TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

これでいいのか大阪府大阪市

2019年03月19日 | 読書日記
これでいいのか大阪府大阪市 三宅敏行・山下敬三・橋村貴明 編 マイクロマガジン社
書店でベストセラーの2位になっていたので、買って読んでみた本です。2012年に発行された単行本を改稿、再編集された文庫版です。大阪府のとりわけ大阪市の歴史や現状をシビアに推敲、万博が開催される今後の大阪の未来予想図も記載されていました。大阪に住んでいても知らなかったこともたくさん記載されていて、それぞれの地域の事情や問題点などが歯に衣着せないような物言いで浮き彫りにされていた地域もありました。大阪にずっと住んでいたら確かに当てはまっているなあと思うような内容が記載されていました。あとがきのところで、大阪が「新しいものの取り入れ具合、古いものの残り具合という、正反対のものが共にぶっちぎりで日本一。幅がものすごく広いのである。(中略)危ないチャレンジもするが、旧来のものにこだわる面もある。この両面性こそが本当の大阪の強さである。(中略)この進取の気性と保守的な両面が、これまでよりさらに効果的な形で残ってくれることを期待したい。」と記載されていて、大阪の本質が両面性があるのが強味だということ、大阪が復活期に入っているという記載がこの本の中で一番強調して語られたかったことなのかなと思いながら、この本を1時間ぐらいでざっと電車の中で読み終えました。いずれの記載も経済的なものの見方を中心に、大阪という地域の持つ特性と大阪人の本質を分析的に捉えてまとめられているひとつの大阪論でした。
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大阪の政治の行方

2019年03月19日 | ひとりごと
大阪維新の会に属する大阪府知事と大阪市長が任期を待たず辞職され、双方入れ替えで元大阪市長が知事に、元大阪府知事が大阪市長に立候補された選挙が統一地方選挙が行われる4月7日に一緒に行われるというニュースが大阪では話題になっています。先日、学校の投票所のそばに候補者のポスターを貼る掲示板が設置されていましたし、街頭で大阪維新の会のビラ配りや演説をされている方々を最近よく見かけるようになりました。昨日のサンケイ新聞の夕刊のトップ記事にサンケイ新聞本社とFNNの世論調査の結果が掲載されていました。安部総裁4選反対59パーセント、大阪ダブル選支持せず48パーセントという見出しでした。昨日の夕方のABC放送のニュース番組では大阪府知事選と大阪市長選に出馬される予定の候補者の方々とコメンテーターの方々が討論されていました。職場の近所の公園は、昨年の9月の台風の影響で倒れた木々の整理がまだ完了されていないようで半年以上ずっと閉鎖されていますし、台風などで被害を受けられた工場や民家は最近になってあちらこちら修復が終わられつつあるような風景をよく見かけるようになりました。今後、災害が起こる頻度が増してきている中、防災や減災、大阪に住む人々の安全や暮らしをもっと考えて、いろいろな政策やそれに税金を使っていただけるような政治をしていただけるような方に1票を投じたいと私は思いました。大阪が抱えている諸々の物事の真髄を見極めた政治を期待したいです。先日読んだ本にも大阪のたくさんの問題点が指摘されていました。
ところで、この投票所になる小学校などでは、選挙の準備のために、鍵を開けたり閉めたりするのに、休日出勤されないといけないお話やいろいろのご苦労のお話を元小学校の校長先生でいらしゃった方からお伺いしたことがあります。選挙のたびに各地域の投票所になっている場所の責任者の方々のご苦労もあるということもあまり知られていないことのひとつなのだろうと思います。
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