吾輩は設備設計である

設備設計という仕事に云十年。理不尽なこと自分のぷち自慢、失敗談などを書いています

民間審査機関

2008-04-10 19:24:21 | Weblog
最近保育園を設計する機会があって
その保育園は保育室と廊下がオープンで一体となっている
以前にもそういう趣旨のものはやったことがあって
そのときはなにも考えることなく 現在も立派に運営されている

ところがだ
今回 そのオープン教室の 配管やダクトは区画の処理をしなさい  ときた

えっ でもオープンだし そこを貫通した配管をきれいに塞いでなんの意味があるの? 以前にも不思議に思っていたのは ドアガラリは許されるけどダクトの貫通部は防火ダンパーが必要 ということだった
今回はガラリじゃない スッポンポンになって壁も殆ど無いに等しいところを貫通するのに その部分は防火ダンパーが必要だ という訳だ
あ~あ 世も末だ 何の意味があるかは意味が無いのは火を見るより明らかだ
民間審査期間が分厚いマニュアルで審査をしており、裁量という本来期待される役割を放棄している、
これ以上抵抗するなら もっと時間がかかり着工できないよ・・・ という無言の圧力がかかる  仕方ない こんなもので済むなら付けとけ と結局なってしまう
これでいいのだろうか
本来 やはり一級建築士の責任において許可を下ろす べきではないのかな
そして 罰則をきつくすれば 建築士は淘汰もすすみ、優秀な人が生き残るのだが
建築行政のありかたは役人を外して議論すべきではないかな
コメント (2)
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