山本晴美 ここで愛ましょう

歌語りシンガソングライター 山本晴美のブログ

閾値

2007-07-26 21:28:25 | ここで愛ましょう

閾値…いきちという言葉を本で見つけた。
『興奮や幸せを感じる刺激の反応を起こすか、起こさないかの限界の値』のことらしい。

子どもの頃、近所のおばちゃんからもらったアメがどれだけうれしかったことか。
学生時代、100円の菓子パン一つ買うのにどれだけ悩んだことか。
ちょっと憧れてるだけの人と学校の廊下で偶然すれちがっただけのにもうその日は特別な日・・・なんて可愛いあたし。

大人になり経験を重ねるとだんだん、より強い刺激にしか幸せを感じられなくなってしまう事もある。
もっともっと、楽しい事はないだろうか・・・。
もっともっと、幸せになりたい。
もっと、もっと・・・と。

悪いことではない。
でも、こだわりや幸せの形を決めつけなければ、今より楽に生きていかれるように思う。


     

あたしの幸せって思い通りにならない、全てを受け入れられて
明日という日が必要で楽しみ・・・という感じかな。
今はこれでいい・・・。

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手品

2007-07-25 16:13:52 | ここで愛ましょう

トリックは4日目にしてやっと解かれたのだ!

思い起こせば、土曜の深夜、帰宅途中に元気だそうと思い、車のプレイヤーに入れたCDが突然…消えたのです!!
暗闇だったから、手探りだったのですが、難なくスーっと入っていったのに、音が聞こえない!?
えっ!!はやくも故障なの?
慌てて、取り出しのスイッチを入れても何の反応もない。
どこをどう押しても・・・。

てっきり、出てこなくなってしまったと、ショック!
今日、車の遅めの一ヶ月点検。
専務さんが調べてくれたら、CDが出てこないのではなくて
なんと!入ってないのです。

でもすーっと入っていく手応えはあったし、何よりCDがどこにも無いんだもの。





まさか・・・。

CDを取り付けた車体とCDデッキのすき間に、キラリと光るものが・・・。
みんなで「信じられな~い&前例がな~い」でした。
取り外している時間がなかったので、しばらくそこにしまっておく事にしました。
8月4日の仏舎利塔で歌のワークショップをするのだけれど、その時に何年か前に「たかはしべんさん」が日向山のためにつくってくれた、「平和の風船」という歌をやろうと思って、聴いていたべんさんのCDなんだなぁ~。

いつもあたしはみんながしないような失敗をする。
恥ずかしいよ、ホント。
よくやるのは、考え事をしていて自分のすごい深い所まで入ってしまって、目的地がわからなくなる事。
途中までは意識はあるのだけれど、つい慣れた道に向かってしまい、結果・・・ハッと気づくと、とんでもない所。
言い訳するのがかっこ悪くて、真相は言わないけれど。

一番最近はじつは長坂小。
インター降りて・・・なぜ迷子になったのかわからない。
目印のセブンイレブンをはるか通り過ぎて気づいた。
あぁぁぁ~~、ここはどこだぁ!?

まだまだ、失敗は数知れず・・・。
トホホなのだ、本当にかっこ悪いのだ。

コメント (2)
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お天気

2007-07-24 23:29:00 | ここで愛ましょう

首がいた~い。
肩がこる。
「お天気を病む」って言うけれど、湿気に反応するみたい。
そのせい?
目がしょぼしょぼして、乾く。

でも午前中はリトミックワーク。
午後は教室。
夜はMJ。

それでも今は夏休み日程だから、夜がはやく終わり楽チンかな。
間がよければ夕方の散歩なんて出来るよ。
大好きな場所へ・・・。
時々、早朝散策・・・いい気持ち。
そこはこころの拠り所。
気持を静かにしてくれる。

体調を整えて、自分に力をつけたいと貪欲に思う。
そんな時なのかも知れない。
そうやって時間を過ごしていくのが、今は一番安心する。



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ピアノの声

2007-07-22 16:10:54 | ここで愛ましょう

リンのピアノの発表会でした。

この空間で一人ステージにたち、ピアノと向かい合う子どもたち。
味わった人にしかわからない緊張と喜びが響き出す。
今日の舞台に立つまでに費やした孤独な時間と地道な努力。
どんな小さな子でも、そこにたったら一人・・・誰も助けてくれない。

どんな有名なピアニストの演奏会よりも子どもたちの発表会の方が感動と共鳴がある。
たぶん、より自分にちかいから?
弾き終わり、ふかくお辞儀する子どもの姿に何度も目頭を押さえる。



さぁ、りんの番。
メンデルスゾーン:ロンドカプリッチオーソ
今回はりんは緊張よりもとても楽しんでいる。
難しい曲だが、とても気にいっているし自分と向かいあっているのがわかる。
慣れないぶん、ホールというのは難しい。
まだとても響きの計算なんて出来ないしね。



本を読み始めるように静かに弾きだした。
思ったよりやさしい音がピアノからこぼれ、あたしは思わずニヤッ・・としてしまった。
目を閉じたり、目を見開いたり、全身で聴いた。
我が家はいつも写真一枚記録が残らない。
二人の記憶が一番の記録。
もったない気もするが、たぶんこれでいい。
14歳のりんのピアノ、声、姿、だいじょうぶ忘れない。
帰りには二人でささやかなお祝いのご飯を食べた。

どの子どももみんな目映く素晴らしい。
子どもの一年間の成長はなんてよく見えるのだろう。
ピアノが声をだして自分の物語を綴っているようだった。


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昆虫が笑っていた。

2007-07-21 16:10:29 | ここで愛ましょう

目の前の草むらの中にダイヤを発見してしまったような写真。
昆虫の笑顔やその小さな存在の大きないのち、愛おしさが紙に写っていた。
神様にしかつくれない色をまとう昆虫の繊細な姿。
写真の前に立つとときめく。
色があるのにモノクロに近い迫力を感じる・・・。
でも光り物の宝石箱を開けたようなまばゆいひかりも感じる。
女性の写真家、水上みさきさん。

セミナーではプロジェクタートラブルで思わぬハプニング!
当然、ご本人は動揺されている。
お仲間が全力でフォローされている。

「作品をより生かす紙の不思議」について大嶋 博さんが最初にお話し下さった。
大嶋さんは笑顔がやさしい方で「プロフェッショナル」という言葉がうかんだ。
参加されるみなさんがみんな表現者。
分かり合える空気がステキでした。
知らなかった世界ですが、その片隅に座らせていただき表現する物のその奥を深く見つめるたくさんの目に出会え、表現への想いはふくらみ、帰りの道のりの短かった事!

水上さんの講演は途中から画像復帰。
お人柄や、心のやさしさが伝わる、聴き入るお話しでした。
ステキな機会をありがとうございました。


      

 水上みさきさん写真展は
   北杜市オオムラサキセンター
              7月18日~9月2日

     ぜひお出かけ下さい。

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