宇ち中
宇ち多゛中毒のページ




2007/08/16
(続き)
まるます家を出て次に向かったのは丸健水産です。まるます家からアーケードを一本入って、丸健水産はあっという間です。



この日はいつものガッテン系お兄さんの、さらにそのお兄さんがお店に立っていらっしゃったようです。そして21:00を過ぎたこの時間でも、おでん鍋にはたくさんの具が入ってます。



各自いろいろと注文。やっぱりここに来たらはんぺんは食べないとね、ということで人数分お願いします。「はんぺんはちょっとまってね、今から入れるから」と。そうなんです。こちらのはんぺんは食べる直前に鍋に入れるタイプ。あまりにふわふわなので、出汁を吸い過ぎちゃうんでしょうね。



氷結(250円)をもらって乾杯。そしてしばらくしてはんぺんも出来上がってきました。ボクははんぺんの他に魚のすじと大根。そしてやっぱりはんぺんはふわふわで絶品、とろけます。さすが水産大臣賞受賞の逸品だけありますね。そして氷結1本で滞在は20分ほど。ごちそうさまをして駅に向かいます。



赤羽駅のホームにまるます家の広告看板がありました。看板によると、西口に支店があるようですね。知りませんでした。しかし、やっぱり赤羽を代表する名店の一つのまるます家。そしてさくっと丸健水産。2店を堪能して電車に乗り込んだのでした。
(おわり)

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2007/08/16
お盆休みまっさかりな1週間も終盤の木曜日。しかしこの日から宇ち多゛はお盆休み明けの営業再開初日。相当の混雑が予想されます。そしてこの日、宇ち多゛感激王Iさんと職場の同僚Kさんと呑みに行きましょうということに。さすがに宇ち多゛は避けましょうか、ということで赤羽へ向かったのでした。18時に会社を出て、有楽町から京浜東北線で赤羽は30分弱。19:00前に到着し一番街を通り抜け、まっすぐにまるます家へ向かいます。



3人の我々は階段を上がって2階のお座敷席へ。1階も満席でしたが2階も満席です。5分ほど待って奥の方のテーブルにつくことができました。注文している最中に、遠くのほうから「肝焼きあがったよ」との声が。おっと、これはタイミング良く頼んじゃいましょうということで注文すると、注文を取ってくれている店員さんが他の店員さんに肝焼きの残りを確認してくれました。首尾良く、すんなり3本ゲットです。



Iさんとボクはビール(大、500円)、そしてビールの苦手なKさんは「青リンゴハイ」(350円)で乾杯。しかし肝焼きとビールが合いますねえ。ちなみにこの肝焼き、メニューにはなくておいくらなのか不明でした。ちなみにうなぎの頭の部分を蒸して焼いた「兜焼き」(2本200円)も頼んでみたのですが、品切れになっちゃっていたみたいです。残念。



そういえばビールは、1階はサッポロラガー、2階はサッポロ黒ラベルのようですね。2階にはヱビスビールを置いていない銀座の三州屋を思い出します。そして、頼んでおいたおかずもじゃんじゃんやって来ます。まずは「鯉のあらい」(400円)。



酢みそでいただきます。さっぱりしていて淡泊な味わいですね。鯉とうなぎのまるます家で、まさに鯉とうなぎから入るという理想的なスタートです。そしてお次は「生ゆば刺」(500円)と「まぐろぬた」(550円)。



分葱を生ゆばでくるりと巻いたものを、紅葉おろしとポン酢でいただきます。まさにフグの刺身をたべているような感じですが、味はあくまでもゆばです。そしてまぐろもなかなか美味しいですね。



「キムチチゲ鍋」(550円)もいただきました。半熟たまごを割って、混ぜていただきます。これで550円というのはやっぱりお得ですね。そしてこちらもお得メニューの代表格、「いかげそ天」(350円)もいただきます。



ボリューム満点ないかげその天ぷら。醤油で下味が付けてあって、そのままいただいてちょうどいいお味です。2本目のビールも空いて、次はジャン酎に切り替えます。



メニュー上は「ジャンボチューハイ」(950円)。これが氷の入ったジョッキで4杯分の酎ハイができちゃうので、1杯は250円弱。普通のチューハイは350円なので、かなりお得ですね。そして最初に頼んでおいた「メンチカツ」(500円)も到着しました。



揚げたてあつあつ、ジューシーなメンチカツ。IさんとKさんはまるます家は初めて、2人に「これが美味しいんだよ~」と言いつついただきます。これで最初の注文のおかずが出切りました。なかなか一気にたくさんのおかずを注文して、結構お腹一杯モードに。これからはじっくり呑みモードに入ります。そして「岩のり」(250円)と「いか塩辛」(350円)を追加します。



この岩のりがちびちびとつまむのにちょうどいいおかずです。これだけあれば結構お酒が飲めちゃうんですよね。そして1時間が経過した頃に、再び肝焼きが他のお客さんのところに出されました。我々ももらっちゃいますか、ということで3本追加です。



やっぱり肝焼きが旨いですねえ、といいつついただきます。2階の座敷席はほぼずっと満席で、隣のお客さん達はかなりの大盛り上がり。「ちょっと飲みすぎよ」なんて店員さんに注意されたりしつつ、超ゴキゲンで帰っていきました。そして20:30頃になると空席もちらほらとできてきます。



我々もまったりとゆるゆるとチューハイを呑みつつ、Kさんの仕事の悩みなんかも聞きつつ、岩のりをつつきつつゴキゲンになっていきます。そしてもう少し呑みたいモードだったのですが、どうやらこの日は2階を21:00に片づけるようで、店員さんも追い出しモードになってきました。残りのおかずをやっつけ、最後から2番目のお客となってごちそうさまをします。



