TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

星野流

2007年12月11日 | 読書日記
星野流 星野仙一 著 世界文化社
野球人として生きてきた星野さんの生き方をざっくばらんに書いてあった。
野球選手時代の話や、プロ野球の監督時代の話、
阪神タイガースや中日ドラゴンズのネタ話、球団経営人への提言、
野球に対するたくさんの夢の話など盛りだくさんの内容であった。
トップとしての教訓とかをえらそうに述べている感じではなく、
そのへんのおじさんの話を楽しんで聴いていたら
なるほどそうだなあと深くうなずけることもあると
気が付くことができる軽い気持ちで読める本だった。
この本では星野さんは危険なところ、問題のあるところ、
大きなプレッシャーのかかるところが好きだと断言している。
北京オリンピックのアジア予選は今まで以上の重圧だったと放映されていたが
この重圧を星野流で乗り越えて来られたのだろう。
また、運の強い男だとも言ってのける。
どんなときも前向きに物事を考えてきたという。
自分をいつも追い込んで燃焼させて前向きに生きてきたガッツな人なのだ。
星野さんの若い頃の映像や写真を見る機会が多いけれど、
今の星野さんの顔がいちばんいい顔をされているように見える。
理想の上司の1位に選ばれたのも
こんな潔い生き方とこわそうだけれど芯が通った優しいおじさんの
二面を持ち合わせた人間くささがあるからだろうか。
北京オリンピックが終わったらオリンピックのネタで
また本を出されるのだろう。
コメント
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