今の多くのスーパーはレジ自動精算&釣銭機が導入され間違いなどなくなったが、以前は金銭授受もチェッカー業務で間違いも多く客とのトラブルは絶え間なかった。閉店後にレジ精算するのだが過不足ゼロは殆どなく打ち間違えや預りや釣銭ミス等でジャーナルと現金が合わないことが頻繁だった。
レジでの釣銭間違い?十円桁ならまだしも二重登録でも文句言わない人もいる、だが誰しもクレームやフラストレーションを感じる筈でこれが何度も繰り返されると(見えない)客離れの要因に繋がることになる。それを逆手に取って集客に繋げる顧客サービスには驚いたものだ。
ある中堅スーパーの「顧客満足保証宣言」は、登録間違いどころか釣銭間違いなど一点でもあれば客の購入の総額を返金、全商品を無料で持ち帰ってもらうというもの。売場担当者はPOS登録始めPCやPOP表示、チェッカーも登録ミスや釣銭間違いなど一切ミスは許されない。ミスすればその日の店の売上は下がり利益などあったものではない。お陰で店舗のサービスレベルは数段上がり客数も増大したそうだ。ただ残念ながらM&Aでサービス自体がなくなったと聞いている。