2時間ほどのまるます家。1階は閉店時刻の21:30までやっているようですね。そして呑み足りない我々3人は、もう少し呑みましょう、ということで次のお店に向かったのでした。
(つづく)

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2007/08/15
お盆シーズンまっただ中の水曜日。この日の前日、新橋界隈で軽く呑もうとするもどこもお盆休みでフラれてしまい、おとなしく帰ったのでしたが、その時もご一緒だった同僚のYさんと、せっかくなので今日はどこか入りましょうということになったのでした。この日の昼間、サイゼリヤの話題で盛り上がったので近辺のサイゼリヤを検索するも、最寄りは三田。結局諦めて有楽町方面へ歩いていくと、軽くお寿司なんてどうでしょう、ということで久しぶりの立鮨葵へ行ってみることにしました。



幸運にもお店はやってます。しかもお盆シーズンなのですぐに入れそう。我々は左奥のカウンターにお邪魔することにしました。Yさんはお茶で、ボクは缶ビール(350円)で乾杯です。そしてメニューの中からボクはイワシ、Yさんはスルメイカをチョイスします。



どちらも1貫100円。なかなか美味しいです。スローペースでいただきつつ、次の注文を考えます。そしてもどり鰹とエンガワをもらうことにしました。



鰹はぶ厚く切られていて、なかなかグッド。口いっぱいに鰹の香りが広がります。鰹を食べている間にヒラマサ(だったと思う・・)も出てきます。



こちらもネタがなかなかに大きいですね。結構この時点で満足状態。それでも最後にもう1種類ずつ頼みましょう、ということでコハダとイクラ巻きをいただくことにしました。



コハダ。ちょっと締めすぎの感がありましたが、美味しくいただけました。



イクラの巻物。巻いた後、切ったところに上からイクラを追加でのせてくれます。なかなかいいですねえ。美味しくいただき、15分ほどの滞在でお会計は2人でちょうど2,000円。昔、お寿司は屋台で立ち食いが基本だったと聞きますが、まさにそんな感覚で手軽にお寿司をいただける、貴重なお店ですね。結構お腹一杯になって、家路についたのでした。

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2007/08/11
かねてから行きたいと思っていた国立の名店「うなちゃん」と「まっちゃん」。今年5月、国立に住む義兄と久しぶりに会った時に、7月末に国立で呑みましょうと約束をしていてたのでした。ところがいろいろあって結局7月末には実現できず、いよいよこの日に決行ということに。18時頃にフリーになるという義兄のスケジュールにあわせて、まずは1人でうなちゃんへ行き、その後まっちゃんへ2人で行くというスケジュールを立てて国立へ向かいます。16時開店のうなちゃん、30分前に行けば大丈夫かなと思って15:30頃行くと、なんとお店には人が溢れるほどの状態になってるじゃないですか。



とても入れそうにありません。確かに吉田類さんの「酒場のオキテ」には鰻の準備ができるまでビールを飲んで待っていると書かれてましたが、まさか30分以上前からお待ちになっているとはビックリです。人柄な良さそうな店主から「スミマセンねえ、平日はこんなんじゃないので、また来てくださいね~」と。なかなか平日には来られそうにないので、次回は1時間前に来ないと、ですね。

そして急遽予定変更。きびすを返して中央線ガードを再びくぐり、向かったのは「まっちゃん」です。



こちらにはお店の前に女性2人がお待ちになってます。なるほど、さすがにこちらは17時開店だけあって、まだ行列は2名だけですね。しばらくお店の前で待っていると、女性がやって来て「今日は休業なの?」と聞かれます。するとそのお方、お店に入って行かれました。後をつくように女性2人さんにつづいて入店してみると、灯りのついてない店内には既にカウンターにお1人お客さんが。なるほど、こちらもお店の中で開店を待つシステムなんですね。



どうやら先程の女性2人さんもまっちゃんは初めてのご様子。わくわくしている様子が伝わってきます。ボクもコの字型カウンターの入り口すぐそばの位置に着席し、じっと17時を待ちます。



壁に「お客様へお願い お酒を召し上がらない方はご遠慮ください またご婦人の方は土曜日にご来店ください 店主」とあります。平日は女人禁制なだけに、土曜日の女性率は高いのですね。そして16:55頃になってお店の奥から店主と、その助手と思しき店員さんのお2人が出て入らして開店の準備を始めました。そしていよいよ17:00に灯りがついて開店です。開店までの様子をじっと眺めていると、なんだかとってもわくわくしてきますね。気づいたらカウンターは満席になってました。まずは店員さんがみんなの飲み物を聞きます。ボクはビール(大、590円)を注文。そして店主が、左奥のお客さんから順に焼き物の注文を取り始めます。注文のあったものを奥の冷蔵庫から運んできて、鍋横にあるお皿にぐるっと乗せていきます。



見ていると、串を外側に向けたものが塩焼き、内側に乗せたものがたれ焼きと区別しているようですね。そして一旦ぐるっと皿に一杯になったところで、おもむろに焼き始めます。最初の1ターンはコの時の左辺で終了、ボクの注文までは少し時間がかかりそうなので、煮込みをもらうことにしました。



豆腐の入ったオーソドックスな煮込み。美味しいですね。この日も猛暑日、ビールが旨いですがじっくりとゆるゆると呑みます。そしていよいよボクの注文の番がやってきました。「ナンコツ」(1本160円)と「カシラ」(1本160円)を2本ずついただくことにしました。



店主が手際よくくるくると串を回して焼いていきます。この時既に小上がりの2卓も満席の超満員状態。この日は店主の奥さんが用事があってお出かけらしく、店主も店員さんもてんやわんやです。「悪い予感があたっちゃったよ」と次々に来るお客さんが入れずに帰っていくお客さんを見て仰いますが、「でもこれ以上は入れないから、これ以上忙しくなることは無いね」と常連さんとのお話に勝手に頷いちゃいます。そしてボクの焼き物もやって来ました。



