山本晴美 ここで愛ましょう

歌語りシンガソングライター 山本晴美のブログ

畑の暦

2008-07-09 21:47:58 | ここで愛ましょう

毎朝じじいの畑は様子が変わっている。
昨日より、ナスもきゅうりもトマトも確実に大きくなっている。
たまねぎについで、ジャガイモの収穫が終わり畑は夏野菜に変わってゆく。
実のなる木が花をつけ、小さな実がふくらんで目も口も楽しませてくれる。
季節はあっという間に変わり、畑の畝が新しい芽を育んでゆく。
子どもの頃は見向きもしなかった畑だが、知らない間に畑暦がすり込まれている事に気づく。
売り物ではない畑の暦は、人間のつくった暦より、正確だと思う。
地球の変化を一番に知っている土と空気と水の神様が住んでいるからね。


       

季節のものをその時期にいただく。
ありがたい事だね。
じじいの元気なうちに教えてもらわなきゃね。
今日は畑にはならない「あんパン」とキュウリを交換しました!
とうもろこしはもうちょっと後です。


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おばぁちゃんの手紙

2008-07-09 15:20:25 | ここで愛ましょう

どこでどんな様に最後をむかえたのか・・・
せめて知りたかった。
たった一枚の戦死の知らせに呆然と立ちつくすだけでした。
お骨もなければ、遺留品もない。
きっとどこかで同じ空を見ていたと信じて、今日も空を見上げる。
理不尽な別れは、これから生きていく者をいつまでも苦しめる。


          「おばぁちゃんの手紙」より


ねぇ おとうさん
              詞・曲 harumi

ねぇ、おとうさん
この青い空を
鳥たちはどこにいくのでしょうね・・・


  鳥たちよ
  遠く離れたあの人の
  悲しい最後(時)をその目はみていたの
  教えてほしいの
  わたしが 歩く道を
  同じ気持ちでいきていけると信じてる


  鳥たちは 幾千もの命をつないでゆく
  鳥たちは 幾千もの愛をつないでゆく


ねえ、おとうさん
この静かな 群青色の夜
星は永久にめぐるのよね・・・

  星たちよ
  二度と戻らないあの人の
  悲しい最後(時)をそのひかりは見てきたの
  お願いがあるの
  いつもそばにいてね
  私はひとりじゃないとささえていてね

  星たちは幾千もの祈りを伝えていく
  星たちは幾千もの愛を伝えていく


  同じ気持ちで生きていけると
  信じているから
  いつも
  そばにいてね・・・

  
       

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