吾輩は設備設計である

設備設計という仕事に云十年。理不尽なこと自分のぷち自慢、失敗談などを書いています

プロポーザルの奇跡

2013-06-08 11:20:17 | Weblog
相変わらず我社とプロポーザルとは 抜けようとしても 落ちてもしょうがない と思っていても 組んだ建築事務所が優秀な方が多いせいか  勝ってしまうことがほんとに多い

実はもちろん設備や環境の提案もお手伝いはするのだけれど そのせいで勝つとはとても
考えられないので
やはりその建築事務所さんが超優秀なのだろう
そういう面ではうちは幸か不幸か 超優秀な事務所さんとお付き合いが出来ているということか
でもここのとこ悲喜こもごも ドラマがあってこちらも もろ手を挙げては喜べないケースが
多くなっている
1年前
  僕が参加してる事務所が1次で残りヒヤリング会場へ 控室で待っているとヒヤリングを
済ませたグループと審査員の前ですれ違い これがまた大変親しい事務所 審査員の前でハイタッチして 僕らの番だ でも全然盛り上がらないのです 前の事務所は随分盛り上がりで
時間もオーバー 
負けたなと 帰りは暗いドライブとなったのです で結果はやはり そのM設計に決まり
で後日そこから僕に電話があり おめでとう と伝えたのだが  
そしたらなんと設備を僕にやって欲しいのだと  
えッ 絶句 敵方ですよ!  でも中身を理解してるし 説明が省けるし 是非
ということで実施を手伝い先日竣工したのでした

そしてこんどは中型の病院のプロポーザル これはその病院をずっと面倒みている事務所Aと
新参組の事務所K 2社を僕が掛け持つことに  僕の提案は不公平が出ないように殆ど
同じ提案だ   
4社参加であったらしいのだが なんとなんとその事務所Aと事務所Kが1次で残りガチンコの対決構図となってしまった
あちゃ~  両者ともほんとにどれだけ勝ちたいかは僕が一番わかっている
こりゃ~つらい
でどちらもヒヤリングは参加しないことにして静観
途中で双方から電話が入る それには応じる 決して相手の情報は漏らさないように細心の
注意

結果が出ました新参の事務所が勝ってしまった
う~ん つらい 落ちた事務所の所長の顔が浮かぶ
でも双方全力でやったのも僕が一番知っている これはしょうがないよね
K事務所さん おめでとう
今後もこんなドラマがあるのだろうか 
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眠くなったので

2013-04-25 16:02:45 | Weblog
ここのところ追われる業務が減ったのはいいんだけれど・・・
会社で昼ごはん食べた後に気持良く仕事するも睡魔が襲う
う~ん 散歩にいこう
散歩はやっぱり警固公園にパンとコーヒー持っていくのがいい

ファミリーマートに寄っていざ

公園の中央に石があってそこに座って パンをかじりながら廻りを見ると

ハト、すずめにカラスが今日はいるなあ と思って見ていると

コンビニ弁当の空箱に少しポテトサラダがくっついているのが蓋の外から
見える そのカラスその空箱をつついて蓋を開けようとつつきまわるのだが
結構開かないので 持ち上げては落としてみたり裏返してみたり
結局開かずにあきらめた 人が注目して笑って見ているので
開けてあげようかと思ったが 身体が動きません かわいそうだった

遠くのほうではなんだかTVカメラと和服のタレントみたいなのが女の子を捕まえては
はしゃいでいる それをカメラが必死で撮っている

向こうのほうから小型犬を2匹連れた爺さんが
とおもったらひもを離した でも2匹はひもでつながっていて1匹が動くと
もう1匹が抵抗して なかなか動けない状態が続く
その様を見て笑っている女子の2人連れが  それを見てなんか癒される人(僕)がいて

やはり平日の警固公園の昼さがりはいいねえ
あっ 30分経過仕事にもどろう
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長いトンネル

2013-04-05 17:47:15 | Weblog
長いトンネルでした

何が?
ここのとこ全ての設備設計事務所はバブル状態で我社も

新人の教育も重なり 仕事は重なり 長かったですが

やっと暇になってきつつあります

うちの社員さん みんな貧乏性でして ちょっとでも暇になりそうな
ものなら ”大丈夫ですかね 不安だな” となるようである

過去にもそうでしたが 暇な時こそ そこにはお金が落ちてるのだなんて
僕はいつも言ってきたのです
何故なら 永遠に暇な訳は無いので いつかはまた忙しくなりますよね

暇な時しか出来ないこと メーカー見学、講習会、現場見学、省力化のデータ収集
社内勉強、等等 山ほどやることはあるのだ

でも特に我社は 暇でないと一文の価値もないのかも知れないなあ・・・

何故なら 少なくとも僕がフリーにいつでも電話に出れて 楽しそうに
懸案の解決や新規提案に時間を割くことが出来る状況にないとねダメだ

今は僕にとって代わる人材を大量に教育中で 時間はかかるけど・・・

まあ でもけっこう仕事が詰まっていても 提案の中身は手を抜くことはなかったよね
新提案はやっぱり時間が3倍位かかります。  (だから他の事務所はやらないのかも)