上2本がナンコツ、下2本がカシラですね。大きさは小ぶりすぎず大ぶりすぎず、ちょうどいいサイズ。確かにぎゅっと締まっていて、かなり絶品ですね。そしてビールも空いてしまったので、お酒(310円)を燗でいただきます。



屋号の入った徳利に、ビアタンよりちょっと小さいグラスでいただく日本酒も美味しいですね。それになんだかこちらのもつ焼きは日本酒が合うような気がします。そして酔いも回ってきて、いい気持ちでお店の雰囲気を楽しみます。串も平らげて、日本酒も呑みきってごちそうさまをします。50分ほどの滞在で、お会計は1,990円でした。



まだまだお店には並んでいるお客さんがいらっしゃいますね。うなちゃんのほうも待ち客が。国立の名酒場の双璧をなす2店。今回はまっちゃんしか来られませんでしたが、さすがに歴史を感じる名店でした。



久しぶりの国立駅。駅舎はすっかり跡形もなくなり、駅北のマンションがどでーんとあらわになってますね。駅の風景は変わってしまいましたが、この2店は変わらずつづいてほしいものだと思いつつ、国立の街をぶらついたのでした。

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2007/08/10
(続き)
もんじゃを食べて結構お腹も大満足。もんじゃストリートを月島駅方向へ進み、向かうは「大島や」です。こちらに来るのは7/2以来です。



21:15頃の店内はさすがに人気店、常連さん達でほぼ満員なのですが、なんとか入り口そばに2人分のスペースを空けていただけました。S先輩は生ビール、ボクは黒ホッピーをいただきます。



さすがにこの日は猛暑日だっただけあって、いつもはフローズン状態の焼酎もこの日は完全に液状でした。それでもキンキンに冷えてます。S先輩がおもむろにホッピー瓶をジョッキに向けて逆さまにして、下町注ぎでホッピーを作ってくれました。山の手育ちのS先輩、最近ではすっかり下町酒場作法が板に付いてしまったようですね。



しかしこちらのお店はホントに常連率が高いですね。この時いらっしゃったお客さんは、ほぼみなさん顔見知りだったのでは。とっても居心地がいいので、常連さんたちは毎日いらっしゃるんでしょうね。結局この日も満腹でアテは頼めず、ホッピー1杯でごちそうさまをしたのでした。30分ほどの滞在、お店を出た22:00頃には外も過ごしやすくなっていました。腹ごなしに銀座まで歩きますか、ということでもんじゃストリートを逆戻り。勝どき橋を渡ります。



ここまで約15分ほど。あと10分も歩けば銀座です。橋の上を渡ると、川を抜ける風を少し感じることができました。



ちょっと喉が渇きましたね、ということで築地のマクドナルドにちょっと寄り道。S先輩はバニラシェイク、ボクはアイスコーヒーで30分ほど涼んでから、晴海通りに戻り銀座線に乗って帰ったのでした。
(おわり)

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2007/08/10
(続き)
岸田屋で十分涼んだ後、まだまだ気温の下がらないもんじゃストリートを歩きます。ここでS先輩、「そういえば月島でもんじゃを食べたこと無いなぁ」と。それじゃ、もんじゃ行っちゃいましょうということでお店を探します。ボクが月島でもんじゃといえば「近どう」。かれこれ4年ほど前に3回くらい来たことがあって、まあまあ満足だったのでした。もんじゃストリートと清澄通りに挟まれた通りにあるこのお店、行ってみると超満員、向かいの2号店も一杯のようです。なるほど、人気店なんですねえ。さすがに並ぶのも何ですし、ということでもんじゃストリートへ逆戻り。適当に歩いて通り沿いにある「もん吉 西仲店」に入ることにしました。



有名人の写真などが入り口横のガラスに張られていて、そういえば聞いたことのある店名だなと思いつつお店に入ると、1階は半分ほどの入りですが、店員さんに2階へ通されます。2階も半分ほどの入りで、我々は突き当たり、窓際のボックス席に通していただきました。まずはここでも生からです。



ちょっと遠回りをさせてしまった分、ビールも美味しいですよね、なんて言っちゃいます。そしてもんじゃはキムチ入りを注文。程なくして店員さんがもんじゃを持ってきてくれて「ご自分で焼きますか?」と聞いてくれます。いやいや、ここはプロにお任せしましょう、ということで焼いてもらうことにしました。するとさすがプロ。ここからできあがりまでは、ホントあっという間でした。



まずはキャベツなどの具を鉄板の上にのせ、大きなコテを2つ使ってキャベツをざくざくと刻みながら焼きます。



いい感じで焼き色が付いてきた頃に、ドーナツ上に具を広げます。いわゆる土手ってやつですね。



そして真ん中のスペースに、先程残しておいたもんじゃの汁を一気に流し込みます。ここはさすがプロ、土手が決壊しないんですね。ぐつぐつといい感じで汁が煮立ってきます。



そして頃合いを見てまわりの土手を崩して汁と融合させます。このコテさばきが素速いの何の。目にも留まらぬ速さです。



そして完成。この間、画像の撮影時間を見るとものの2分です。あまりにも完成された動きで、S先輩と2人ぼーっと見とれてしまいました。店員さんの「どうぞ」の声に我に返り、小さなコテで食べ始めます。うん、なかなか旨いですね。最初の頃はちょっとコテにつきづらいですが、ぐつぐつと煮込まれていくうちに、小さなコテにぺとっとつくようになります。そしてビールも空いて、もう1杯生をおかわり。



