失格社員

失格社員　江上剛　著　新潮文庫
１０篇からなる短編小説だった。
銀行の裏側が特によく描かれていた。
組織の中で働く会社員の建前と本根が交錯している人間模様が描かれていた。
最後の著者の解説にあったお客のために、自分のために働け。
決して会社のために働くなという言葉にはなるほどとうなずけた小説だった。