吾輩は設備設計である

設備設計という仕事に云十年。理不尽なこと自分のぷち自慢、失敗談などを書いています

設備屋の層の形成

2007-06-02 15:49:57 | Weblog
随分まえはひどかった

設備屋なら ミソもクソも同じ 誰がやっても大差ない
そこに存在するのは技術力の差のみ

最近アネハのお陰かなんかしらんが 
それと設備の多様化がより進み 
といいながら15年ほど前から小型の建築=空冷ヒーポン それも カセット と
いう定番が出来て それこそ 一部の建築家は ダイキンに書かせて ただ で済ませた とかいって 自慢するひともいたりして
という雰囲気が一部にあったのも事実だが
福岡 でいえばプロポーザルがたくさん開催されて 設備も その ワンフレーズ
だけでも書かないとサマにならないとかの雰囲気が出てきた
”地球環境” というキーワード ライフサイクルコスト や 健康というキーワード 小規模でも意外と星の数ほど設備提案は可能だ
そうなのだ その ワンフレーズ こそが 俳句と同じで重要だったりする

必然的に ”設備屋” の差というか特徴というか その生き様が ハッキリ 現れてしまうから恐ろしい しまも ひとこと だから目だってしまう

という最近の 設計界の雰囲気は設備に対して より 思考の柔軟なより建築の重要な助っ人を求めだす品定め役として機能し始めた
これは恐ろしいことだ 長年にわたってそういう習性が無くやってきた人(それも真面目に)にとっては大変なストレス
僕が30年前に思い描いた 設備技術者の ”層の形成”   考えるひと それを具体化する人 書く人  はたまた一芸に秀でる人 設備デザインのひと エネルギーに詳しい人 インターネットに強いひと 挙げれば 無数にでてくる
設備の若い技術者よ 一芸に秀でよ と言いたい 
なにが儲かるかじゃなく何で自分は役にたてるのか何がすきなのか だ
コメント (5)
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