店内は空調が効いているのですが、いかんせん鉄板が熱いのでビールがすすみます。そしてキムチの入ったもんじゃもすすむすすむ。



やっぱり終盤の、半分お焦げでぱりぱりの状態が結構好きだったりします。たまにはこういうもんじゃもいいもんですねえ、なんて言いつつもんじゃをつつきます。この頃、既にもんじゃを終えて呑みモードに入りたいらしい隣のお客さんを、店員さんがしきりに来てはっきりと退店を促すような仕草が。なるほど、もんじゃを頼まないといちゃいけないんですね、という感じが伝わってきました。それじゃ、ということでもんじゃも無くなり、ビールも呑み干してごちそうさまをすることにします。



50分ほどの滞在でお会計は3,150円でした。それにしても、1階は来る時より空いているし、満席でもないのに、もんじゃが終わったお客さんを帰そうとするのは、人気店ならではのマニュアル化されたオペレーションなんでしょうか。正直、何だか我々までせかされているような気がしてしまいました。もんじゃを焼くのもむちゃくちゃ早かったですが、お店を回転させるための一辺倒な接客というのはいかがなものかと。もんじゃそのものはとても美味しかっただけに、ちょっとがっかりしてしまったのでした。
(つづく)

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2007/08/10
金曜日のこの日、職場もそろそろお盆休みをとる人が増えてきました。感激王Iさんも誘って立石に行きましょうか、とS先輩にメッセージを送りますが、肝心のIさんが最近はやりのビリーズブートキャンプにはまっているらしく、「隊長に怒られますから」と宇ち多゛の誘いに乗ってきません。それでは、S先輩と、たまには別のところに行きますか、ということで行き先変更、夏の月島散歩ということになりました。さすがに今年初の猛暑日となったこの日、歩いて月島までというのはキビシイですね、ということで汐留駅から大江戸線で勝どきまで。てくてくと歩いて岸田屋への到着は18:50頃でした。



暖簾をくぐり中を覗くとカウンターは満席。壁に向かったテーブル席になんとか2人かけられそうです。そちらにお邪魔してまずは生ビールをいただきます。おねえさんからジョッキを受け取り早速乾杯。くーっと、最高に旨いですね。



まだまだ気温は30℃以下に下がってない中、勝どきから歩いてきたので喉がからから。そんな状態で流し込む生ビールはたまりません。ほっと一息ついて、おかずは煮込みと谷中しょうがをいただきます。煮込みを注文するとおねえさんから「葱は入れますか?」と聞かれ、お願いします、と葱入りでお願いしました。



はまださんが7/30に岸田屋へいらっしゃった時の記事によると、本来は葱なしが煮込みの本当の美味しさが分かる食べ方なんだそうです。なるほど、今度は葱なしでたのんでみることにしましょう。そしてあっという間に1杯目のビールが空いてしまい、もう1杯もらいましょうかということでおかわりです。



煮込みも美味しいし、店内は冷房もなくいい感じでまったりとしているし、何杯でも生ビールが呑めちゃいそうなそんな感じです。うしろのカウンターのお客さんも、楽しそうに呑んでいらっしゃいますね。あのカウンターの中にネコちゃんがいるんですよ、なんてS先輩に話したりします。



相変わらず歴史を感じさせる岸田屋の文字。今回は壁に向かっての着席なので、カウンターの様子など店内を眺めるには体を90度以上回す必要があり、初訪のS先輩のことを思うとちょっと残念ですが、それでもお店のまったり感は感じることができます。そして2杯目の生ビールも空いてしまいますが、微妙に煮込みが残っている状態。1皿でもこの煮込み、結構食べ応えがあるのです。それじゃ瓶ビールを1本シェアしますか、ということで大瓶をお願いします。



キリンの一番搾り。確かデフォルトだと一番搾りで、ラガーも置いてあったと思います。ゆるりとビアタンで瓶ビールというのも、これまた良いものです。壁に向かいつつ、何気なく上を見上げると天井には魚拓がびっしりと。



昭和57年ということは、今から25年前ですね。でも創業は明治33年ということですから、107年の歴史の中では最近の出来事なんですね。そんなこんなで瓶ビールも呑みきり、ごちそうさまをしたのがちょうど20:00。



1時間ちょっとの滞在でお会計は2人で3,000円強。S先輩にも岸田屋の煮込みや雰囲気にご満足いただけたようで何より何より。岸田屋を後にして、ゴキゲンでもんじゃストリートを歩いたのでした。
(つづく)

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2007/08/09
この日は1年ぶりに高校時代の同級生Yくんと呑むことに。ちょうど1年前、渋谷で呑んだ時には「これから月1くらいで呑みたいね」と言っていたのに、結局1年あいてしまいました。渋谷駅で待ち合わせ、まず向かったのがマークシティ横の坂を少し上がったところにある鳥升です。



こちらは串元木曜会主宰のTさんが日本一ポテサラが美味しいと仰っているお店。ところがお店の中は超満員の大盛況。これは無理だねえということで坂を下ります。そして次に向かったのは、昨年呑んだ時にも候補に挙がっていた「麗郷」です。ここっとさんも頻繁に行ってらっしゃって、ずっと行きたいと思っていたのでした。お店に入ると1階は満席、2階へ上がってしばらく待ちます。



奥の方で席の片づけが済んだらしく、店員さんから「お二人さんどうぞ~」と声がかかります。案内されたところは8人がけの円卓。どうやらここに相席のようですね。周りを見るとみなさん2人組のお客さん。円卓で相席というシチュエーションに少々とまどいつつ、生ビールをもらいます。



