があるなかミニセミナーがあり、省エネのテーマで
なにかしゃべってくれということで 約1時間 50名位の聴衆を前におしゃべりしました
僕の前日も同時間帯に省エネの本家みたいな人が講師でしゃべることになっていたので
僕は同じ土俵では負けると思い、過去にいかに実績を積み上げてきたかとか、施主とのコミュニケーションによって達成してきたストーリイや我社の独特の思い入れを話することにしました
参加した顔ぶれをみるとゼネコン、メーカー、不動産、大手設計、アトリエ、内装業

様々なジャンルの方々が居るのです。
さて困りました。僕の思いを吐き出せば吐き出すほど誰かが嫌な思いをする訳ですよ・・・
でも言葉を選びながら 建築家への不満、大手の事なかれ主義、等等おりまぜながら
なんとか50分話すことが出来まして、教壇から見ていると、なんと居眠りしてるの我社の女子社員だけ・・・  やっぱりいつも耳にタコが出来る位に聞きあきているからかな
・・・ハッハッッハ
中にはうちのお客さん筋もいて、”図面の美しさはうちの土俵ではない”  等としゃべってしまい  どう思ったのか、、 とかいろいろ大勢の前でしゃべると反省することがたくさんですね・・
でも終わったあとエンドウのエース芦原女史が お食事に誘ってくれて なんでも注文して・・ということでフグやウニやお高いものをごちそうになりました
また20年ぶりのかた、30年ぶりのかた、設備設計のライバルのかた そういう刺すような視線のなかで話すのはなんかスリリングでもありました
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下請けがゼネコンを育てる?

2014-01-26 11:30:19 | Weblog
最近は人が足りないことが半ば常識となり現実に物価スライドをゼネコンが堂々と要求sたりとか、ちらほら見聞きするようになった
でも全ての現場がそうなのかというと どうも違う現場もあるようで、今の世の中混沌としている。
先月から我が家も20年過ぎて古くなってたいがいに屋根や壁の修繕を余儀なくされ、当時うちを建ててもらった一人親方の工務店にお願いをしようと見積をしてもらったのだが。
いろいろあちこち修理も重なり300万くらいかなとザックリ思っていたら200万の見積で工事はすぐにでもかかれますという。
これはどういうことか・・・・ 一人親方が人を集めれるのか・・
いろいろ聞くと うちは現金で払うけんみんなするんですよ  という答
なるほどやっぱ人間性や長い付き合い 加えて安くてもお金の心配せんでええ。
もうひとつは 5000m2を超す大型施設。設計も終わったものの 結構あれもこれもと理想を盛り込み 相当なVEを繰り返し、結局長引いて 苦しむのかな   ・・  
と思ったら  多少のVEはあったものの 従来単価であっさりと契約してしまったのだ。

これって どういうことか   当然そのミステリーを解決しないと・・・
聞き込みをすると その会社大きくない地方のゼネコンだが 下請けにはたいへんに厳しいのだが、支払いはたいへんにきれいで  それで下請けが付いてくるらしいよと。
うん  だろうな どう考えても 各下請けやサブコンはこの会社と一緒に仕事をしたかったんんだよね
そうとしか考えられないのだ
なるほど しかもそこの番頭さん的な人は、たいへん正直な物言いで いわゆる一般論はなくそのぶん品は感じられないが なるほど・・・  ”うん”  この人なら  と
ならばたぶん社長はもっと期待できると想像してしまうのだ
でなにが言いたいかといえば
たぶん下請けがゼネコンを選ぶ時代が到来???
つまり理不尽な元請けよりは気持良く仕事ができる相手を求めて 高くしたり安くだしたりして 結局はそこでゼネコンが淘汰されかねない事態
昔のバブル期はいわゆる このさいボロ設け で高くなっていただけだった反省のもと   今度は上請の選択に使いだしたのではないか
そうなると うかうかすると人情のあるゼネコンが生き残る 良い時代の到来かも
  それはそれで あとで振り返ると あのときは・・という話が されるのだろうね
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今年の心得は

