先日、サングラハ教育・心理研究所の会報誌『サングラハ』の新号の編集がようやく終わりホッとしています。
あ、ちなみに今号(89号)の主要記事をちょっとご紹介。
「痴呆老人と共にいて10 私のさまざま(2)」
国立環境研究所の前所長で東大医学部名誉教授、環境問題や認知症を専門に活躍されている大井玄先生の連載記事。
今回は記憶ということについて、それを喪っていく痴呆のお年寄りのすがたを通じて、私たち自身の、この心とは一体何なのか、哲学的考察と臨床的実践にもとづいて掘り下げておられます。
この心とはある意味まさに記憶にほかならないとのこと、ううむ、考えてみればそのとおり…。
ほか、このご連載からは、痴呆老人ひいてはケアするものの心構えと極意が学ぶことができます。「情報よりも情動、論理よりも雰囲気」、なによりケアは情動共有と敬意が大切とのことです。
「落ち込みを乗り越えるための六つの智恵⑤ コスモス・セラピー(2)」
サングラハ教育・心理研究所の岡野守也主幹(ブックマークのブログ公開授業参照)の、研究所での講義の講義録。
一連の落ち込み克服の理論とメソッドの、今回はいわば決定版となる現代科学的世界観・「つながり-かさなりコスモロジー」の二回目です。それにしても現代科学では宇宙がこれほど驚くべきものだと語られているというのは、あまり知られていないような気がしますが、まぎれもない事実らしい。137億年前に始まった宇宙、進化と創発の連続であるその歴史、そういう世界に私たちは住んでいるということ…根元的な落ち込み克服というのが、ダテではないことがわかります。
「心身問題について――ウィルバーの見解を参考に」
高校教諭で研究所会員の増田満さんによる、哲学的な難問「心身問題」に関する切れ味鋭い考察。
「心身」という理性レベルの分離的な概念枠の中で議論している限りこの議論が解決を見ることはなく、そういう枠を超えうるかどうか、ということこそがこの問題の本質であるとのことです。なるほど! この問題を「粒子と波」の矛盾する性質に関する古典物理学と量子力学の理解のレベルの違いに喩えているところが、とてもわかりやすいです(というかわかった気になれます)。
小なりとはいえ雑誌の編集、しかし大半は文章校正とレイアウトに費やす時間となります。とくに文章校正は問題だ…これにはしっかり時間をかける必要があるのですが。今回も見落としがないかどうか心配です(また逆に細かく指摘して執筆陣にうるさがられるのも心配)。
さて、このブログについて、ちょっと心機一転できればと、気持ちとしては思っています。
当初の目的だった心理技法の自己適用、それをもうちょっとしっかりやってみたいと。読んで勉強した気になっているが、それではクスリの効能書に詳しくなっているだけで、実際に服用したのとはやっぱり話が違う。どこかしらビョーキである以上は、しっかり服用と治療を心がけたいものです。原点にもどって、『生きる自信の心理学』、頭からやり直してみようか。
それから、今でもちょっとというかかなり、非生産的な暗い趣味に引かれてしまうところがあり、長年で身につけてきた興味関心の方向性というのは、心の深くにやっぱり染みついちゃってるんだなと思わされるこのごろです。
いわば、「ニヒルっ子の尻尾」といいますか、そういう暗いグチャグチャを超えたいと思いつつ、どこか脚をとられているような。そしてそういうのを書いてみたいなという気持ちもあります。カタルシスというのがあるかどうかわかりませんが、まあ腐りつつある尻尾を切り離すためにも、そういう作業にもちょっと意味があるのではないかと。
…と、これはマナ識的・自己愛的な「書きたい欲求」の言い訳ですな。
いったい何がやりたいのか、はっきりさせる必要があるな。ブログも、人生の中長期も。
注意! 絶対にここをクリックしてはいけません!! →人気blogランキングへ
(禁止されるとやりたくなるでしょ? …え、ならない?)
