徳ちゃん繁昌リポート

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【世相一言】投票候補がいない?参議院選挙

2013年07月19日 | 出張先々
今回の参院選は安倍政権の経済政策「アベノミクス」への評価が最大の争点。産業界からは政権が打ち出した成長戦略を早く根付かせるよう求める声が多く、アベノミクスへの期待の大きさを反映していますが、一方、来年4月に予定されている消費税の増税の影響を懸念する声もあり、新たな内需活性化策など政治への注文は絶えないようですね。

大企業は挙って「アベノミクス」を大歓迎しているようですが、日本の底辺を支える中小企業や消費者に今のところはメリットなどないみたいで、値上げと消費税増税のツケだけが回された格好です。大企業が潤って景気が回復すれば中小零細企業も最後に末端の国民も豊かになるという論理でしょうが、待ったなしの現実を安倍総理はご存知なんでしょうかね。耐え忍ぶのが日本人の特徴かもですがこれ以上の弱者虐めは止めてほしいものです。
とりわけ多くの中小企業は燃料や原材料の上昇などもあり実感の乏しい状況、景気回復の恩恵を地方や中小企業などに広く行き渡らせる工夫が求められています。また、依然と多いワーキングプア層や老後の不安抱える年金受給者、年収800万円以上(アッパー・ミドル層)の家計も急速に悪化しているとかで、国民の生活はかなり苦しくなっているようです。しかし今回の選挙、野党各党には「アベノミクス」の代わる理論や政策もなく、このままではねじれ国会の解消どころか自民党圧勝、完全勝利で終わるのは火を見るより明らかです。

投票に行かねば権利放棄?委任だけは避けたいのですが、要は投票先、候補がいないのです。このまま自民圧勝では昔の横暴な自民党に戻るのではと心配で、期待裏切られた民主党政権の3年間が意味をもたなくなるのもしゃくですしね。小倉駅前は遊説の選挙演説で大変な人出でした。
セブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文会長が選挙後の政治について、党利党略を超え、国民の立場に立ち、時代の変化に対応した政策議論ができるようになってほしいと言っていたことを思い出しましたよ。

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