久しぶりの乾杯。いやあ旨いですね。おかずもいろいろと選びます。まずは空芯菜の炒め物、そして枝豆と高菜の炒め物です。



どちらも1,000円ほど。量も結構たっぷりですね。腸詰めももらっちゃいました。



2人だとこの3品があるとなかなか十分な量。ビールもあっという間に空いておかわりです。



ビールを傾けつつ、近況の報告をしあいます。そして話題は高校生の頃の懐かしい話へ。2人でよく授業を抜け出して川辺で本を読んでいたりしたことなど、そんなこともあったねえと話が盛り上がります。そして2杯目のビールも空き、次は紹興酒にしようということでボトルで。やっぱり燗でしょう、というこで燗をつけてもらいます。



夏のこの時期に燗で呑むことに意気投合、というのもさすが長年のつきあい、気が合います。酔いも回ってきて話題も多岐にわたり、枝豆もあらかた片づく頃にもう1品追加することに。



五目豆腐炒めだったかな。ちょっと味濃いめでしたが、具がたっぷりでなかなか美味しかったです。そんなこんなで19:50から始めた呑みも2時間半ほど経過したところでごちそうさまをしました。お会計は2人で9,100円。まあこんなもんでしょう。



22:20頃の渋谷の街はまだまだこれからといった感じ。人通りの多い道玄坂を下り、Yくんと別れて地下鉄に乗り込んだのでした。

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2007/08/08
(続き)
大満足で宇ち多゛をあとにし、踏切を渡ってSさんと向かうのはこの日も「秀」です。Sさんから「どうやら黒生ホッピーが入ったらしいですよ」と伺い、是非行ってみましょうということになったのでした。



線路側の入り口から呑んべ横丁を通り抜けます。秀への到着は19:57。



暖簾をくぐるとお店の中はほぼ満席、ちょうど空いていたカウンターの右隅に座ることができました。入り口そばにいらっしゃったママさん、そしてカウンターの中のマスターにご挨拶してメニューを一瞥。ありますあります。「生ホッピー(黒)」(380円)だけでなくて「生ホッピーハーフ&ハーフ」(380円)もあります。それではボクはまずハーフ&ハーフ、Sさんは黒を注文しました。



右がハーフ&ハーフ、左が黒ですが、ギンギンジョッキであんまり色が分からないですね。早速乾杯。旨い。ハーフ&ハーフでもかなり呑みやすい感じです。



しばらくしてジョッキの霜も取れて、色はこんな感じです。左の黒のほうが若干濃い色かな、という感じ。それにしても呑みやすい。あっという間に呑み干してしまいました。お次は「秀特製ハイボール」(300円)にシフトです。



ゆったりとボールをいただいていると、隣のSさんから「カウンターに藤原さんがいらっしゃいますよ」と教えてくれました。確かに、満席のカウンターの左の方に藤原さんがいらっしゃるじゃないですか。ご挨拶をしていろいろな話で盛り上がります。そしてハイボールもおかわりです。



結局、黒生ホッピーまではたどり着けず、この日はハーフ&ハーフのあとボール2つで終了。かなりゴキゲンになってしまい、22:00頃にはお会計をすることにしました。Sさんとは立石駅で逆の方向へ。反対側のホームにいるSさんに手を振って、京成電車に乗り込んだのでした。
(おわり)

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2007/08/08
水曜日にひよっこSさんとメールで「今日は宇ち入りします」とお伝えしていたのですが、18時頃にちょっと仕事がばたついてしまい完全に会社を出遅れます。電車の中で「出遅れました」とSさんへメールをすると、宇ち多゛へ到着する17:52頃に「逃亡気味に職場を出ました」という返信が。表の入り口には待ちが無く、すんなりと入店することができました。まずは梅割りをいただき、この日はレバとハツ一本ずつお酢からスタートです。



相変わらずぴかぴか新鮮なハツとレバ。梅割りも体に染み入ります。ぺろりと生2本を平らげ、つづいてはガツ塩をいただきます。



これまたさっぱりと美味しいガツ塩。そんなガツ塩をいただきつつ、あんちゃんに「Sさん今向かっているそうですよ」とお伝えすると「電車の中走ってこいって言っておいて」とあんちゃん節が。素直にSさんへ「あんちゃんから伝言、走ってこいと」とメールするとSさんから「ベンジョンソン並に走ってます。アブラ残ってるかなあ」と。そんなやりとりをしつつ1つめの梅も空いて、おかわりをもらいます。



ガツも平らげ、お次はアブラ素焼きお酢を注文します。



そしてなんとかSさんも到着してすぐにそばに着席。この日は結構空いてました。Sさん、伺うところによるとこの2日前に来た時にアブラが切れていて、この日はどうしてもアブラを食べたかったようです。アブラが残っていて安堵の表情を浮かべるSさん。その気持ち、よく分かります。



3つめを梅でいただき、さらに〆のシロたれよく焼きもいただきます。



いつもながらに絶品なシロたれをつつきつつ、Sさんと土曜日の静岡ツアーの話などで盛り上がります。まったりとした店内の雰囲気を味わいつつ、17:45頃ごちそうさま。梅3つで大満足。気持ちよくSさんと次のお店へ向かったのでした。
(つづく)

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2007/08/04
(続き)
金の字の絶品もつカレー煮込みを堪能してお店を出たのが19:40。次のお店は静岡の名店「鹿島屋」、「たかの」などもリストアップしてあったのですが、帰りの電車の時刻は20:52。あと1時間ほどしかありません。でもせっかくなのでおでん街も見てみましょうか、ということで向かったのは青葉通り方面。この界隈には昔、青葉通りにあった屋台のお店が集まって、飲屋街となっている場所が点在しています。まず最初に通りかかったのが「ちゃっきり横丁」。



