【現場報告】育てて磨いてこその「人財」

経営資産は「ヒト」「モノ」「カネ」と言われますが、「カネ」と「モノ」は借りることができても、「ヒト」だけは借りようにも借りれない資産ですよね。

それなのに中小企業、何故？大切な人材を育てようとしないんでしょうか？もちろんすべての中小企業がそうとは限りませんが、現場で指導する度に言葉や意味が通じない事態によく遭遇します。またいろんなテクニックを披露してもただただ目を白黒させるだけ。どうなっての？たまげてしまうこともしばしばです。
要は基本がわかっていないのでした。ボールの投げ方や受け方を教えなければキャッチボールもダブルプレーもできるはずもなく、ましてや試合になるはずもありません。この辺を理解していない中小企業の経営者の多いことには驚かされます。わかっているがやってないというのがほとんどで、はっきり言って先を見据えてる企業ほど教育や人材育成などに熱心で、行き渡りバッタリの企業などは残念ながらやられていないというのが実態のようですね。育てることに無関心な経営者のいる企業のスタッフさん達は実に可哀想と思いますよ。

現在、幹部教育やスタッフ研修など熱心に取り組んでいるクライアントもあり、そんな企業ほど着実に一歩一歩と前に進んでいますね。学んで積み重ねる一年か！何もしなくても過ぎ去る一年か？どちらを選ぶかは自由ですが、確かに大きな差が付くのは歴然のようです。従業員を育て、人財に磨き上げることは経営者の責務！そのチャンスさえ与えない経営者は社長失格と言えます。
人財への投資、すなわち企業は人なり。そこには企業に生かされた「人財」がいるし、企業を支える「人財」がいます。さあ、今からでも遅くありませんよ、始めてみては！！～倉吉までのＪＲ車中にて～