あ、ちなみに今号(89号)の主要記事をちょっとご紹介。
「痴呆老人と共にいて10 私のさまざま(2)」
国立環境研究所の前所長で東大医学部名誉教授、環境問題や認知症を専門に活躍されている大井玄先生の連載記事。
今回は記憶ということについて、それを喪っていく痴呆のお年寄りのすがたを通じて、私たち自身の、この心とは一体何なのか、哲学的考察と臨床的実践にもとづいて掘り下げておられます。
この心とはある意味まさに記憶にほかならないとのこと、ううむ、考えてみればそのとおり…。
ほか、このご連載からは、痴呆老人ひいてはケアするものの心構えと極意が学ぶことができます。「情報よりも情動、論理よりも雰囲気」、なによりケアは情動共有と敬意が大切とのことです。
「落ち込みを乗り越えるための六つの智恵⑤ コスモス・セラピー(2)」
サングラハ教育・心理研究所の岡野守也主幹(ブックマークのブログ公開授業参照)の、研究所での講義の講義録。
一連の落ち込み克服の理論とメソッドの、今回はいわば決定版となる現代科学的世界観・「つながり-かさなりコスモロジー」の二回目です。それにしても現代科学では宇宙がこれほど驚くべきものだと語られているというのは、あまり知られていないような気がしますが、まぎれもない事実らしい。137億年前に始まった宇宙、進化と創発の連続であるその歴史、そういう世界に私たちは住んでいるということ…根元的な落ち込み克服というのが、ダテではないことがわかります。
「心身問題について――ウィルバーの見解を参考に」
高校教諭で研究所会員の増田満さんによる、哲学的な難問「心身問題」に関する切れ味鋭い考察。
「心身」という理性レベルの分離的な概念枠の中で議論している限りこの議論が解決を見ることはなく、そういう枠を超えうるかどうか、ということこそがこの問題の本質であるとのことです。なるほど! この問題を「粒子と波」の矛盾する性質に関する古典物理学と量子力学の理解のレベルの違いに喩えているところが、とてもわかりやすいです(というかわかった気になれます)。
小なりとはいえ雑誌の編集、しかし大半は文章校正とレイアウトに費やす時間となります。とくに文章校正は問題だ…これにはしっかり時間をかける必要があるのですが。今回も見落としがないかどうか心配です(また逆に細かく指摘して執筆陣にうるさがられるのも心配)。
さて、このブログについて、ちょっと心機一転できればと、気持ちとしては思っています。
当初の目的だった心理技法の自己適用、それをもうちょっとしっかりやってみたいと。読んで勉強した気になっているが、それではクスリの効能書に詳しくなっているだけで、実際に服用したのとはやっぱり話が違う。どこかしらビョーキである以上は、しっかり服用と治療を心がけたいものです。原点にもどって、『生きる自信の心理学』、頭からやり直してみようか。
それから、今でもちょっとというかかなり、非生産的な暗い趣味に引かれてしまうところがあり、長年で身につけてきた興味関心の方向性というのは、心の深くにやっぱり染みついちゃってるんだなと思わされるこのごろです。
いわば、「ニヒルっ子の尻尾」といいますか、そういう暗いグチャグチャを超えたいと思いつつ、どこか脚をとられているような。そしてそういうのを書いてみたいなという気持ちもあります。カタルシスというのがあるかどうかわかりませんが、まあ腐りつつある尻尾を切り離すためにも、そういう作業にもちょっと意味があるのではないかと。
…と、これはマナ識的・自己愛的な「書きたい欲求」の言い訳ですな。
いったい何がやりたいのか、はっきりさせる必要があるな。ブログも、人生の中長期も。
注意! 絶対にここをクリックしてはいけません!! →人気blogランキングへ
(禁止されるとやりたくなるでしょ? …え、ならない?)
ほんとうに、なるべくたくさんの人に読んでもらいたいものです。
そのための入れ物というか形をつくる編集という作業、現状維持に止まらずできる限りがんばりたいと思っています。うーん、何ができるのかな…
たしかに日本のいまここを見ると停滞しまくりですが、全体の進化の流れ、しっかり認め感じ行動できるまでになりたいですね、せっかく生まれたのだから。
たくさんの人が来たら、引っ込み思案だの何だのと言ってられませんね(笑)。
ぜひ、もっともっとたくさんの人に読んでもらって、元気になって、コスモスの進化に参加してもらいましょう!
個々人や部分部分がどんなに停滞しているように見えても、全体としてのコスモスはいやおうなしに進化しています。
きっとこれからもっとたくさんの人が参加してくるでしょう。
コメントありがとうございます。校正について、そう思いたいのですが、これがなかなか難しく、つい「自分ならこう書く」みたいな感じでかなり細かいところまで気になってしまうところがあるような。注意深さということでそれはそれでいいのでしょうが、どう書くかは書き手の自由なのですから、そこのところのバランスはよくよく注意しておいたほうがいいようです。
メッセージ発信、今回ついでにやっちゃいましたが、たしかにちょっと難しいと感じています。また身辺雑記も面白いものなら、かえってそれで読む人が増えるのでいいと思います。りょうさんの禁煙・ダイエット日記はそういう意味で面白くていいです。
やっぱり情報発信にしても、書いているほうが面白くてやっているほうがいいですね。だから無理はしないほうがいいだろうし、その必要もないのでしょうが。+αの努力ができるといいなと思います。
>ちこさん
どうもありがとうございます。忙しいとはいえ、けっこう余裕があったりするんですよ。それになかなか得難い充実感のある作業です。ほんとうにたくさんの人に読んでもらいたいもの。とにかくそれに足るすごい内容なわけですからね。あとはPRでしょうか…ううむ、いまはブログ程度で。
読むの楽しみですが、しかし図版がミスってないかとか、けっこう心配です。
今回も、忙しい日程の中をご苦労様でした。
またまた充実した会報になりましたね。
もっと沢山の人に読んでほしいですね。軍曹さんの努力もいっぱいだしね。
読むのが楽しみです。
軍曹さんの校正だったら、執筆者の方も安心してお任せできると思いますよ。元より良くなること間違いなし!
ちょっと裏編集後記みたいな記事で、面白いですね。
PRにもなるしナイスだと思います。
私の方は、最近情報発信はご無沙汰ですが・・・。
身辺雑記ではなく、他者へ有意義なメッセージを発信することって、けっこう大変ですよね。心のスタミナがないとできない。
そう思うと、隊長はスゴイですよね・・・。