こちらは中に入らず通り過ぎるだけでした。さらにその近くには青葉横丁があります。



いい感じの提灯が並ぶ通り。こちらを通り抜けて昭和通りを渡り、青葉通りに面したところに青葉おでん街があります。



袋小路になっている通りの天井は造花で華やかに飾られていて、その左右にたくさんの飲み屋さんがあります。前回来た時は昼間だったので、このような華やかな状態ではなかったのですが、やはり夜はすっかり飲屋街ですね。



真ん中あたりに有名な「愛ちゃん」があります。このお店は吉田類さんの「酒場のオキテ」にも取り上げられていますね。しばらく華やかなネオンの中を観察しつつ、青葉おでん街を離れ青葉横丁へ戻ります。そしてやっぱりここまでおでん屋さんを眺めたからには、おでん入っちゃいましょうかということで青葉横丁の中程にある「たこ八」に飛び込みました。



こちらも吉田類さんの本に取り上げられているお店。店内はL字型カウンターに7人も入れば一杯というこぢんまりとしたところに、優しげな女将さんがカウンターの中から「いらっしゃい」とにこやかに迎えてくれます。まるで我々が来るのを待っていたようにたまたま4人分の空席があり、そこにすっぽりとはまり込むことができました。着席し、目の前にあるおでん鍋に一同唸り声を上げます。



類さんが書かれているように、まさにハリネズミのように串が出ている鍋ですね。そして、まずは飲み物はビールをもらいますが、すぐに「静岡割」もいただきます。女将さんから氷が入った小さなジョッキと、小さな紙パックの焼酎が渡されます。そこにテーブルにある粉末茶を氷の上にふりかけます。



そして紙パック焼酎、さらにテーブルの上にドンと置かれている角瓶に入ったお水を注ぎ込んでできあがりです。



粉末茶の風味が何とも言えない独特な感じ。美味しいですね。おでんを1本もらい、そして串揚げも一つもらいました。



この界隈のおでん屋さんは、おでんと串揚げの組み合わせが多いそうです。それに何より小さな店内なので、女将さんや他の常連さん達ともすぐにうち解けて、一緒に呑んでいるような居心地の良さがありました。でもそろそろ電車の時間が気になる頃で時刻は20:23、30分ほどの滞在でごちそうさま。お会計は4人で3,200円でした。そして静岡の歓楽街をひやかしつつも、急ぎ足で静岡駅へ向かいます。そんな中、紺屋町(こうやまち)の裏通りに「たかの」を発見。



時刻は20:30。ここに寄ってしまったら間違いなく今日中に東京へ戻れません。後ろ髪を引かれる思いでお店の前を離れます。そしてなんとか予定通りの20:52静岡発の東海道線に乗り込むことができました。熱海まではベンチシート、しかもサッカー帰りのお客さんで結構混んでます。22:08熱海発東京行きに乗り込んでようやくのボックスシートにほっと一息。行きに買い込んだ残りのビールとおつまみを広げます。



今日回ったお店の話で盛り上がります。そんなこんなで東京駅まであっという間。予定通り23:46に東京駅へ到着しました。



ちょうど12時間、とっても楽しい静岡呑んべいツアーでした。電車の中のお酒なども含めて、この日の飲食費は1人あたり4,980円。交通費は2,300円なので7千円ちょっとの贅沢なツアーだったのでした。ご一緒していただいたKさんご夫妻、ひよっこSさんと大手町で別れ、ゴキゲンで半蔵門線に乗り込んだのでした。
(おわり)

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2007/08/04
(続き)
岩科酒場を堪能した4人は、17:25に新蒲原から東海道線静岡行きに乗り込みます。お酒もしっかり入り、ゴキゲンで電車に揺られること約30分。次に目指すのは静岡です。本当は清水にある金の字本店を狙っていたのですが、事前に電話で確認したところ、この日は婚礼があって休業とのこと。相生町支店にも電話をしてみたのですが、この日は港まつりのため予約不可。という訳で3つある金の字のうちの静岡支店に、開店時刻の18時に予約を入れておいたのでした。静岡の駅には17:53に到着し、駅から地下道を経由して呉服町から常盤町へ向かいます。



思ったより時間がかかってお店への到着は18:05程でした。お店の前に行ってみると、既に開店時刻を過ぎているのに暖簾が出ていません。



あれれと思って中にはいると、お客さんも既にいらっしゃって、ちゃんと営業していました。入り口から見て左側に10人ほどのカウンター席、右側が小上がりの座敷になっていてテーブルが3卓あります。一番奥のテーブルが予約席としてキープしていただいておりました。まずは早速ビールをいただいて乾杯します。



お通しのキャベツが山盛りですね。清水の金の字本店ではキャベツは出てきませんでしたが、こちらではデフォルトでキャベツが出てくるようです。そして、電話で事前にお願いしてあったカレー煮込み10本がやってきます。



今にも溢れそうなほど、ルーたっぷり。ぺろりといただけちゃいます。やっぱり癖になる味ですね。そして残ったルーはお通しのキャベツにつけていただくと、これまた絶品。



あっという間に10本がなくなって、ルーも綺麗に平らげます。まだまだカレー煮込みはありそうなので、4本追加。そしてビールも追加です。



これは電話した時にお店の方が「カマ焼きと剥き身もとっておきますか?」と聞かれたカマ焼きのほう。立派なまぐろのカマがこれで510円。なるほど、なくなるほど人気があるものなんですね。ちなみに本店で有名なポーク焼きやロース焼きは、こちら静岡の支店には無いそうです。



19:00近くの店内、カウンターにはまだ空席がありますね。本店ほど大箱ではないですが、真ん中のテーブル席も埋まらず、この日はたまたま空いていたんでしょうね。焼き物も追加しましょう、ということでなんこつを、お皿でいただきました。