2014-01-11 16:43:00 | Weblog
今年の心得はやはり人出不足と建設物価上昇にどういうふうに対応すればいいのか

ということになるでしょうかね・・・・

でも今まで僕らは無駄な設計をしてきたつもりはないし どうすればいいのか

やはり 当り前なのだけれど やはり10馬力の空調を 工夫して8馬力に落とすとか

結局はあらゆる部分で工夫を重ねる これが積もり積もって同じスペックでも2割は工事費も

光熱費も下がる

ということにひとことで言えばなる つまりそれしかないのかな

と言いながらもこの部屋は50%の空調でいいかもしれない でもリスクがいやだし普通に

して設計しておこう たぶん今の時代そういったリスクマネージメントだけが流行っていて

大手のゼネコン設計事務所はとくにその部分が仕事の大半を占めていて 実に悲しい気持ち

になることも多いですね~

最近はとくに給湯管の材質についてゼネコンもサブコンもとくに管材の変更を提案してくる
ようになったのだが 何故ことごとく最近 そうなのか やはり結構漏水や錆びなど事故が
頻発しているのが伺える
最近のやりとりで設計では耐熱塩ビライニング鋼管でスペックしていてそれをsusに変更したい
と申し出てきました えっ SUSのほうが危ないのではないの?と聞くと 最近全部SUSです
という返事 
でもおたくの標準であれば慣れてるほうがいいから認めるけど 増額は認めないよ!
といったら えそれは無理です ときた すかさず では設計どおりにして下さいと反す
う~ん というので 当り前でしょう 設計が危ない管ならともかく 万人が認めるほぼ最良の
管をダメ 危ないというなら 単に工事が下手くそなだけということにならない?
というと 確かに と答えた
とまあ 今年は大手のサブコン 漏水事故絶滅キャンペーンの年になりそうです
そしてステンレス管が九州に根ずく年になるかもしれない

ことしもアイデアと品質と快適とエコ がんばるのでよろしくお願いします
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ペレットストーブ

2013-12-09 09:41:26 | Weblog
昨日は豊前市にある森の学校という施設で自然食などのイベントがありました

僕はその中でのお目当ては古川さんというペレット燃料&ストーブの開発者の講演

を聞くことでした

約1時間半にも及ぶ熱演でググーッと引き込まれてしまいました

古川さんの考えは明白でして 自分としてはエコやらあまりどうでもいいのだそうで

やはり里山単位で小さい規模でペレットを作るのが最も合理的であり障害者の雇用が

相当創出出来て たとえれば新潟で灯油を30億円買って暖をとるよりペレットを地産地消

でやるなら三十億円の油代が要らないどころか相当数の地域雇用を創出し東京からの

搾取が無くなる という視点で頑張ってきたというのです



なるほど 感銘を久し振りに受けました

この講演を聞きに行ったのは今度 させて頂く保育園の園長の熱い思いを受けて、無理かな

と思いながらも聞きに行ったのですが 真剣に検討しようと思いました

いままでは給気のバランスで難しかったのがFF式(強制給排気)にも出来るので使いやすく

なっています   さいかい産業
とても温かいです  あと問題は保育園に設置する場合の安全対策や給排気を工夫する必要

ありそうです
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22年目のリニューアル

2013-11-12 22:06:02 | Weblog
ある事務所から

突然電話がありました

今 迷っているんだけれど ○○水産試験場のリニューアルの基本計画が○○県から言ってきたけど
   断ろうと思っているけど どうする?

え それは どうしてもやりたいですね え!鶴さんが 何故?

これは 僕の最初のプロポ当選参加 第1号 しかも水産試験場といえば 出身が水産学部だけに
しかも研究部門といえば 分野だったし 平面構成も僕の案を採用して 結果的に勝ったのです

24年前のことです

しかも当時はコンペやプロポといえば必ず裏には本命がいて なにか裏工作でもしてなければ
勝つ筈がない といった時期でした

当選の一報を受けたとき そこの事務所の所長  ”勝っちゃったよ なんにも無かったんだね”

とのたまった を今でも鮮明に覚えているのです



当時としては珍しく 監理もさせていただき

提案としても

海水熱源ヒートポンプチラー
夜間水蓄熱
排水熱利用
等の提案を実現させ 中身も海水集水 や海水ろ過やそのた特殊配管 等等

随分と苦労させられたけど 今日の礎と方向性を見出した物件です
 

ということでお互いにやろうやと意見が一致

それで1回目の現場調査に言ってきたのです
あ~ なつかしい
この配管 この冷凍機 この水槽 や海水ろ過槽 思い出します

ということで基本だけですが はじまりました
スタッフは当時空調を担当してくれた白水君(今は独立してます)
を引き連れて1泊で  疲れたけど うれしくもこそばゆくもありました

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北海道の住宅

2013-10-24 15:53:20 | Weblog
今度北海道のかなりの寒冷地で住宅それも超豪邸を設計することになりそうなのです

それで心構えはあったものの いざ設計となるとやはり不安で・・・

そこでななのですが このブログを借りて 北海道の設計者でかなりの見識をお持ちの
けろさん  是非コメント頂けませんか (早く当ブログを見ることを願うだけ)

ひとつは 地中熱ヒートポンプは一般的なのですか?
普通に流通しているのかな ということ

また結構流行っているなら そこにどうやってたどりつけるかなのです

それと北海道でも-27℃になるような場所

であれば冬はやはり空冷ヒートポンプは無理ですよね

やはり化石燃料のボイラで床暖房とかが主流にんりそうな気がしますがいかが?

それと屋根の融雪システムですね フラットなコンクリート屋根ですが 温水で融雪もエネルギー
が随分無駄になりそうで 井水を流すとかが良いですかね?