新しいコンセプトの物件が数件ありまして 随時 お知らせしていきたいですが
1~2年後には発表、そしてデータの収集をしたいと考えています
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厨房の設計

2013-03-08 12:37:54 | Weblog
何故か最近は大きな厨房の設計が多いのですが

厨房機器の設計や機器の選定、レイアウトは厨房メーカーにサービスでさせる

というのが今までの定番というか常識

ところが福岡には河野純治さんという厨房の設計で生業を立てているかたがいるのだ

先日、ちょっと絡むことがあって、彼の出版した本を頂くという幸運にさずかりました

一つは”病院給食施設の計画と設計”  これは主に建築家をターゲットに編集された

もので具体的な設計の進め方や機器の選定方法が書いてあります

もう一冊は ”厨房計画概論”これは厨房の栄養士さんをターゲットに書かれたもので

レシピの作成から規模、メーカーとの打合せの要領、厨房環境、換気空調まで注意点

を書いたものである

いろいろ話を聞いていると かなりビシビシとその原点について学ぶことが多く

例えば5000万円もする厨房機器をかなり安易に選んでしまっている現状がほんとに

いいのかと考えさせられてします

でも 仮に建築設計が厨房設計士を雇うにしてもすでにいっぱいいっぱいの設計料から

削って払わなければいけないという悲惨な現状があるのだ

ここは今後のやり方として 例えば200万円の報酬が必要だとしても十分に経済効果が

見込めることを説明し別途支払ってもらう等の方法はある筈である

彼と話をしているとどうやれば熱環境が良くなるかとか電化厨房にたいする意見など

多くの経験談を聞きながらかなり納得しつつ設計を進めることが出来る

皆さまも是非お薦めしたい人なのです
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営業的お酒を

2013-02-02 12:09:11 | Weblog
昨日は久しぶりに昔風のお酒のみ をしました


薬院にあるこシャレたすし屋で御馳走になり メンバーは4人で団塊世代

職業は全て業界人ではあるけど職種は違う

やっぱり団塊は 2次会に中州

連れて行かれたのは 会員制クラブかスナックかといったカラオケの舞台が

ちょっとあるところ (昔の歌を歌ってもいいかなと感じになる雰囲気)

中州はしかもスナックとなると7~8年ぶりかな 結構人出もあるではないか

これもアベノなんとかの影響かななど

4人の僕らに女の子2~3人がついてくれている

こういう感じは遠い昔にあったけど むちゃ久し振りなのです

一人の女性が僕のとい面に座り 少しアムロナミエに似ていたのが少しラッキー

だった

こういうときは歌に興味ないふりをしていても やがて指名がくるもので

やっぱ キタキタ あああマタマタ昔の古いのを歌わないといけないのだ

やっぱカラオケ教室に通いたいと また思うのでした

でのりのりの団塊4人組は2次会でお開きに、そのうち2人は中州の奥のほうに

消えて行きました。 元気な人は元気だ

でも久し振りに楽しかったかな ちょっと前までは そういうとこに行くと

邪心があったのかどうか もてたいとか考えて結果疲れていたりしたのだが

そういう面ではもうこの年、余裕があって自然体の自分がうれしいのでした
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新年早々

2013-01-16 18:06:25 | Weblog
今日はM設計室の若手2人が我社に来ていただき天神のビルの中に
テナントとして入る医院の設計の相談に見えました
その後近くなのでそのビルを下見に
常駐のメンテナンスの方にいろいろ質問をしていたら
僕 :この空調機のレタンはどうなっているんですか
相手: 言ってる意味がわかりません
僕:(少し大声で)レタンはどうなっているんですか?
相手:レタンの意味が解らない
僕 :レタンは天井からですか(大声で)
相手 :あなたその態度はどういうことですか、教えてもらう立場でしょうが
     失礼にも程がある
僕  :・・・・・・・・

というわけで新年早々怒られてしましましたとさ

失礼なことはいってなくて、相手が面倒臭そうに対応したので
廻りの皆に聞かせれば誰か寄って来てくれるかなと 大声で聞いただけでした
  (ぶっちゃけ怒りを少し滲ませていたのかな・・)
でもその後 相手はかなり素人に近いことが解りましたし、相手も反省したのか
その後は本気モードで案内してくれました

M設計さん すみませんでした 

こうなるとバッチリ納めないとね

しょうもない 犬も食わない今日の昼下がりでした
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仕事始め

