徳ちゃん繁昌リポート

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【市場探訪】錦市場の業態転換した米屋さん

2010年06月12日 | 仕事モード
四季折々に訪れる京都も素敵ですが、仕事柄やはり錦市場には自然と足が向きますね。
今日、紹介するのは錦市場の中ほどにある「中央米穀」という米屋さんです。米の自由化で販売がどこでもできるようになり、全国的に米屋さんは業績不振にあえいでいます。
安い米はディスカウントストアやスーパーマーケット。客集めに超目玉を打ち出すドラッグストアに、家電量販店、ガソリンスタンドも。24時間少量買えるコンビニもあり。安心安全、売りの顔が見える道の駅や生産者直売所には大勢の人が訪れ、自家精米の米を買っていきます。
買い手にとっては、息苦しい人間関係の必要もなく買えるこのような店が支持されているようですね。反して、売り手にとっては死活問題でして、客離れは加速し、売り先や販売額は下がる一方、利益は依然と薄利多売の状況で、大変です。

中央米穀の取り組みは米屋からの業態転換、おにぎり屋です。なるほどと思いましたね。これなら誰でも気軽に口にできるし、売上単価は低くても繁昌市場という好立地で集客は見込めます。第一、素材販売の米と違って粗利が倍は違いますからね。中央米穀の店内奥には食するカウターもあり、目の前でおにぎりを握ってくれます。店頭はまさしくテイクアウトで市場内を食べ歩きできるようなお菓子感覚の不思議な歯ごたえとパーケージに工夫があるおにぎりが並べられています。やっぱり飲食店や惣菜店などと違って味を極めたプロの米屋さんだとなんか信頼しますよね
相変わらず錦市場は京の台所として多くの買い物客や観光客で賑わっていました。

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