プロパン瓦斯とか他にもいろいろ不安だらけなのですが

けろさん教えて!!!
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コンクリート打ち放しはどうなんだ

2013-08-16 21:01:46 | Weblog
昔、コンクリート打ち放しで出来た建築事務所に出入りしていました

そのときの打合せは冬場でしたが心底から冷える冷える
やっぱ難しいな と思った

次は別の建築事務所の所長宅でやっぱ一部に打ち放しの部屋があった

そこでしばらく歓談していたが どうも気になる 
それはたぶんカビ臭だったと思う

そして最近であるが あるリゾートホテルで 打ち放しではないが
ヨーロッパ建築を意識したようなコンクリートと木が融合した
たぶんジョリパッドみたいなで仕上げである
ここはフロントに入った瞬間、あッ あの臭いだ そうカビ臭であろう
そこはまだいいのだが部屋に案内され ギャッ 最悪 寝れるかな
目に来るようなカビ臭である
このホテル やや高原にあって外気温は3℃位は下界より低い

僕の推察はこうだ  冬場に断熱が無い外壁
その中でストーブを焚き暖をとる
外壁からの冷輻射があってドンドンと焚かないと寒い
だからどんどん焚く ヤカンを掛けて中の湿度は良好
なかなか快適である でも少しずつ外壁内側に結露が発生
新しいうちはまだいいのだが これを2~3年繰り返す
カビの菌がジョリパッドらしき仕上げに根を張ってしまい
カビの菌床が出来あがる 
もう手遅れ 
とこういうところに宿泊したみたいだ
こういう建物は山ほどあるだろう

先日 JIAの主催で東大の前先生 この人は最近エコハウスに関する出版で
有名な方であるが
この方の講演は実に痛快であった
打ち放しを揶揄するようなでもちゃんと理論と実測に裏付けされたお話で
一部の建築家はその揶揄話に笑って聞いていた方が多いなかむかついていた
に違いないよな と思いながら この先生よくいうわ でもほんとだし

というようなことがあった
結局つまるところ断熱のない密閉空間でちゃんとした暖をとるなら やがて行く末は
ガビ  ということだと思う
世の建築家さん 打ち放しをしたければ それなりの覚悟や工夫が必要ということか



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外調機の功罪

2013-08-03 10:09:50 | Weblog
最近は外調機を設計図に織り込むことがはんとうに増えました

でもそのおかげで何かとVE論争やはては施工者から意味が無い等という意見まで

実にこの件に関しては意見も様々で実にバリュエーションゆたかです

先日竣工した老人ホーム

施主側にたいへん信頼されている設備業者さんが特命で施工することになったのが運のツキ

彼らの意見を建築家に遠慮なしにぶつけてきていたらしいのだ  いわゆる欠席裁判

果ては「外調機を無くしてくれたら500万円下げます」とも言ったとか

でもその建築家は 僕のシナリオでいくということで決めていたのでそれには乗らなかったと

か そんなことを竣工後に聞かされて・・・・

でもそれはそれで嬉しい部分もあったし 運転の仕方やなんやらで訪問することに

僕 「 500万下げるというけど替わりにどんな提案だったかですよ、結局そんなに落ちるわけ

ないのに 」   結局欠席裁判の中身は解らずじまい

逆に別の物件では

全体に外調機が入っているのに何故ここだけは入って無いのか?という疑問が施主から

それは1階のレストラン部分が焼肉のロースターの排気と連動して生外気を送り込んでいるのだ

が ここのとこ異常な高温外気が入ってきて部分的に暑い部分がある

外調機を入れたらこんなことにはならなかったのに・・・という施主側のシンプルな疑問

「外調機は結構お高いし局所的、一時的に使うにはコストパフォーマンスが悪いのです」

という説明で 納得してもらったのだが でも不快なので  ということで他の部分に

吹いた外気が流れてくるように という提案をして 納得して頂きました

外調機の使い方 今後まだまだ面白い
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補助金が熱い

2013-07-07 18:19:40 | Weblog
アベノミクスの影響かどうか
環境と電力の時代のせいか
ここ1月で補助金の申請に2件からんでしまった
1件はある施主から メーカーから紹介された補助金申請代行業者の件で
電話があってかなりお高いようだ
メーカーは一銭にもならないのでそういう業者を紹介してうまくその部分は
逃げるようだ さすが・・・・
それで件の施主 そっちに金払うようなら鶴さんに払いたいので引き受けてくれ
ませんか とのこと  
補助金の申請は以外に手間がかかるし出すのであれば絶対に受からないといけない
というプレッシャーで 結構大変だ。 せっかくの施主の御指名である
「は~い解りました 任せて下さい」
と返事したのであります
担当は若い新人二人で書類作成から現場調査で省エネ設備の提案書作りである
もう1件は以前に補助金をとった物件でその流れで更新の申請書 こっちは
手伝いの業者さんがいて随分楽をさせてもらっているけどプレッシャーは同じ

あと他にも施主のほうからそういう話が建築事務所からを通じてあるけど

「いいけど申請費用は別途必要ですよ」  と伝えてもらうと
なにもなかったように し~ん となったりする
今後新築物件でもタイミングと中身が合致すればありうるかな

でもやっぱ既存のリニューアルがメーンになると思う

それはそうと 申請業者がいて紹介してもらうことになったのだが
2回の相談料が30万円だと・・・
さすがにその金額を上乗せして施主に請求するのはちょっと ということで
お断りさせていただいたのだが
助っ人がいればいいなあと感じています
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