これでいいのか大阪府大阪市 三宅敏行・山下敬三・橋村貴明 編 マイクロマガジン社
書店でベストセラーの2位になっていたので、買って読んでみた本です。2012年に発行された単行本を改稿、再編集された文庫版です。大阪府のとりわけ大阪市の歴史や現状をシビアに推敲、万博が開催される今後の大阪の未来予想図も記載されていました。大阪に住んでいても知らなかったこともたくさん記載されていて、それぞれの地域の事情や問題点などが歯に衣着せないような物言いで浮き彫りにされていた地域もありました。大阪にずっと住んでいたら確かに当てはまっているなあと思うような内容が記載されていました。あとがきのところで、大阪が「新しいものの取り入れ具合、古いものの残り具合という、正反対のものが共にぶっちぎりで日本一。幅がものすごく広いのである。(中略)危ないチャレンジもするが、旧来のものにこだわる面もある。この両面性こそが本当の大阪の強さである。(中略)この進取の気性と保守的な両面が、これまでよりさらに効果的な形で残ってくれることを期待したい。」と記載されていて、大阪の本質が両面性があるのが強味だということ、大阪が復活期に入っているという記載がこの本の中で一番強調して語られたかったことなのかなと思いながら、この本を1時間ぐらいでざっと電車の中で読み終えました。いずれの記載も経済的なものの見方を中心に、大阪という地域の持つ特性と大阪人の本質を分析的に捉えてまとめられているひとつの大阪論でした。
書店でベストセラーの2位になっていたので、買って読んでみた本です。2012年に発行された単行本を改稿、再編集された文庫版です。大阪府のとりわけ大阪市の歴史や現状をシビアに推敲、万博が開催される今後の大阪の未来予想図も記載されていました。大阪に住んでいても知らなかったこともたくさん記載されていて、それぞれの地域の事情や問題点などが歯に衣着せないような物言いで浮き彫りにされていた地域もありました。大阪にずっと住んでいたら確かに当てはまっているなあと思うような内容が記載されていました。あとがきのところで、大阪が「新しいものの取り入れ具合、古いものの残り具合という、正反対のものが共にぶっちぎりで日本一。幅がものすごく広いのである。(中略)危ないチャレンジもするが、旧来のものにこだわる面もある。この両面性こそが本当の大阪の強さである。(中略)この進取の気性と保守的な両面が、これまでよりさらに効果的な形で残ってくれることを期待したい。」と記載されていて、大阪の本質が両面性があるのが強味だということ、大阪が復活期に入っているという記載がこの本の中で一番強調して語られたかったことなのかなと思いながら、この本を1時間ぐらいでざっと電車の中で読み終えました。いずれの記載も経済的なものの見方を中心に、大阪という地域の持つ特性と大阪人の本質を分析的に捉えてまとめられているひとつの大阪論でした。