宇ち中
宇ち多゛中毒のページ




2006/09/29
9月最後の金曜日。消化しなければいけない有給休暇もこの日でおしまいとなるお休みの日、花の写真を撮りに行きたいと思いネットで調べると向島百花園で萩の花が見頃を迎えているとのことなので向かいます。東武伊勢崎線の東向島が最寄りの駅ですが、電車賃節約のため半蔵門線終点、押上から歩くことにしました。10時過ぎに押上駅を地上に出て、地図もなく適当に北東方向へ向かって歩き出します。駅からしばらく歩くとちらほらと古い商店がならび、さらに国道6号線を渡ったところにいい感じの商店街がありました。



ベラボー市。ベラボーなネーミングです。それにしても駅から遠いにもかかわらず、活気のある商店街ですね。さらに道を進み、途中少し迷いましたがなんとか向島百花園へ到着。萩のトンネルなどを見物に来ている方々で賑わっている中、一時間程度いろんなお花を観賞して、写真もたくさん撮って引き揚げたのは12時過ぎ。ちょうどお昼時、曳舟駅のほうまで歩いて気になっていたお店を目指します。



向島百花園から20分ほど歩いて到着したのは、向島橘銀座商店街にある「満周餃子 東北」です。この数日前に、ぼんたのグルメ奉行と自遊帳のkennyさんが記事を書かれていて、気になっていたのでした。お店は、入って左側の厨房前に5席ほどのカウンターと、右側に4人がけテーブルが三つ。更に突き当たりに小上がりのテーブル席が一つ。お客さんで賑わってますが、ちょうど食事を終わったご夫婦の席が空いたので、そちらに腰掛けます。お店には店主と思しきおかあさんがひとり、てんてこ舞いで働いていらっしゃいます。しばしお待ちし、そして注文をお願いしました。まずはビール(中瓶、500円)をいただきます。



押上から向島、そして曳舟と結構歩いてきたのでビールが美味しいです。お店には、どうやら常連さんらしいご近所のおとうさんがお一人いらっしゃいました。このおとうさん、お皿を片づけたりテーブルをふいたりと、てんてこ舞いのおかあさんをお手伝いされてます。なんだか申し訳ないと思いつつ、注文したスープいり水餃子(450円)がやって来ました。



どんぶり一杯に小ぶりな水餃子がたくさん。そして野菜もたっぷりで見た目もとってもヘルシーです。ラー油を垂らしてスープを一口。



とってもすっきりした味でグッドです。そして餃子も一口。これまたもちもちぷりぷりの食感で美味しい。野菜もたっぷりで、これ一杯で結構お腹一杯になってしまいます。水餃子を8割ほど食べ終わった頃に、焼き餃子も到着しました。



メニューには「肉餃子(380円)」とあります。キムチチャーハンも食べたかったのですが、やっぱり焼き餃子も食べたいと思ってこの組み合わせにしました。羽つきで大ぶりな焼き餃子。見た感じもの凄い美味しそう。そして一口いただくと、ニンニクが効いていてとっても美味しいのですが、一つだけ残念だったのはアツアツ焼きたてでなかったこと。おかあさん、とっても忙しすぎて焼いてから出すまでに少し時間が開いてしまったのですね。焼きたてでいただいたらもっと感動したと思いますが、そこはまあご愛敬ということでごちそうさまをします。お会計のときにおかあさんに、水餃子がとっても美味しかったと伝えると、「うちはキムチも美味しいのよ」キムチを一人前サービスしてくれました。



常連さんから「順ちゃん」と呼ばれる明るい店主。忙しくてテンパっていても、少し心に余裕があって笑顔を絶やさず頑張る姿に感動してしまいました。美味しい餃子に明るい店主の笑顔。それに惹かれて、常連さんたちが通っていらっしゃるのでしょうね。お店を出て、商店街の店先の皆さんもみんな笑顔。なんだか元気になれる、そんな商店街をあとにし町歩きを再開しました。
(つづく)

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