1本100円の、串に打ったなんこつもあるようですが、お皿でも出してくれます。このあたりは本店と同じですね。さっぱりとコリコリとしたなんこつの塩焼き。なかなか美味しいです。そしてキャベツも無くなり、ちょっとだけキャベツの追加をお願いすると、最初と同じ量がやってきました。



おっとっと。ちょっと食べきれないかも、ということでルー目当てにカレー煮込みも2本追加します。そしてそろそろ当初の金の字終了予定時刻の19:15という頃、電話で頼んでおいた剥き身がまだ来てません。お店のひとに尋ねると、「もう出しちゃっていいの?」と。剥き身は〆の一品なのかもしれません。



そしてやって来た剥き身。これで510円というのはかなりのお得感です。覚悟を決めて、さらにマッタリとくつろぎつつ剥き身をつつきます。そして結局ごちそうさまをしたのは19:40。予定時刻より25分もオーバーしちゃいました。



入る時には中に入っていた暖簾も、ちゃんと外に出ていました。それにしても1時間半ほどの滞在時間で、しっかりと金の字のカレー煮込みを堪能できました。飲み物はビール(大、530円)4本に「酒ライム」(400円)を1つで、お会計は4人で6,000円ちょっとでした。残り時間はあと1時間ほど。あと1軒行きましょう、ということで静岡の街を歩いたのでした。
(つづく)

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2007/08/04
(続き)
15:22に沼津駅を出た東海道線島田行の電車は、予定通り15:48に新蒲原の駅に到着します。



駅を出てロータリーに展示してある桜えび漁船に向かって右手、信号を渡ったところに岩科酒場、そして酒場の左側に岩科酒店が並んで立っています。開店時刻は16時、しばらく酒屋さんのほうひやかします。



静岡のお酒を中心に、日本各地の銘酒が並んでいます。日本酒好きの方にはたまらない状態。そして16時になって酒場もオープン、我々はせっかくなのでカウンター席に4人並んで着席しました。



黒板にはびっしりとおつまみが書かれていて、ほとんどが200円前後。「やっこ」の110円から始まり、一番高いもので「ウナギ」の450円というメニュー構成です。まずは瓶ビール(大、370円)をもらい乾杯。そしていろいろメニューのなかからおかずを選びますが、中に「シラガ」(200円)というものが。頼んでみると太刀魚でした。



太刀魚の小さいのをシラガというのですね。他に「サンマのたれ」(260円)をいただきましたが、これは秋刀魚のひらきのみりん干しのようなものでした。そしてこちらのお店ではウナギの次に高額メニューである「イルカのスマシ」(400円)もいただきました。



スマシというのはイルカの背びれの部分のようです。蒲原・由比あたりでしか食べられない貴重なものだそうです。風味や味わいは、あっさりとした鯨ベーコンといった感じで、結構噛みごたえがあります。そしてせっかくなので日本酒も。



「高砂・山田錦」(270円)。高砂は富士宮の酒蔵ですね。コップ一杯なみなみと。これで270円というのはかなりお得なんじゃないでしょうか。



「高砂・楽」(250円)。これも250円というのはかなり素敵な価格です。この後のことを考えてボクは日本酒をいただきませんでしたが、Kさん、Sさんはやはりお強いですね。全くノーダメージだったようです。さらにおかずを追加、「新落花生」(300円)を頼んでみます。



やはり茹で落花生で出てきました。ボクの実家もそうですが、このあたりでも茹で落花生の文化なんですね。そして黒板に書ききれなくて、壁に直接チョークで書かれている「黒ハン焼」(230円)もいただきます。



焼いた黒はんぺん。シンプルで旨いです。おでんに入っているものと違って、香ばしい感じがたまりませんね。ほかに「ゆでしらす」(260円)もいただきましたが、やはり地物だけあって量もたっぷり。美味しかったです。そして、そろそろ電車がという頃になって「金目鯛」(260円)が焼けてきました。



金目鯛もこのあたりでとれるお魚。さすがに小ぶりですが、それでも260円というお値段は安いですねえ。そんなこんなで金目鯛をやっつけてごちそうさまです。ビール3本お酒2杯で、お会計は4人で3,540円。なんと1人1,000円いってないです。



1時間ちょっとの滞在でしたが、まったりとした空気を満喫できた充実のひととき。Kさんご夫妻、ひよっこSさんにもご満足いただけたようで何より何より。大満足で新蒲原の駅へ戻っていったのでした。
(つづく)

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2007/08/04
昨年10月に新蒲原の「岩科酒場」に行って感動した際に、是非歩く酒場データベースKさんを新蒲原にお連れしたいとかねがね思っていたところ、いよいよこの日に決行することになりました。夏休みの時期といえば青春18きっぷ。Kさんご夫妻と、ひよっこSさんもお誘いして4人でボックスシート、鈍行でまいりましょうと言うことに。集合は東京駅八重洲口、青春18きっぷを買って、ビールも買い込んで12:33発の東海道線快速アクティーに乗り込みます。



昔は5枚綴りで、大学の生協なんかでは1枚ずつバラ売りもしていたりして使い勝手が良かったのですが、最近では1枚の切符に5カ所のスタンプ位置。発着同じ行程なら複数人で同時に使える、というものにいつの間にやら変わったようです。1回あたりのお値段は2,300円。ちょっと値上げもされているみたいですね。電車も動きだし、早速缶ビールで乾杯です。



