徳ちゃん繁昌リポート

《あなたの笑顔が周りを幸せに、ひと言が一人一人を元気づける》

【自適に実年】15年ぶりの福岡公演「キャッツ」

2014年05月02日 | プライベート
初演から30周年を迎えロングラン公演を続ける劇団四季のミュージカル「キャッツ」が15年ぶり福岡に帰ってきました。福岡公演はキャナルシティ劇場、3ヶ月前のネット予約はGWということもあり争奪戦?やっとの思いで隣続きの2席をゲットしたのでした。

ご存知の方も多いと思いますが、舞台は街の片隅のゴミ捨て場。満月が青白く輝く夜、空き地に猫たちが集まって「ジェリクルキャッツ」と呼ばれる特別な猫を選出する年に一度のお祭りです。様々な猫が「ジェリクルはこの俺だぜ!」という具合に自己アピールをしています。長老が皆の中からジェリクルキャッツを選出し天上の世界(選ばれた者しか行けない)へ連れてゆきます。様々な立場や性格の猫が「自分はこういう奴だ!」と生き様を紹介し、そのアピールをロックンロールやクラシックバレエ、タップダンス、アクロバット、マジック、多岐に渡るジャンルで繰り広げるのです。本当にひとりひとり生き方が違うように猫達が自分に確固たる自信を持っていて「どうだ最高だろ?」と言わんばかり。日常試行錯誤しながら生きている人間はその潔さに胸を打たれます。
ただ、舞台を観て、猫になりきった演技は大したものでしたが、会話もほとんどなく歌と踊りばっかり、それにアドリブもない真剣演技は面白みに欠け?それに最後に長老の一般的な猫に関するくだりは意味がないような、ちょっといただけませんでした。しかし、満員の観客からアンコール催促が5度も6回度も、盛り上がりましたよ。

日本人には苦手なことかもですが自分のアイデンティティ(存在価値)を宣言するというか、たった一度の人生ならば胸を張って自分の生き方を主張しなければと思ったしだいです。夜の公演でしたが前半1時間と休憩20分のあと後半1時間10分は瞬く間に過ぎて久しぶりの感激!ミュージカルやコンサートも新たな趣味にしよう!?とお喋りしながら帰ってきました。

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