今日は、伊予史談会例会で、胡光氏「近世祭礼研究の可能性-伊予西条藩領を中心として-」の発表がありました。既に『伊予史談』351号(2008年)にも同タイトルで論考が掲載されており、その内容の発表です。私も10年近く前に『愛媛まつり紀行』(2000年)、「愛媛の祭礼風流誌」(『愛媛県歴史文化博物館研究紀要』6号)にて、愛媛の祭礼として西条・新居浜のダンジリや太鼓台について触れたことがあります。今回の発表は、私がその時に提示した祭礼分類が「山車」の概念を曖昧に使っていた点、そして囃子を重視しない分類だったことの指摘がありました。実はまさにその通りで、私が論考を出した直後に植木行宣先生が『山・鉾・屋台の祭り』(白水社)を刊行し、現在これが一種、祭礼研究の基本文献となっています。私の祭礼分類は修正が必要だということはこの本を読んで痛感していました。ただ、これまで、論文や口頭発表でこの点を直接指摘されたことが無かったので、正直、今回の胡さんの発表は私にとってもありがたく、愛媛の祭礼研究の流れを軌道修正していただいたと思っています。というわけで、今後、愛媛の祭礼研究で参考文献を読み込む際には、私の論考を取り上げるなら、必ず胡光さんの『伊予史談』351号の論考を併せて取り上げることが必要です。今日は、大いに刺激を受け、自分でも気になっていた部分を公にしてもらったので、少し安心しました。
今朝は、子供たちといちごの収穫。自分の休みと子供の学校の休みが一致するのが今日を最後に当分無いし、いちごも今が収穫時期。今日、収穫を逃がすわけにはいかない。早朝から妻の実家の畑でいちご狩り。今日は午前中9:30から伊予史談会の例会にも顔を出す予定だったので、急ぎ、収穫を終えて、松山市内の会場に飛び込む。慌しい朝でしたが、大量のいちごゲットに満足。ちなみに夕方は、パセリの収穫。苗を植え過ぎて、パセリが大繁殖気味。一家で消費する分量を間違えた。