Kさんの奥様、Cさんがとうもろこしと枝豆を持ってきてくれました。有り難いですねえ。とうもろこしは生でも食べられる品種とのこと。生と、ちょい茹でをいただきました。生のとうもろこしも甘いですが、ちょい茹での甘さもまたちょっと違っていて美味しいです。枝豆もゆで加減が絶妙。Cさんごちそうさまでした。それにしても12時台の東海道線、普通に混んでいる中ボックスシートでビールを呑むのもなかなかのものです。最初はまわりの視線が気になりますが、しばらくすると酔いも回って気にならなくなります。大磯あたりを過ぎると乗客も減り始め、すっかり居酒屋状態。そして順調に熱海で乗り換え、沼津の到着は14:37。沼津駅ホームの立ち呑みで小休止です。



上り、下り両方のホームに立ち飲みがあります。せっかくなので両方行きましょうか、ということになり、まずは上りホームから始めます。ここでメニューに「梅割」(280円)の文字が。ひよっこSさんが「まさか宇ち多゛の梅割りじゃあないでしょうねえ」と頼んでみることに。そしたら普通の焼酎水割りに梅干しが入っているものでした。



Kさん、Cさん、ボクは生ビール(小、280円)をいただき乾杯です。アテには「みそおでん」(120円)をいただきました。



ボクが小さい頃、町内会の夏祭りなんかでおでんといえばこのみそおでんでした。懐かしい味です。10分ほどでごちそうさま、お会計は4杯1品で1,240円でした。そしてお次は下りホームへ移ります。



建物の作り自体は全く同じ、メニュー構成も全く同じです。こちらではKさんとボクは生ビール、ひよっこSさんは緑茶割り(280円)にシフト。Cさんは1回休みということで「冷やしトマト」(150円)を選びます。



駅のホームで立ち飲みというのも、なかなかいいものですね。お店のおかあさんにお聞きするところによると、昔は東海道線の駅にはほとんどこういった立ち飲みスタンドがあったそうで、ボクの地元の駅のもあったとのこと。小さい頃は全く気づきませんでした。



停車する電車から降りてくる乗客の視線もあまり感じません。駅のホームの、ここだけが何だか別の時間が流れているような感じがしてきます。そしてそろそろ予定している電車が来る頃。お会計は1,270円でした。支払う時には全く気づきませんでしたが、3杯しかいただかなかったのに4杯でカウントされてしまったようです。ちゃんとレシートをもらうと、上りホームは電子化されたレシートでしたが、下りは手書きでした。微妙に設備が異なるんですね。



15:22沼津発の島田行に乗り込み、かぶりつきのポジションをゲット。一直線につづく線路を眺めつつ、新蒲原を目指したのでした。
(つづく)


(追記:沼津駅ホーム立ち飲みスタンドは、残念ながら昨年閉店しました。)

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2007/08/03
(続き)
愛知屋さんでコロッケを買い食いしているあかさんと、あかさんの同僚Sさんとで次のお店の相談です。魚三に行きましょうというあかさんに、木場の河本を提案してみると「是非行きましょう」と賛成していただきました。ということで15:40頃に京成電車に乗り込み、途中乗り換えでバタバタしつつも木場への到着は16:25。お店には16:30頃に到着です。



その佇まいに驚いているあかさん、Sさんを引き連れ暖簾をくぐると、開店から30分ほど経った店内には常連さんがお二人だけ。ますみさんにご挨拶しつつ、カウンターの左奥に3人並んで腰掛けます。そしてまずはホッピーをもらいます。ますみさんが焼酎を注ぐ姿がこれまたチャーミングなんですよね。コカコーラのレトロな1リットル瓶に入れられたキンミヤを、計量グラスになみなみと注ぎ、こぼれないように2段階に分けてジョッキの中に注ぎ込みます。そんな様子をニンマリとしながら眺めつつ、「はい、どうぞ」と運ばれてきたジョッキにホッピーをぐいぐい注ぎ込みます。



ちょうど外1中1の配分。絶妙です。ホッピーをいただきつつ、左側の壁にあるメニューから「かけじょうゆ」と「しめさば」をいただくことにしました。奥の方から旦那さんが持ってきてくれて、ますみさんがカウンターまで運んでくれます。



しっかり締められたしめさばもなかなか絶品。まぐろもなかなかグッドです。カルチャーショックを受けつつも、徐々に雰囲気に慣れてきたあかさんとSさん。マッタリとした雰囲気を楽しんでいらっしゃるようです。1杯目のホッピーも空いて、2杯目は黒でいただくことにしました。



ジョッキ以外が冷えている、いわゆる2冷のホッピーなのですが、このホッピーが思いの外効くんですよね。焼酎の量は一つ目の★マークのちょっと上くらいなので、むちゃくちゃ濃いという訳ではないのですが、2つもいただくとヘロヘロになっちゃいます。時刻も17:00を回ると、一人、また一人と常連さんがいらっしゃって、ますみさんとの会話も賑やかになってきました。



ネコちゃんの話題やらで楽しく盛り上がっている様子を、ビジターの我々はニンマリとしながら眺めます。時折こっちのほうも構ってくれるますみさんの優しさも、心に染み入りますねえ。そういえば煮込みをもらってないですね、ということでやっこさんと一緒にもらうことにしました。



こちらの煮込みも独特です。そしてやっこさんの豆腐がまた濃くて美味しいのです。ついつい気分が盛り上がってしまい、禁断の3杯目をもらうことにしちゃいました。



3杯目も黒で。もうすっかり河本の佇まいと一体化して、根が生えてきてしまったような感覚になってきます。まったりと過ぎていく時間のなか、超幸せモードになっちゃいました。そして3つめを呑み干しごちそうさまをしたのが17:45頃でした。



居心地のいい異次元空間に迷い込んだような、そんなひととき。お店を出て門前仲町までぶらぶらと酔い覚ましに歩きます。魚三に寄って行くというあかさん、Sさんと別れて、へろへろな状態で家路についたのでした。
(おわり)

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