徳ちゃん繁昌リポート

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【人生忘れ物】意の如し!父母に一年の報告

2020年08月15日 | 休日通信

父が名も無き人に頂いた『万事意如(ばんじいのごとし)』、父の生前、色紙に描いてもらっていたのだった。仏壇の横と事務所の天井(コピー)に掲げ、盆がくる度に有り難く眺めている。サラリーマンと違って自営業はいつ何時も意の如く「自力本願」でなくてはならない。戒めのようでいつしか「座右の銘」になっていた。


『万事意如』とは、あらゆることに自ら意(意志・意思・意欲・意向)を持ち、如くなりたいという強い願いを込めること、当然ながら本意なくば願いなど叶う筈もない。因みに「座右」は昔の中国の皇帝が自分の右手側の席に信頼できる補佐役を座らせたことから「重要な席」。「銘」は「大事なことを忘れないように刻み込む」こと。つまり「座右の銘」とは「常に自分の心に留め置き、教訓や励ましとする」ことだとか。


盆の仏壇には例年通り菊の生花を飾り、精霊牛馬、野菜や果物、菓子類に団子と膳を供えるもコロナ禍で参る人は誰もいない。13日夕方に迎え火を焚き仏壇の前で献杯、14日は一年の報告、15日夕方に送り火で暫しの別れとなる。近くの川辺に麻殻で巻いた馳走を持ち寄り祈願して極楽浄土に送り出すというのがこの地の精霊流し。亡き父母を身近に感じる3日間も今日までである。


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