徳ちゃん繁昌リポート

《あなたの笑顔が周りを幸せに、ひと言が一人一人を元気づける》

NHK朝ドラ「ゲゲゲの女房」の生家を訪ねて

2010年06月19日 | ひとり言
安来節の本家本元、安来市の能義平野の中に大塚町はありました。クライアントの社長さんに無理を願って連れていってもらったんですが、伯田川が流れ、小さな集落にはテレビドラマとそっくりなシチュエーション、あの時代にタイムスリップしたような錯覚を覚えました。ドラマの大道具さんの仕事はたいしたもんですね。路地のつきあたりに幼少時代の神社があり、その手前が主人公の布枝さんの生家の酒店飯塚屋、朝ドラでは飯田屋でしたよね。

実は同行いただいた社長さんは武良布枝さんの遠い親戚とのこと。東京在住の一番上のお姉さんのご主人が叔父ということで、当時の水木しげるさんのことやいろいろと昔のお話しを伺いました。布枝さんの父、飯塚籐兵衞さんはドラマ通りに口喧しく長年、市会議員をやられたそうです。なんでも社長さんの実父も当時の軍事工場の経営者で、籐兵衞さんを仕事に誘った人物としてドラマに登場されたとのこと。跡取りはやはり小学校の校長だった長男さんで、いまも酒とたばこ屋を続けられていました。とにかく店内の陳列品もテレビそっくりでドラマに迷い込んでしまいそうでした。

「ゲゲゲの女房」の朝ドラマが始まって観光バスもやって来るほどの一躍人気スポットになったらしいです。町入り口の道路も拡張され、こじんまりとした町中に広い駐車場もできて、久しぶりに訪れた社長さんが驚かれていました。「ゲゲゲの鬼太郎」のポスターは見かけましたが、さすがに土産品店などはないようで、しかしテレビの宣伝効果ってすごいですよね。今まで誰ひとり振り向きもしなかった片田舎が脚光を浴びて、人が集まってくるんですから。

80歳近い布枝さんは今も水木しげるさんとお元気に調布にお住まいということでした。

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