西山遊歩道

洞爺駅からバスで西山遊歩道で下車した。
荷物を預かってもらって遊歩道を散策した。
ここは２０００年に噴火した西山火口を散策できるところだ。
平坦なところに７０メートルの小山ができて
反対側の噴火湾を山頂から眺めることができた。
まだ、噴煙もところどころから出ていた。
電信柱が折れたまま残されていたり、
倒壊したわかさいも工場や、折れ曲がって段差ができた国道230号線は
当時の噴火のものすごさを想像できた。
火山はこのような被害もたくさんもたらすが
風光明媚な地形や温泉などの恩恵にも恵まれると
火山センターのビデオで紹介されていた。
そのとおりだなあと実感した。

昭和新山

洞爺湖温泉のバスターミナルに荷物を入れてバスで昭和新山へ向かう。
有珠岳ロープウェイで有珠岳の火口原展望台へ。
この日はいい天気だったので遠くの景色がよく見えた。
昭和新山も下にきれいに見えた。
ロープウェイを降りて昭和新山火山村の一角にあるラーメン屋さんで
噴火ラーメンをいただく。
店内に入ったときに誰もお客さんがいなかったのでおいいしくないのかと思ったら
これがとてもおいしかった。
いただき始めたらあれよあれよと全部の席がお客さんで満員になってしまった。
昭和新山は昭和１８年に平坦な麦畑から急に現れた世界中でも珍しい火山だそうで
当時、郵便局長だった三村正夫さんがその成長過程を克明に記録した
ミマツダイアグラムは世界的にも大変貴重な記録だそうだ。
三村正夫記念館にはミマツダイアグラムを初め、多くの資料が展示されていた。
絵が上手な方だと思った。
昭和新山の熱でお昼ごはんを作りながら調査している写真とかもあった。
バスの本数が少ないので次のバスまでたっぷり時間があった。
ガラス館で小物のガラスで作ったヒマワリとラベンダーとスズランを買った。

洞爺湖

この日のお宿は湖畔の宿湖畔亭だ。
洞爺湖とそこに浮かぶ中島をまん前に眺めることができる絶好のロケーションだ。
サミットのあったホテルも遠くの山のてっぺんに見えた。
この日は天気が良かったので遠くにすっきり羊蹄山も見えた。
部屋は６階でお風呂は最上階にある。
絶好の景色を眺めながら露天風呂に浸かった。
夕食は部屋食でとてもおいしかった。
ホテルのロビーから湖畔の遊歩道に出ることができて、
たくさんの人が散歩していた。
船乗り場付近で盆踊りをしていた。
ロングラン花火も部屋から見ることができた。

西山火口遊歩道の折れた電信柱

西山火口遊歩道の折れた電信柱は
当時の噴火の恐ろしさをもの語っていた。
遠くに見えるのは羊蹄山。