2013-01-03 11:32:04 | Weblog
今日は何もすることないし 仕事も気になるしで会社にきました 早速パソコンで我社のホームページを検索してみることに むむ・・  出てこない あせって アドレス打ち込んでみる  出てこない シード設計社 http://seed-ss.jp/ なのだが リンクの方法が以前と変わっているではないか  リンクに失敗 何度トライするも受け付けない  とにかくアドレスだけ書いておきます ああ新年早々  見れる人は見てくださいね   ※やっとリンクに成功  皆さまあけましておめでとうございます 今年も頑張らねば
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ホームページ

2012-12-25 18:56:36 | Weblog
我社も新人君が入ってきて社内の雰囲気も変化があります

毎日の出来事に大いに感動したり理不尽に思ったり

そんななか 新人君たちは昔の会社の友人なんかにシード設計に入社した

ことを年賀状で書くことになるわけですが さすがに ”設備設計? なにそれ

”となるのが見えている訳です

そしたらホームページがあれば あ こんな会社かと伝えられる ということらしい

そうか いずれ作りたいと思っていたし 舞さんの紹介で 中川たくまさんにお願いしました

完全ではないにしても特急でとにかく新年にはみられるようにしよう ということです

それに最近はクライアントとお会いし直接僕らの名刺を渡しても当然ながらwebで見てみる

というのが普通になってきているしなあ

伝えたいことは山ほどあるのですがデータや写真が残っていない ちょっと中途半端かも

しれないけれど こんなふうに作っていきますよ という意思表示にはなるかな
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変化

2012-11-16 21:43:43 | Weblog
ここのとこ更新を怠けていました

というか 大きな変化が起こっていますね

建築設備の世界では 太陽光発電全量買い取り制度と屋根借りビジネスの開始

LED照明器具の開発競争と目覚ましい進歩や価格の変化

プロポなどにおける環境提案の定型化と案の行き詰まり感

建築デザインにおける世代間の違いや学んだ会社によるの鮮明な違い

空調業界における圧倒的な地位を固めるダイキンのパワーと他社の凋落

オール電化に対する意識の変化とガス会社の巻き返し

などなど じっとじっと どちらに振れていくのか?

でもまだまだ30代の建築家はどうなんだろう 彼らの方向性やこだわりは

どこにあるのかなかなか見えてこないね~

とくに福岡では40代と50代のパワーが目立つようだ

実は設備設計の福岡の世界はつい最近までどこも仕事を多く抱えていて

暇な事務所が全く見当たらなかったのである いわゆる”設備設計バブル”

わが社も応援を頼みたい状況が続いたのだが それもかなわず 大変な状況

だったのです

でもうちのニューフェイスさんたちだいぶ仕事ぶりも慣れ 楽しさも感じて

来ている状況で少しは猫の手ならぬ猿の手くらいにはなってきていて新たな

僕の生きがいも生まれてきています

それと先般うちを退社独立したメンバーが大いに評価されている状況を小耳に

するケースもあって それが ”さすがシードにいた人は提案がいい”など

といわれると 唇も緩む瞬間です

さてさて今後来年に向けて ぼくの新たなこだわりを宣言したいなと思っています

それはまだ見えないというか変化がまだ続いていて もう少しかな

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生活の主役に

2012-09-08 13:57:42 | Weblog
最近のことですが
あるプロジェクトを設計 監理し 現在その建物は運用され始めた

でも僕は現場に通い続けるなかで ふとある事象に気がついたのです
それはそこの現場は真夏の真昼であっても常に風が吹いていて
屋根やバルコニーのコンクリートが冷たいのです
何時でもどんな日でもそうなのです
え! 日本でそんな場所があるの?
あるんです
日本の夏はどこに行っても高山以外は湿気が強く昼下がりは風が無くなり
うだるような暑さがどうしようもないよね

これは共通認識でした
でも風が年中吹くところは やはりあるのです

だからその建物の方々にはもうすぐ 冷房を一切止めて窓を開け放して
使ってみてください
たぶん来週位からは出来ると思いますよ

と言って自然の状態で使って頂くことをお願いしてきたところなのです

で60も過ぎたしかも設備が専門の自分がなんで今頃こんなことに感動するのか
ちょっと自嘲しながら反省しないといけないのだ
やはり一つは男性社会で生きてきて やはり”生活の主役をやってこなかった”
これは特に住宅の設計に携わる男性設計士にや若すぎる女流設計士にも
言えることであるが
やはり現場に行ってまずは何かを感じるのだ
そう それが重要ではあるまいか
件のプロジェクトの現場はそうなのです 南斜面のやや高台にしかも風力
マップでも風が強いとされている海沿いなのです
やはりこれが住宅の設計でとくに自然のなかで住みたい願望の施主だったと
したら 現場周辺の聞き込み 冬と夏の調査をやっておくべきだったと
悔むかもしれない
やはり高温多湿のなかにもなにか解決や工夫はあることを信じて やらねば
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