末娘のウェディングドレスの可愛らしさに言葉も出ない。嬉しさと寂しさと若すぎるゆえの不安?平常心を保つのもやっとだった。
ウェルカムボードのあどけない顔、超わがまま、凄かった口喧嘩、いろんな記憶が走馬灯のようによみがえり、我に返るとバージンロードで娘をエスコートしていた。一瞬、握りしめた手を離したくないと思った。懲りに凝った手づくり感あふれる披露宴、招待客も数々の演出に引き込まれていた。宴も滞りなく進み新婦・娘の感謝の朗読!さすがに涙が込み上げてきた。
子供の結婚式は親の卒業式。肩の荷は下りたつもりだったが最後の娘だけに心にぽっかり穴が空く。埋められるのは時間しかないのだろうか。