TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

最高学府はバカだらけ

2007年12月04日 | 読書日記
最高学府はバカだらけ 石渡嶺司 著 光文社新書
ライター・大学ジャーナリストである著者の全国の大学についてのルポ。
最近の大学事情や大学生の動向について語られていた。
最初に「偏差値の高低や知名度に関係なく、日本の大学生はあしなべてバカと言っていい。
昔から大学生はバカだったとも言えるが、昔と今とで違うのは
ネット頼りで努力をしないことにある。」と辛口の表現で始まっていた。
読み進めていくうちになるほどと思うこともあった。
少子化で子どもの数が少なくなっている最近ではどこの大学もそれぞれの趣向を凝らして
受験生の獲得にアクセクしている裏技の数々が紹介されていた。
推薦・AO入試激増の裏話、珍名・奇名大学の急増の裏話、
入学後の学生への手取り足取りの面倒見のいい
さまざまなサービスなどについても結構詳しく書かれていた。
最後にバカ学生も相当数の学生は在学中に成長し、
みごとにバカ学生から脱皮すると書かれている。
言わば、学生を一種の「化学反応」で成長させることができるのが大学ということだ。
今後も全国各地の大学でどのように化学反応させようかと
さまざまな取り組みをしていくことだろう。
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