山本晴美 ここで愛ましょう

歌語りシンガソングライター 山本晴美のブログ

手と手

2010-12-18 21:36:00 | ここで愛ましょう
姉妹の思いやり。
そのための連弾。

アトリエがコンサートでそれぞれに課すことは、自分と向き合うこと。
わたしが音楽という手段で子どもたちに伝えたいことは突き詰めた芸術性ではない。
いずれそれを突き詰めてゆくのは子どもたち自身。

いろいろな教室の在り方がある。
私はここで「今」を乗り越えるための自己セラピーに寄り添うこと。
ナビをすること。

知っている限りのピアノを弾くためのルールは教えてあげるけれど、点数評価の音楽はありえない。
そして、誠実に自分と向かい合わない時は顔つきが変わるのが自分でもわかる。

アトリエで過ごすことがなぜか心地よいと言ってもらえるのは、今の自分と向き合い、子ども自身でも自分をだますことの出来ない時間をすごすからだと思う。
必要な子は待ち合いの時間は眠ればいい。
漫画もOK。
宿題がはかどる子もいる。

とっぷり憂鬱な気持ちにつかる子も、泣く子もある。
そんな気持ちをケアし、癒すのは自分の力でしかないことをピアノを通じて体験する。

音楽にはそんなちからがある。
そこからうまれる音楽の素晴らしいこと。
子どもたちのたくさんの外での活躍を嬉しく思うよ。
リトルピアニストたちのクリスマスコンサートはなかなか素敵です。


       

朝から晩までレッスンの1日。
そんな私がよい状態に自分を保つ努力は必要。
寄り添う人間が満たされていないと、ナビなど出来ないのだ。
隣にすわる天使たちは敏感なのだ。

手と手、ふたりの手が触れ合うぬくもりを確かめ合えばきっとすべてがうまくいく。
そこにいきつくけれどね。


コメント
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